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旅遊記

diary


[旅遊記その8 上海&香港 2004.9.7-2004.9.13

今回は夏休みを利用して上海と香港に行ってきました。
香港では友人と一緒だったため、上海でカメラが故障した私は写真撮影を断念しましたので、香港の写真はほとんどありません。
後日、掲載予定(たぶん)。

<出発まで>
うちの会社では毎年夏休みはお盆時期に5日間ぐらいと決まっているのだけど、今年は仕事の関係でお盆時期に夏休みにすることができず、交代で土日含めて1週間取ることになった。そこでどうせならと、劉徳華の演唱會と張國榮の誕生日が重なるこの時期を選んだ。今回は友だちと一緒に4人で行くことになったのだけど、基本的にみんなは9日〜13日の5日間にするというので、貧乏性の私はめいっぱい休みを利用しようと、留学時代の友人が駐在している上海に立ち寄ることにした。上海ではクリスが<傳聞>のジャケット撮影をしたという少年宮を見学し、<新上海灘(上海グランド)>のロケ地を見たいと思っていた。

<9月7日(火)@上海>
何と約13年ぶりの上海。空港は新しくなっているし、外灘の対岸は開発されてすっかり変わっていた。まずは空港からホテルに行くのにひと苦労。空港で両替えをし、友人に到着の連絡をし、ホテルの方に行くというリムジンバスに乗り込み、チケットを買ったところまではスムーズだったけど、バスを降りてからが大変だった。降りたバス停は間違っていなかったけど、私が想像していたところとは全然違う場所だった。近くの新聞スタンドの人に道を聞き、地図を片手にホテルまで歩くことにした。友人に助けを求めようかとも思ったけど、自分がどこにいるのかあまりよくわからなかったし、電話が見つからなかったので、とにかく歩いてみた。途中でやっと地理が見えてきてこれなら行き着けると思ったけど、やはり中国は広かった。道に迷わなかったけど、思ったよりも道は遠かった。

かなり予定より遅くにホテルに到着。すでにロビーで待っていてくれた友人は心配していたみたい。とりあえず豫園商城に行き、ぶらぶらしたあと食事。友人は本当はもっといい店にすべきだったと謝っていたが、確かにあまりいいレストランではなかった。その代わり(?)夜景のきれいな所に連れて行ってもらった。まずは外灘で中国人たちに囲まれて夜景鑑賞。そのあとビルの屋上にあるレストラン&バーで夜景鑑賞。店は満席だったのでテラスで夜景だけ見せてもらった。こういう中国の適当なところは良いと思う。日本なら食事などしない人をテラスに通したりしないだろう。

比較的早めにホテルに戻ったので、ゆっくりテレビを見て、明日行く少年宮と映画村の場所の再確認。夜に到着したのでまだホテルの周りの景色も地下鉄乗り場もいまいちわからずちょっと不安。


<9月8日(水)@上海>
映画村行きの8時40分のバスに乗るべく早起きをして上海体育館に向かう。上海体育館の敷地内に地方に行く旅行バスなどが出てるターミナルがある。体育館までは地下鉄に乗って行ったのだけど、13年前にはなかったので今回初体験。基本的な乗り方は香港のものとほとんど同じ。

地下鉄の駅から体育館までちょっと道に迷いながらも無事到着。チケットも買えてホッとひと息。出発までの時間に売店を覗いて、映画雑誌を買った。友人の予想通り、平日なのでほとんど乗客はいなかった。私以外には若い女の子3人組がいるだけ。

この映画村は<上海影視樂園>というところで、上海郊外の工場団地松江市にある。チケットは往復のバス代と映画村の入場券込みで60元。安いし便利だけど、1日1本で往復共に時間が決まっているのが難かも。実際、一人で見学していると時間があまってしまって、帰りのバスの出発まで時間をつぶすのに苦労した。売店やカフェみたいのがあるわけでもなく、仕方なくベンチに座ってガイドブックを眺めていた。

バスに揺られて約40分。途中でオープンセットの建物が見えてきて、すぐに映画村だとわかった。門にはバスのまま入ってしまったので、入り口の写真を撮ることはできなかった。運転手に出発時間と集合場所を確認して、バスを降りると係りのお姉さんがパンフレットを配って何やら説明していたけど、あまりにも早口でさっぱりわからなかった。どうやらショーみたいのがあるということだけわかった。
そこからすぐに路面電車に乗って映画村の中心地まで行くと降ろされ、また何やら運転手が説明していたけどわからないまま、3人組に適当に付いて行きながら、一番近くの建物から見学し始めた。
基本的な目的は<新上海灘(上海グランド)>と<風月(花の影)>のロケ地を見ること。映画村の地図がないので、どこに何があるかわからないまま、とにかくあちこち歩き回った。

せっかく見つけた「天香里」だけどカメラが壊れてしまって写真は撮れず。でも張國榮が入ったであろうアパートの二階に上がってみた。中は廃墟のようになっていて、最近は使われていなかった様子だけど、バルコニーから見る外の景色には感慨深いものがあった。

上海体育館に戻るとバスターミナルにある売店に急いで行き、使い捨てカメラを2個買った。フラッシュは付いていなかったけど、カメラがないよりはマシだと思い購入。地下鉄に乗り込みそのまま静安寺駅に向かった。少年宮が静安寺の近くあるのはチェック済みだったので、地図を片手に少年宮に向かった。果たして一般人が勝手に入り込めるものなのかどうかわからなかったけど、おどおどせずに堂々としてるに限ると思い、思いきって入ってみた。数人とすれ違ったけど誰にも咎められることはなかったので、建物の中にも入ってみた。階段や廊下が見たくて奥まで入った時にはかなりどきどきしていた。ドジな私はせっかく日本から持参したというのに、<傳聞>のジャケットをホテルの部屋に置いてきてしまった。何か言われたらそれを見せて説明しようと思ったのに。

ショックだったのは実際に見た少年宮は<傳聞>のジャケットで使われたものとは全く違う印象だったこと。とにかくジャケットを忘れてしまったので、見学してる時に確認はできなかったけど、それっぽいところを見つけてみても、やはり何かが違う。日本に戻ってから撮ってきた写真とジャケットを見比べるとやはり違うみたい。上海にはもうひとつ少年宮があるのだろうか?

ホテルに戻りながら1軒買い物を済ませ、荷物を部屋に置いてから、新しくなった南京路をぶらぶら。全く車両が乗り入れられない完全なる歩行者天国になっていた。だからバス停が想像していた場所とは違っていたのだ!以前に来た時は南京路は町一番の繁華街なのに暗い印象があったけど、だいぶ明るくなったし、どうやら夜遅くまで店は開いてるようだった。南京路からタクシーで豫園商城に行き、お土産の買い物を済ませた。上海で一番おいしいと言われる小龍包の店「南翔饅頭店」で小龍包を堪能(六本木ヒルズにも出店)。1せいろ16個入りで8元(約100円)。一人で16個も食べるのはしんどかったけど、販売単位が1せいろだったので仕方なく頑張って完食。おいしかったけど、しばらくは小龍包は遠慮したい。まだまだ時間は早かったけど、香港と違って一人で上海の町を夜歩きするのは恐かったので、ホテルに帰って明日の朝早く起きるのに備えて早めに就寝。テレビで香港のニュースを見ると何となく懐かしい気がしてきた。


<9月9日(木)上海→香港>
11時の飛行機だったので、朝早めに起きて空港に向かったけど、あまりにも早すぎて時間を持て余してしまった。1便早めのものに変更しようかとも思ったけど、香港では日本から来る友人とほぼ同時刻に到着する便と合わせてあるので、やはりそのまま予定を変えずに飛んだ。

上海から香港への便は国際便扱いではあるけど、やはり飛行機は小さく、左右3席ずつの2列しか座席がなかった。ビジネスクラスは全部で8席しかなく、これだともし明星が乗っていたとしたらバレバレだわって思った。あいにく私の便には明星は乗ってませんでしたけど。クリスが上海に行く時もこういう便に乗って行くのだろうか?成田から上海、上海から香港の便では機内食が全く同じでがっかりしました。

香港の空港では荷物受け取りの時に無事に友人と合流。なんだか感動してしまった。ホテルに到着後は演唱會の準備。会場近くで食事をしようと、とりあえず会場に行ってみると何やら人ごみが。しばし待っていると華仔が現れた。通算100回目の公演だったために、この日も拝神儀式をやっていたのだ。ラッキー!その後食事をしていざ演唱會。演唱會後はホテル近くのデザート屋さんでおいしいデザートを食べました。夜中2時までやっているいい店だった。

<9月10日(金)@香港>
今日はホテルで朝食を済ませ、まず両替。その後上環へ移動して、乾物などの買い物。昼は映画<流星>にも出てきた牛肉麺屋さん。とてもローカルな店だったけど、とってもおいしかった!
両手いっぱいの荷物を抱え、一旦ホテルに戻る。休憩してる間になぜか日本から持ってきたDVD(香港映画)を見始める。みなウトウトしながら映画鑑賞。香港の友だちが、私が頼んでいた買い物(雑誌など)を渡したいということで、会場前で待ち合わせ。ところが彼女が渋滞にはまってしまって、演唱會が始まる前までには会えずじまい。ところが演唱會が終わって外に出て見ると、別の友だちが夜遅いというのにわざわざ外で待っていてくれた!頼んだ買い物はというと、クリスの写真集、クリスが出ている雑誌など。あとはクリスのインタビューが出ているという大陸の雑誌をもらってしまった。もう手に入らないとあきらめていただけに嬉しかった。ありがとう!
演唱會の後、食事をし、また最後は昨日と同じデザート屋で締めくくった。

<9月11日(土)@香港>
ホテルでの朝食の後、今日は大嶼山(ランタオ島)の寶蓮寺に向かうべく地下鉄に乗った。途中で東涌線に乗り換えて終点の東涌駅まで行った。途中、青衣駅を通った時に何となくそわそわしてしまいました。別に駅にクリスがいるわけじゃないけど.....。
駅からバスで寶蓮寺に向かったのだけど、途中の山合いの道は美しかった。香港にもこんなところがあるんだと改めて感心。寶蓮寺ではアジア一(大仏はアジアにしかないから世界一?)大きいと言われる大仏を見学した。この大仏は「無間道3」に登場する。私が15年ぐらい前に行った時にはまだ建設中だったので、寶蓮寺は2度めだけど、大仏はお初でした。寶蓮寺では精進料理を楽しみました。昔食べた時の印象よりもよくなっているんだけど、おいしくなったのかな?肉類がないだけで、料理そのものは普通の中華料理でとてもおいしかったです。
帰り道に<流星>に出てきた長沙海岸に寄って、感慨に浸っていた。バスで梅 窩に行き、<いますぐ抱きしめたい>に出てくるフェリー乗り場で大騒ぎ。映画撮影当時とは少し趣きが変わってしまったとはいえ、やはりあの場所だった。フェリーで香港島に戻り、旺角の信和で写真やCDの買い物。その後友人二人は電影資料館に映画を見に行ったけど、私ともう一人は旺角での買い物を少し続けたあと、部屋でDVD鑑賞。クリスの写真集に付いていたVCDも早速鑑賞!このホテルは部屋にDVD機が標準装備されてるので非常に有り難かった。


<9月12日(日)@香港>
今日は張國榮の誕生日。香港のあちこちでイベントが行われているようだけど、私たちは自分たちなりのお祝いをするつもり。
午前中はそれぞれの友人に会うことにして、私は友だちと北京道一號(ユニバーサルが入っているビル)の中で飲茶しました。景色はやはりよく、このビルで働いてる人たちは毎日こんな景色を見ているのかと羨ましく思った。クリスもたまにはここに来るのだろうか?
午後から全員合流し、星光大道で手形見物。日曜だし、世界中からレスリーファンや華仔ファンが集まってる時期だったので、めちゃ混み。人気の手形はなかなかゆっくり見られないし、写真も撮れない状態だった。
一旦ホテルに戻ってしばし休憩。この時もそれぞれ思い思いに過ごした。私は旺角の町をぶらぶら。友人はピータンを買いにわざわざ中環へ。あとの二人はお昼寝。夜には今回唯一の映画鑑賞。これといった大作はかかってなくて、黄秋生が出てる「A1頭條
」にした。秋生がとてもかっこ良かったけど、途中のドキドキ感に比べ、ラストがあまりにもあっけなくて驚いた。日本で公開される可能性は極めて低いと思う。

さあ、今日の夕食は出発のだいぶ前から決めていた、佐敦にあるレストランでの食事。レスリーが時々来ていたという店で、他にも多数の明星が来るというガイドブックでも紹介されている有名な店なんです。海鮮ものなので少々お値段は高いけど、ここの料理は本当においしい!
ずっと食べたいと思っていた茄子の味噌煮込みを注文したけど、ないと言われて、お店の人に勧められるまま蒸し茄子を注文。これがなかなかおいしかった!結構食べたつもりだったけど、値段も安くとっても得した気分。お店の人とも仲良しになったしね。いい誕生日祝いになったかと思うけど、実は自分たちがおいしいものを食べて満足してるだけだったりして?!
帰り道に亀ゼリーを買い、部屋で食べました。あ〜おいしかった!やはり同行者がいると食が充実するものだわ。


<9月13日(月)@香港>
久しぶりの長い旅行が終わる。ホテルでは毎日朝食が付いていたけど、今日はせっかくなので、香港らしい朝食を食べに尖沙咀まで出かけ、波蘿飽(パイナップルパン)とミルクティーの朝食を堪能。おいしかった!
もう買い物はすまいと思いつつ、HMVで最後の買い出しをしてしまった。やはり見ると買いたくなってしまうものよね。
今回は目的も違ったけど、クリスに会う機会は全くなかった。次はいつになるかわかないけど、できたら年内にもう一度来たい!やはりクリスに会ってか一年を締めくくりたいです。下次再談!