第二十八話 〜3戦士の融合なる〜

前回、3人でフュージョンすることができるという、改良ポタラを持った、ブルマたちが神殿へ到着した。

ブルマ 「できたわよ!お待ちかねの3人フュージョンが!!」
デンデ 「おお!できましたか!!さあ、早く!!」
ブルマ 「トランクスと悟天くん!まずは、フュージョンしちゃいなさい!」
トランクス&悟天 「うん!」
2人は融合する。

ブルマ 「よし!で、ベジータと孫くんたちは?」
ブロリー 「地上で、戦っている。」

ビーデル 「悟飯くんもですか?」
デンデ 「・・・・い・・いや・・悟飯さんは・・・。」
ビーデル 「や・・やっぱり・・・あの時、消えていった気は・・・」

ビーデルの目から涙がこぼれ落ちる。
涙にくれるビーデルの肩をチチが、優しく、抱き寄せる。

ビーデル 「う・う・うわ〜〜〜〜ん!悟飯く〜〜〜〜〜ん!!」

チチの目にも涙がにじむ。

ブルマ 「ブロリーさんでしたっけ?あなたは、融合できるの?」

ブロリーは、未来トランクスに目をやり、
2人は、相槌を打つ。

ブロリーとトランクスはフュージョンしブロンクスとなる。

ブルマ 「じゃあ、渡すわ。コレを耳につければ、融合できるの」
「ベジータたちのところへ行って、3人で、同時につけてね。」

デンデ 「あ!ゴジータさんたちのフュージョンが溶けてしまう前に
やらなくては!」

ブロンクス 「よし!では、行くか!!」
ゴテンクス 「オレ様は、このままでもいいんだけどね!」

ブルマとチチの冷たい目がゴテンクスを指す。

ゴテンクス 「あはははは・・・ジョーダンだって!」

ブロンクスとゴテンクスは、ゴジータたちの闘いの場へと移動する。

ゴジータ 「アイツは気を感じることが出来ないとはいえ、
強えことには、代わりねえ。オレのパワーとアイツのパワーじゃ
少しだけ、アイツのほうが上だ。さて、どうするか。。。」

その時、ブロンクスたちが、到着する。

ブロンクス 「ゴジータ!こいつを耳につけるんだ!」

ブロンクスは、改良ポタラを投げる。

ゴジータ 「え?できたのか!」
「よっしゃ〜〜〜〜〜〜!!!」

ブロンクス 「では、3人同時に耳につけるぞ!!いいな!?」

ゴテンクス 「オッケ〜〜〜〜イ!!」

ゴジータ 「6人の戦士が、合体か・・すげーことになりそうだな」

ゴテンクス 「せ〜〜〜〜〜の!!!」

−3戦士は、同時にポタラをつける−

ザイコー 「何をするつもりかはしらんが、そうはさせんぞっ!!」

ザイコーは、巨大な気功波を放つ。

ゴジータ 「もう遅いぜ!!!」

ゴジータ、ゴテンクス、ブロンクスの3人の身体が、衝突する。
その刹那、まばゆい閃光が走る。

同時にザイコーの放った気功波が直撃し、辺りは爆風につつまれる。
が、その爆風の隙間から、閃光がほとばしる。

ザイコー 「くそっ!!」

閃光が、やみ、そこには、新たなる究極の戦士が立っていた。

究極の戦士 「これが、6戦士合体の姿だ。」
「そうだな、仮に名をヒトソラシとでも名づけようか。。。」

ザイコー 「ぐっ!!なにがヒトソラシだ!!」
「オレが、負けるわけが、ないんだ!」

ヒトソラシ 「ほう。このオレに勝てると思ってるのか?」
「なんなら、オマエの最高の攻撃をオレに当ててみろよ」

ザイコー 「ハハハハハ!!自信過剰とはこのことだな!!」

ヒトソラシ 「なんだよ。自信がねえのか。」
「まあ、いいさ。いままで、さんざん、痛めつけてもらったからな。
オレの真のパワーをオマエに示してやるさ!

ザイコー 「その前にかたづけてやるさ!!」

ザイコーは、そういいながら、ヒトソラシへ飛び交う。

それをヒトソラシは、蹴り飛ばし、ザイコーは、森林へと
吹き飛ばされる。

森林の中からザイコーは、立ち上がり、すかさず、気を開放し
森林を吹き飛ばす。

ザイコー 「オレに勝てるヤツなど、いないんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

ザイコーはヒトソラシに向かってパンチを繰り出す。

ヒトソラシは、パンチを全て受け止める。

ヒトソラシ 「ほらほら、どうした?」
「あ!いいこと思いついたぞ!勝負を面白くするためにオレは片足だけで
闘ってやろう!」

ザイコー 「な・・なぁにぃいいいい!!!!!?」

ヒトソラシは、ザイコーの腹を蹴り飛ばす。

ヒトソラシ 「ほ〜ら、この足、一本だけですよ〜〜!」

ザイコー 「な・・なめやがって!!」

ザイコーの顔は、みるみる怒りに狂っていく。

ザイコーは、ヒトソラシへ殴りかかるが、ヒトソラシは
軽く、よけ、上空へと飛ぶ。

すぐさま、ザイコーは、上空へと気功波を放ち、
見事、ヒトソラシへ直撃する。

ザイコー 「ハッハッハ〜〜!!なめてやがるからだ!」
「直撃だぜ!!」

爆風の中から、ヒトソラシは、現われるが、何事もなかったように
腕を組んで、そこに浮いている。

クリリン 「やれやれ・・脅かしやがって。」
ピッコロ 「ヒトソラシのパワーは、いまだかつて、感じたことが
ないほどのパワーだが、どうも、融合戦士は、本気で戦おうとしないのが
欠点だな。」

ヒトソラシは、地上へとザイコーを殴り飛ばす。

ザイコーは吹っ飛ばされるが、すぐに立ち上がる。

ヒトソラシ 「な〜〜んだ、拍子抜けだな。」

ザイコー 「・・・・ ・・・。」

ナレーション:ついに改良ポタラにより、ついにこれ以上ないくらいの究極の戦士「ヒトソラシ」が誕生した。その圧倒的なパワーは片足で闘ってもザイコーを上回る。はたして、このまま、何事もなく、ザイコーを倒すことができるのだろうか?

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