上塗り塗料には樹脂の種類により、おおまかに 以下の 4 種類 に
分けることができます。


アクリル塗料
◎ 他の塗料に比べて防汚機能、耐候性が低いのですが、
最も安価な塗料です。
◎ 表現できる色が豊富です。

ウレタン塗料

◎ コストパフォーマンスに優れ、
全ての面でバランスのとれた性能を持っています。
◎ 耐候性などでアクリル塗料より優れ、
現場での補修も容易にできるのが特徴です。

シリコン塗料

◎ 汚れ、色落ちに強く、また塗料の発色性能が良いため
見栄えがとても良いです。
◎ 超耐久、超低汚染性、防カビ、防藻塗料でウレタン樹脂より
 さらに高い性能があります。


フッソ塗料

◎ 耐食性、耐汚染性、耐候性、耐熱性、防汚性などの性質が他より
 格段に優れています。
◎ 価格が他の塗料より高価になります。


    
各塗料別耐用年数については 何年で塗り替えればいいの?
の とおりです。



1液型塗料
希釈のみで使用できる塗料。

2液型塗料
主剤、硬化剤と缶に分けられて缶に入っており、
使用時に規定の割合で混合する塗料のこと。
一度混ぜると使用時間が限られ、
翌日には固まって使えなくなることも多い。
2液型塗料は2つの液体を混ぜることにより化学反応を起こし、
硬化し、性能を発揮する。
既定の割合で混合しないと
その性能が発揮されないので注意が必要。

水性塗料
水道水で希釈(薄めること)することができる塗料です。
匂いも少なく、
近年の環境問題の意識の高まりにより研究開発が進み、
水性といっても溶剤型塗料に引けを取らない
機能を持っているものもあります。

弱溶剤系塗料
塗料用シンナーで希釈。
溶剤系塗料に使用される樹脂を低臭で
作業性を良くするために開発された塗料です。

強溶剤系塗料
ラッカーシンナーなどで希釈。
強い匂いがします。
トルエンなどを含む揮発性のある引火性が高い
シンナー を 使います。
作業効率は一番良く、硬くて丈夫ですが、
下地が限定され
(下地の塗膜が弱い場合溶かしてしまうから)
発揮したガスは体に悪く取り扱いには注意が必要です。



 


☆ 中塗り・上塗り塗料 ☆