10/1(日)大日岳
前夜、行き先を決められないまま就寝。あれこれと候補をあげるが結局、先週に引き続いて飯豊連峰大日岳にする。一週間でどのくらい紅葉は進むものなのか、それとCW-Xをはくことによって腿の筋肉痛は緩和されるのか、山で食べる梨はやはりうまいのか。そういった項目の検証を行うにはここが最適だと判断した。
3:40自宅発。薄曇り、星がちらちら見える。小松のセーブオンで、塩やきそば、長い手巻き寿司(ツナマヨ)、いなりずし3個パック購入。5:13トンネル入り口着。焼きそばを食べる。うまい。自転車を出し、準備し、ヘッドランプをつけて5:48歩きはじめる。
トンネルを初めて通った時は非常に怖かったものだが、今はそれほど怖いとは思わなくなった。これは経験を積んだことによるものだろう。しかし前方に出口が見えた時に感じる安堵感は当然ある。
先週通った時には大量の土砂や大木が路上にあったが、今は2台の重機がきれいにならしてくれて、林道終点まで整備が終わるのも近いと思われる。
6:20登山口 自転車をここにデポ

今回の山行はタイムトライヤル的な赴きで歩いてみようと思った。山頂に到着する時刻が遅ければガスに包まれる割合は高くなってしまうからだ。
アシ沢 この錆びた梯子で沢床に降りる

ぐいぐいと高度を稼ぐ急登の中に緩やかな所もミックスされている。

994pは登りでは気づかぬまま通過。
7:30月心清水通過。最初のロープの下がる急登は、脇の灌木をてがかりに登る。そこを過ぎると両側の見晴らしが良くなり斜度も緩む。少し進んでザックを下ろす。おもむろに今朝買った、手巻き寿司ツナマヨを取り出し食べる。20cmちょっとある。うまい。今までは、セブンイレブン一辺倒だったが、これからセーブオンにしてみよう、関川村にもあるし、などと考える。腹ごしらえも終わり、先はまだまだ長い、腰をあげよう。
双耳峰のオコナイ峰 7:57

色づく道 8:07

先週咲いていたハクサントリカブトはまだがんばっていた。そこから花崗岩のガレ場をロープを頼りに登る。アキレス腱ののびる登りは続く。
飯豊本山、一王子、御前坂、草履塚   8:33一服平直下

8:41一服平。
早川ノ突キ上ゲ手前の薮っぽい箇所

きつい。立ち止まっては呼吸を整える。
9:22早川ノ突キ上ゲ。ここでそれまでは黄葉だったのが紅葉にくっきりと変化する。それは劇的なほどに。
早川ノ突キ上ゲから 左後方大日岳

櫛ガ峰西面

きょうも見えてうれしい烏帽子山 9:21

なだらかな大日岳 9:21

男性単独行とスライド。田上(新潟)の人。御西泊で夜景と満点の星を堪能されたとのこと。この辺の紅葉が一番いいですね、などとおっしゃっていた。
9:49牛首山への登りで振り返る櫛ガ峰方面

御西方面、小さいピークは天狗岳?

9:55牛首山の朽ちて読めない標柱。ハイマツの緑と白い岩と紅葉の中、少し雲が多くなってきてはいたが、この辺が御弊松尾根の中でもすきな区間だ。10:17牛首山北峰。ヘリコプターの音がする。牛ヶ首の菱形看板通過。10:30最低鞍部。脚の疲れも最高潮。スピードはがくんと遅くなる。10:53オーバーハングした岩稜。11:00惣十郎清水(当然今は融雪水は無い)。11:07大日岳山頂着。残念ながら空のほとんどを薄い雲が占めてしまっている。
きょうのランチメニュー

風も弱いのでここでお昼を食べる。いつもは誰かが居る山頂だが今日は人っ子一人歩いてこない。腹がいっぱいになり、デザートの梨はもう少し下りてから食べることにする。
11:58下山開始。
0:08

0:26最低鞍部。0:42牛首山北峰。登りの時よりも雲が多く紅葉も冴えない。1:08牛首山標柱。

1:28 早川ノ突キ上ゲ手前 再び青空が広がりだした。
1:30早川ノ突キ上ゲ。色気を出して櫛ガ峰に行ってみようとしたが、ちょっと薮をこいだだけであえなく退散。以降はもくもくと下る。2:08一服平。ロープづたいに花崗岩の急降下。見晴らしの良い所でお待ちかねのデザートタイム。梨を食す。「うんめ〜」秋の山には梨が似合う。手が汁でだらだらになる。地面の砂を手に取りこするときれいになる。3:03月心清水通過。前回はこの辺で腿に違和感を感じはじめて、がまんの下りの様相だったが、今回はCW-Xの効果か、脚の疲れがあるにはあるがよっぽど楽だ。3:12 944p通過。急降下。3:50アシ沢。杖で慎重にまたいで渡り終え、3:56登山口着。自転車にまたがりダウンヒル。4:09トンネルに入る。このトンネルが異次元空間の入り口で出た所が別の世界だったらどうしようなどとしょうもないことを考えているうちに出口の明かりが見え、4:21トンネルを出る。誰もいないことをいいことにすっぽんぽんになり着替える。

湯の島小屋の数百m手前の荒れた地点にて
5時をまわっていたので、清川高原温泉が安くなるのでそこによって300円で極楽浄土へ。風呂あがりに瓶の牛乳を腰に手を当てて飲む。声には出さないが心の中で「超うんめ〜」。そしてすっかり暗くなった6:32無事帰宅。
10/5 記

玄関にもどる

9/24の記録
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