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2008年懇親会の報告


2008年12月7日、新宿にて、CITU日本 報告会・懇親会が行われました。 CITU日本は、国際的な文化交流団体の中でも、具体的で意義ある活動をしていることが評価されています。 このたび「長年にわたる日仏文化交流への寄与」に対して日本国外務大臣賞を受賞したことが、 司会者より報告されました。
所長挨拶
2008年は5月に「こいのぼり」をあげました。またオータン市立劇場にて、 CITU日本会員による舞台美術と、その母上による「京の舞」が催されました。
またフランス政府指定歴史記念物であるユルスリーヌ塔へのフレスコ壁画制作の許可が下りました。 飯村駐仏特命全権大使もお見えになり、写真左のように小聖堂での創作過程(写真中)や、 ユルスリーヌ塔に実施する壁画のモチーフ(写真右)をご覧に入れました。 モチーフには学生も参加できる図柄を採用しています。
 写真展示 小聖堂での壁画創作実習過程 壁画のモチーフ
ユルスリーヌ塔には、ブルゴーニュ公の4代にわたる歴史を描きます。 実はブルゴーニュ公の歴史は、まだ壁画になっていません。 しかも、ユルスリーヌ塔2階部分だけで200uを超すのですが、 これだけの壁画制作を個人で実施する例はとても珍しいのです。 この幸運をよろこび、わかちあい、フレスコ画の精神性を伝え、希望を現実にするのがCITUです。
塔の2階天井部分に施す「P」は、直径が1m50cmもあります。 馬に乗っているのは初代ブルゴーニュ公です。 弱冠14歳で戦いに出て、父王からブルゴーニュの土地を賜りました。
この壁画制作は歴史に残る仕事になります。はかりしれない労力がかかるでしょう。 けれども実習に関わる皆さんと師弟を超えて、ともに希望を語り、 技術や精神を凝縮したものを形にしていきたいと思っています。
会計報告
CITU日本連絡事務所事務局長より、2007年10月1日〜2008年9月30日の収支について。
【収入】712,274円(新規会員72名を含む519名の個人会員から418,000円ほか、法人会員、前年度繰越、懇親会費等)
【支出】712,274円(事務費・通信費・印刷費に417,048円、繰越95,226円、CITU本部へ20万円送金予定)
活動報告
・8月にCITUでのフレスコ画研修に参加した会員より報告。
・名古屋芸術大学教授より、パリ・ユネスコにての展覧会の報告。 12月10日〜14日・新宿文化センターにおける展覧会、10日の講演会、13日のワークショップのご案内。所長夫妻への謝辞。
・京都造形芸術大学名誉教授より、CITU京都の活動について。 京都におけるフレスコ画研修、私立小学校向けのフレスコ画体験教室、 オータンでの節分行事など。中世芸術を広く学びながら交流したいとのこと。
  
・顧問より記念コインの報告を受けて、乾杯!
おいしいフレンチ&イタリアンに舌鼓を打ち、
所長や秩父の皆さん、有志の皆さんからの景品抽選会が行われ、
隣の方々と再会を誓う握手をして終了しました。
それでは、また、次の機会にお会いしましょう!

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