606の息抜き 其の壱百四拾九
























































10月7日 



エキパイに巻いてあるインシュレーションラップを巻き直す作業… でら面倒くさっ!

新しいインシュレーションラップに巻き直したかったけど、なかなか腰が上がらない50歳。

先回巻き直した時はスッゲー寒い時だったけどルンルン気分で作業が出来た30代後半。

あれから10年以上が過ぎたのか(@。@)

606号の『あの部分』『この部分』を見る度に当時の思い出が甦る。

懐かしくて笑顔になれたり、ほっ♪としたりする部分もあれば、クソ苦い思い出の部分もある。

全部ひっくるめて606号の歴史。



最初にインシュレーションラップを巻いた時の話。

かれこれ20年前。

旧チキチ基地からチキチキ通信所に606号を移動させて、教えられた通りにインシュレーションラップを巻いて針金で固定。

チキチキ通信所から旧チキチ基地へ移動中にエンジンルームから煙が激しく出た。

速攻でエンジンを切って惰性で路肩に停止。

恐る恐るボンネットを外したら原爆のキノコ雲状に煙が立ち上がった。

「なんじゃこりゃあ!」

そりゃあ驚いたし慌てたし…

そのうちに煙が収まり、ボンネットを装着して大急ぎでチキチ基地に格納しました。

あとでインシュレーションラップの油分が気化しただけだと知って腰が砕けたなぁ。

消防車を呼ばなくて良かったよ。

あの時もし携帯電話を持っている時代だったら、間違いなく119番通報してたわ。



二回目に巻いた時の話。

かれこれ10数年前。

これまた旧チキチ基地からチキチキ通信所に606号を移動させての作業。

先回は水に浸して巻かなかったので、インシュレーションラップがすぐに緩んでしまったので、その為の『巻き直し』です。

水に浸すと滑らないのでスッゲー巻き易い♪

気持ち良く綺麗に巻けてご満悦なA型。

しかも今回は針金で固定するのではなく、専用の留め具を使ってメッチャ綺麗に仕上がった。

ここで!

インシュレーションラップの油分を飛ばす作戦を実行!

カセットコンロでインシュレーションラップが巻かれていないエキパイ部分を焼いてジワジワと油分を飛ばす。

まずまず結構な煙が出ましたわ。

ガスボンベ1本を使い切ったところで終了。

真冬だったのでエキパイが冷えるのに3分もかからなかった。

そして、これまた専用の耐熱塗料(銀色)を吹き付けて、芸術品に仕上がって大いに自己満足(^^♪

面倒な装着作業もサクサクと済んで、旧チキチ基地に移動。

信号待ちの間にまたしても煙が激しく出た(@。@)

原因は分かっていたけど、原因が分かっていただけに今回は恐怖ではなく恥ずかしい(>。<)

606号の前後の車が離れる(@。@)

旧チキチ基地に着いた頃に煙が収まる始末。

カセットコンロで熱を入れただけでは焼け石に水だという事を学んだ30代後半。



そして3度目となる今回!

土曜の真昼間(営業時間内)に作業開始。

今回はベージュのインシュレーションラップではなく、男気溢れるブラックのインシュレーションラップを選択。

昨今ではベージュとブラックの他にもホワイトが有る。

ホワイトも気になったけど、汚れが気になる洗濯屋の定めでブラックに決めた。

固定する金具は良いのか悪いのかホースバンドを使う。

このホースバンドはエキパイ同士が干渉しないようにキチンと設計図を描いて位置決め。

日曜日にゆっくり落ち着いて巻けば良いのだが…

早く結果が欲しいA型の定めで、いつお客さんが来るか分からないので急いで巻いた。

ブラックのインシュレーションラップは水に浸すと墨汁の如く真っ黒な水が出ます。

慌てて巻くので飛び散ってTシャツにシミになった(>。<)

コンクリート床は墨汁をこぼした如く汚れた(>。<)

手も真っ黒! 爪の中は暫く綺麗にならないだろう(>。<)

それでも見栄え良く巻上げた(^^♪

回を増す毎に完成度が高くなっている上に、ブラックのエキパイが『大人』を演出してくれている(^^♪

事が上手く進むと、その後の作業が捗ります。

日曜日の朝にエキパイ&マフラーを装着する予定でしたが、晩飯前に全ての作業が終了。

煙モクモクの焼き入れだけは日曜日にね(^^♪



翌朝(日曜日)

夜中から降り続いた雨は明け方には止んで、午前7時には晴れてきました。

せっかくエンジンをかけるのだから、煙が収まったら少しは走りたい!

なので仕上げの焼き入れは、路面がしっかり乾く昼過ぎに決定。



路面が乾くまで近所の茶房で抹茶スイーツを堪能(^^♪

帰ったらstage7さんご夫婦が遊びに来てくれたのでpetit雑談(^^♪



午後12時。

606号をチキチ基地から押し出して、エキパイが風下に向く位置に停める。

ボンネットを外してエキパイ&マフラーの最終チェック。

インシュレーションラップはまだ湿ってましたが問題Nothing。

最終チェックを済ませてエンジン始動。

速攻で臭い水蒸気が出始め、水蒸気がだんだんと煙に変わります。

横で見ていたR2-D2が「大丈夫?」と焦りだすほどの煙。

煙が出るのを知っている僕ですら「こんなに煙が出たっけ?」と少し焦る。

それもそのはず、考えてみたら煙を見るのは走っている時が殆どだもん。

「早く(煙が)収まって!」との祈りも虚しく… 結局20分くらい近所迷惑炸裂。

petit野焼きだな(-。-);;;

この時、妙な異音をノーズコーン付近で聴く。

ベルトが擦れている様な『シュッ!シュッ!』という異音。

回転数を上げると排気音等で聴こえない程の小さな異音。

ノーズコーンを外してベルト類をチェックしたが異常Nothing。



煙が出なくなってからボンネットを被せて御近所快速開始。

20分近くの暖気運転でプラグはご機嫌斜め。

カブリ解消の為にブン回したら、先ほどまでとは比べものにならない程の煙が立ち上がった。

「こりゃイカン!」と周りに何もない裏道の路肩に停車。

ボンネットを開けて換気(^-^)

3回も同じ事で失敗しちゃったよ(>。<)

5分程2速全開を繰り返してviva発煙筒は終了。

プラグの機嫌も良くなりました。

もう少し乗っていたかったのですが…

本日は町内のお祭りなので午後3時過ぎから片付けに行かなくてはならず、30分で終了。



帰宅後、あのpetit異音が気になったので606号のエンジン前方部をチェック。

随分昔に電動ファンの羽がシュラウドに干渉していたのを思い出して、電動ファンを調べてみた。

そしたらなんと固定部の左半分が外れて右側のボルト2本だけで支えられている状態。

BINGO!

左半分が少し浮いているので羽の端っこが時々ラジエーターに当たるのかな?

ボルトが全部外れても落ちない素晴らしい構造だけど胃に悪い。

接着剤で留めておけると思ったけど、取り返しのつかない事になるメカ音痴の定め。

速攻で取り寄せる事にしました。

1つ直せば1つ壊れるSEVENの悲しい定め。

1つも直らず次々と壊れた悪夢の時代を乗り越えてきたので、これくらいは問題Nothingっす(^^♪

606号の電動ファン… 確か15000円くらいだったかな(T。T)?





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