2015.10.1 平塚洋二郎師範代が名取市スポーツ特別功績賞を受賞

 第4回空道世界選手権大会-260級第4位の実績が認められ、当道場の平塚洋二郎師範代が名取市スポーツ特別功績賞を受賞しました。
 同賞は、名取市でスポーツにおける最高の賞で、オリンピックメダリストと同等のものです。
 また、受賞式では名取市長より直接、表彰状を頂いた他、全受賞者を代表してあいさつする等、空道の認知度が高まった受賞式となりました。


写真左:名取市長より授与頂きました。 写真右:佐々木一十郎名取市長と。

【受賞者代表あいさつ全文】
 本日は私たちのためにこのような素晴らしい表彰式を開いていただき、誠にありがとうございます。このような名誉ある賞をいただけるということは大変光栄であり、誇りに思います。僭越ながら、受賞者代表の挨拶と御礼をさせていただきます。

 私が取り組んでいる競技は、空の道と書いて空道と読む武道です。なんだ空道って?空手道の誤植か?と思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろんそのようなことはございません。本日はこの場を借りて、簡単ではございますが空道の紹介をさせていただきたいと思います。

 空道という武道は気仙沼市出身で極真空手の元全日本チャンピオンでもある東孝によって1981年に提唱され、空道着と特別に開発されたヘッドギアを着用して競技が行われます。認められる技は突き技・蹴り技に加え、頭突き・肘打ち・投げ技・寝技・寸止めマウントパンチ・関節技・絞め技などで技術体系としましてはルーツである空手の技はもちろんのこと、打撃においてはキックボクシング、投げ技においては柔道やレスリング、寝技においてはブラジリアン柔術の技術を色濃く反映しております。

 このようにさまざまな攻撃が認められているルールですので「過激」ですとか「危険」と思われる方もおられるかと思いますが、オリジナルヘッドギアの開発やルール整備によって競技としての「安全性」をも同時に追求しており、名取市の道場では下は幼稚園児から上は50歳代までの幅広い年代が、それぞれの目的に合った内容で無理なく稽古に励んでいます。

 世界選手権は4年に一度開催されるのですが、昨年行われた大会には約60ヵ国の選手が出場し、初めてジュニアの世界選手権も開催されました。過去4回の世界選手権を経てその実績が認められ2012年5月「特定非営利活動法人日本ワールドゲームズ協会」への加盟を承認されたのを機に、第2のオリンピックと呼ばれる「ワールドゲームズ」の公式競技参加を目標に社会により広く認知された武道スポーツを目指しています。

 スポーツに限らず他のどのような分野でもそうだと思いますが、自分一人の力だけで目標を達成しえることなど決してありません。我々の場合ですと道場でご指導いただく先生や先輩方、また志を同じくする仲間や競い合えるライバルがいるからこそより高みを目指して行けるのだと思います。
 そのすべてに対する感謝の気持ちを忘れずに、特に仕事から帰宅した後すぐ道場に行ってしまう私に嫌な顔ひとつせず応援してくれた家族にはより一層の感謝の気持ちを持って、今後も生涯にわたる武道の稽古に取り組んでまいりたいと思います。本日は誠にありがとうございました。

 平成27年10月1日 受賞者代表 平塚洋二郎


写真左:受賞者を代表してあいさつ 写真右:受賞者全員と名取市長、教育長、市議会議長の方々



 過去の情報へ