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旅遊記

diary


[旅遊記その6 香港 2004.5.21-2004.5.23

今回は演唱會のためだけに行ったと言えるでしょう!本当に他のことはほとんどしてないですから。

<出発まで>
本来演唱會は4月23日&24日に予定されていた。延期が発表されたのは公演の4日前。慌ててキャンセルをしました。そして延期になった日程といえば5月21日&22日。仕事があって行かれそうにない。がっかりしていたけど、どうしても諦めきれないし、やっぱり行きたい。クリスの演唱會なんて次はいつになるのかわかったもんじゃない。これを逃すと二度と見られないんじゃないかという不安さえもある。ということで仕事があったにも関わらず、ぶっちぎって行ってきました。会社のみなさん、ごめんなさい!!


<5月21日(金)>
半日仕事をして夕方便で行く予定にしていた私。だから初日の公演は見られないのだ。ところが会社から今日も休んでも構わないと突然言われた。当日に言われてもなあ。もっと早く言ってくれたら午前便で行って今日の演唱會も見られたのに。と過ぎたことはともかく、のんびりと空港に向かいました。どうやら飛行機は空いているようだし、ほとんどが香港人で日本人なんてあまり見かけなかった。

機内の新聞でクリスの記事をゲット!事前にネットでチェックしておいて良かった。映画は「30分鐘恋愛」でした。香港に到着すると、案の定同じツアー(と言えるのか?)では参加者は私一人だけだった。現地の会社ではもうひとつのツアーの迎えもやっていて、そちらの団体は飛行機が遅れているとのこと。間に合えばこの日公演後の出待ちをしたいと思っていた私は他人を待っていられない!そこで現地係員に広東語で(こういう時だけはちゃんと話せるのだ)「自分で行ってもいい?」と聞いたところ、快く行かせてくれた。この時先に行かせてもらって本当に良かった!

私はエアポートエクスプレス(機場快線)に飛び乗り、シャトルバスに乗り換えホテルへ。係員が一緒でなくてもちゃんとチェックインできるのかちょっと心配だったけど、何の問題もなくできた。
部屋に荷物を置いたあとはタクシーに飛び乗り、コロシアムに向かう。コロシアムでは終演からそれなりの時間が経っていたらしく、出待ちしているファン以外は近くを歩いている人さえもいなかった。楽屋口で待ってる人たちの中に友だちを見つけてひと安心。中には1年以上会っていない人がいて嬉しかった!

柵のすぐ前の場所にいた友人がそこを私に譲ってくれた。すると10分もしないでクリスは出てきた。クリスは深々とおじぎをし、みんなに手を振っていた。一人のファンがプレゼントを差し出したところ、クリスは受け取り握手。そのついでに(?)、端からみんなと握手し始めた。だんだんと近付いてきてかなり緊張。クリスはちゃんと覚えていてくれたようで、私に気が付くと
「あれ?日本から来たの?」と声をかけてくれた。
「今、香港に到着したばかりだから、今日は見てないんです」と言うと、
「じゃあ、明日ね!」と。
クリスのご機嫌な様子で演唱會の出来がわかるようでした。いつもワゴン車に乗っているのに今回は乗用車に乗って帰って行きました。

親しくしている友人2人が一緒にホテルまで来てくれて、頼んでおいた買物を受け取る。いや〜すごい量だった!今回は雑誌が多かったので、必要なところを切り取ったら半分以下に減ってひと安心。いつもいつも彼女たちにはお世話になってます!多謝!
彼女たちから会場前でポスター付きで新譜が売られていることを聞き、大喜び。公演後の発売だと思っていたので、本当に嬉しかった。


<5月22日(土)>
今回の滞在は今までの最短。それでやれることは限られてくるけど、これだけは絶対ということを優先してこなしていった。まず銀行で両替。そのあと朝食。映画を見るにはまだ時間があったので、朝なら空いているだろうということで、「星光大道」を見に行った。あった、あった。張國榮に劉徳華に成龍。とにかくスターの手形がたくさんありました。

そのあと香港文化中心の中のチケットセンターに行き、クリスの演唱會のポスターを見てきた。もう今日で終わりだからはがしても問題ないんじゃないかと思いましたが、「欲しい」とは言えなかった。人に頼まれた買物のためにペニンシュラホテルへ。買物を済ませて又一城へ映画を見に行った。「江湖」だけは絶対に見たいと思っていたから。

映画の上映時間までにまだ時間があったので、日本の自宅に無事を電話し、友人にも電話し、昨日の出待ちの状況を報告。それでもまだ時間が余っていたので、本当は荷物になるから後にしたかったけど、先にスーパーで買物。これも私にとっては毎回恒例のこと。そして開店時間を待ってようやく香港唱片を覗く。クリスの新譜のポスターも貼ってあるし、試聴機にもクリスのCDが入っている。それにCDも店内でかけてくれている!まだ聞いたことなくても声ですぐにクリスの歌だとわかりました。かかっていたのは♪Just For You。友人に頼まれた買物を済ませ、いよいよ映画館へ。

「江湖」は華仔も學友もすてきだったけど、ストーリーは私が想像していたものとは違っていた。「いますぐ抱きしめたい」と「無間道」を合わせたような映画。画面がずっと暗めだったのが気になった。果たして日本で公開されるのだろうか?!

映画のあと旺角の信和を一応チェック。昨日の演唱會の写真が入ったばかりだったけど、見ている人がたくさんいて、あまり買えなかった。CDなどの買物を済ませ、荷物を置きに一旦ホテルへ。まだ早すぎるかなと思いつつ、入り待ちのためにコロシアムへ向かう。気ばかり焦ってしまい、ついついまたタクシーを利用してしまいました。数人のファンらしき人がいたけど、まだ来そうにないと思ったのか食事に行ってしまいました。私もさすがにお腹が空いてきたので、クリス登場前に腹ごしらえ。

小一時間待ってクリスは女性3人のスタッフに付き添われやってきた。やはり乗用車で、クリスは助手席に乗っていたのですぐにわかりました。こっちに歩いてきてくれたので、プレゼントを渡すと、ちらと中身を覗いて(?)、「多謝!」。前の晩に香港入りしたばかりだということを知っているからなのか、「遊びに行ってくればいいのに。僕のことを待ってる必要はないから」と言われました。それですぐに中に入って行こうとするところを引き止めて、一緒に写真を撮ってもらいました。スタッフの一人がシャッターを押してくれたんですが、彼女は日本語が少しわかるらしく、「ハイ、チーズ!」と言ってました。クリスは写真を撮ったあと、そのスタッフに何て言っていたのか確認し、嬉しそうな顔をして私に「今、彼女は日本語をしゃべったんだよ!」と言ってました。はい、はい、もちろんわかってます。ちゃんと聞こえましたから。最後にはクリスも「サヨナラ〜」と日本語で挨拶してからコロシアムの中に消えていきました。

友人との約束のためにホテルに戻って演唱會の準備。友人からは古いクリスの本を2冊譲ってもらいました。今では当然廃版になっているので、入手できないもの。あ〜ありがたい!

友人と一緒にコロシアムへ。やはり中に入るとちょっと緊張しますね。みんなはもうすでに1度見てるわけだけど、私はこの日が最初で最後。しっかり見ておかなくちゃ!今回のライブはCDやDVDなどで発売される予定はないみたいだから。

クリスが事前に言っていたように演唱會では80%ぐらいが音楽劇スタイルになっていました。この日の一番のメインゲストが譚詠麟ということでかなり盛り上がっていました。レポートはこちらで!

演唱會のあとは急いで会場隣のホテルへ移動。ここでは打ち上げをやることになっていた。記者会見の会場として利用していたホテルなので、みなさんわかってるようでたくさんのファンが待っていました。黄伊文が最初に来て、クリスはそのあとで登場。クラッカーでお出迎えしました。ちょっと驚いたクリスだったけど、とても嬉しそうだった。歩きながら「演唱會は良かった?」と聞くと、みんな「良かった!」と大声で答える。クリスが入ったあとクラッカーのごみを片付けていると、さすがに入り口で大勢がごみ拾いしてる姿はホテル側からすると見栄えが悪いので、ホテルが代わりに掃除してくれることになりました。申し訳ない!

しばらくすると天使役の蔡一傑や心魔役の許願、衣装デザインのアンディ・ダニエルもやってきて、私たちは声をかけたり拍手で迎えた。パーティは1時間ぐらいだったかな。そのうちマスコミがぱらぱらと出て来て、ゲストたちもそれぞれ帰って行った。ゲストたちのファンも出待ちをしていて、ツーショット写真を撮ったりしてました。

クリスがパーティ会場から出て来た時はバラバラで待っていたファンたちがロビーに一斉に集まり、ちょっと混乱していた。クリスは顔ぶれで判断したのか、「こっちとこっちの2つに分かれて写真を撮ろう」と言い出した。20人ずつぐらいとグループショット。カメラを構えた人はたくさんいたけど、一体誰が撮影していたんでしょうか?誰かあの写真下さい!

どうやらクリスは演唱會期間中はこのホテルに滞在していたらしく、写真撮影のあとはアシスタントとセキュリティに守られて部屋にあがっていきました。私たちもそれぞれ家路に急いだのでした。
ほとんど興奮状態で眠れません!あ〜無理して香港まで来て良かった!


<5月23日(日)>
今回は時間が短いので、眠いけど朝は9時前には起きるように頑張った。朝食のあとHMVで残りの買物を済ませ、中華デパートでお気に入りのお茶を購入したかったけど在庫が切れていた。あ〜残念。HMVの目の前にいた新聞売りのおじさんに「黄凱芹は出てる?」と聞くと、親切にも新聞の娯楽ページを見せてくれた。あまりにも小さいもの以外はみな購入。香港の新聞は分厚くてすごい量になってしまった。おじさんは気をきかせて、「こんなにたくさん要らないだろう?娯楽版だけ持っていけばいい」と娯楽版だけ抜いた状態で紙袋に入れて持たせてくれた。

一旦ホテルに戻るとまだ少しだけ時間があったので、クリスの新譜のポスターが連貼りしていあるという油麻地に行ってみたが、すでにはがされてしまったのか見つけることはできなかった。その代わり駅でMence Beautyのポスターを発見して、近くの人に頼んで一緒に記念撮影!

空港ではいつも許留山でマンゴープリンを食べることにしているんだけど、「まだない」という。しかたないので、生のマンゴーはあるということでマンゴーが入った別のものを食べることにした。私が店を出る頃に配達の人が来たので「今、やっと来たの?」と聞いたら、「いや、あの中にはまだマンゴープリンはないよ」と言われた。一体何時になったらマンゴープリンは食べられるのか?他にもマンゴープリン目当てのお客さんがいて、諦めて帰った人もいたみたい。

今回は本当に短い滞在だったので、あっという間の旅だった。演唱會を見たこともクリスに会ったことさえもまるで夢の中のことのよう。まさしく「夢幻傾情之旅」でした。今度はどんな夢を見せてくれるのでしょうか。