実践3 Art Lessons
A.活動名
「 ひかりって どんないろ? どんなかたち? 」
A−1 図画工作科・美術科
A表現 (1)造形活動[絵や彫刻] ○(2)絵,立体,つくりたいもの [デザインや工芸]
B 鑑賞
B.実施日「 平成 9年 11月 7日」
C.学校名「 群馬県 前橋市立永明小学校 」
○C−1 小学校 C−2 中学校 C−3 高等学校 C−4 養護学校
D.学年「 1 年」
E.先生「 山口京子、石原世津子、結城恭子 」
F.時間数「 4 」時間
G.場所 「 体育館 」
H.題材について・ねらい
○影をつくったり、光を透す物を光に透かしたり、並べたりして楽しく遊ぶ。
○光によってできる色やかたちの不思議な世界に浸る。
I.活動計画・活動内容
活動の流れ(4時間)
時間 | 児童の活動 | よさを生かす手だて |
2 | 〇きれいな色のペットボトルや タマゴパックを作って楽しもう。 |
・児童が集めたペットボトルに好きな色セロハンを入れて水を加え、ゆらしたり、ながめたりして自由に楽しませる。 ・透明パックにも工夫して色セロハンをつめたりして遊ばせ、 素材の特徴やよさに気づかせるようにする。 ・映したり、透かしたりの活動は、自由な遊びの中で気づかせていく程度とし、じっくりひとり遊びさせる。 |
2 | 〇影をつくったり、光を透す物を 積んだり並べたり、光に透かし たりしてみんなで遊ぼう。 ・基本的な遊び方をつかみ、遊びへの意欲を持つ。 透かす活動 薄紙、 ポリ袋、 色セロハン 下からのぞいたり、くぐったりして楽しむ活動 (塩化ビニルなみいた,色セロハン) 並べて影をつくったり、その影で遊ぶ活動 (白紙、色つきペットボトル、ウインカーレンズ、色パック) 光を反射させたりゆらしたりする活動 (アルミ泊) 映したり、描いたりする活動 (塩化ビニル板、色パック、カラーマジック)など、自分の思いにあった活動の場を選んで、思いのままに遊ぶ。 ○みんなでつくったり、映したりした物を遊びながら味わう。 |
・「ひかりって どんないろ どんなかたち?」 と投げかけ、光の存在を意識させると共に、子供の素朴な 感覚を目覚めさせながら、透かす遊び、並べて映す遊び、描いたり はったりして映す遊びなどのモデル提示をするようにする。 ・ポリ袋や薄紙を簡単にくるりとまるめて目玉クリップでとめたり、 透かしたり、直接OHPの上にのせたりして光を透すと美しく 変身することに気づかせる。 ・なみいたに色セロハンをはったトンネルの中に入ったりトンネルの中にできた影を見たりして色と影がつくる世界に浸って遊ばせるようにする。 ・長い白紙の上に色ペットボトルや自動車のウインカーレンズ などを並べたり、積んだりしてできた影を意識して光で遊ぶ発想が 広がるようにする。 ・一年生にとって、OHPシートにかいてから投影することは、 わかりにくいことである。直接大きな塩化ビニル板に投影させながら描くことは、具体的にイメージを広げながら活動できるであろう。 ・できた光のコーナーに名前をつけ合うなどして、全体を見合うようにさせる。 |
J. 支援・準備・評価
準備 場の設定:つい立て、OHP、スポットライト、塩化ビニル板、並み板、イス、
ロールペーパー、ガムテープ、
材料:ペットボトル、卵パック、透明パック、自動車ウインカーレンズ、薄紙、
色セロハン紙、半透明ポリ袋、ビニール袋、アルミ泊、透明カラーペン
評価の観点
〇 光のコーナーに喜んではたらきかけ、影をつくったり、光に透かしたり、並べた
り、思い思いの活動を楽しもうとする。
〇 先生の提案や友達の活動を見たりして、まねしたり、活動を広げたりできるようにす
る。
〇 薄い紙をまるめたり、切ったり、空気を入れて接着したりすることができるようにす
る。
〇 光や材料によってできる美しさを感じ取り、その世界に浸りながら、遊ぶことができ
るようにする。
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