■誕生花シリーズその1:ムウの巻。



3月27日。
誕生日の花はきんちゃく草。
カラフルでにぎやかで鮮やかな色のお花だそうです。
鉢植えサイズで可愛い感じ。

ところでこの誕生花、すごいんですよ。
何がって、花言葉が「援助」らしいんですよ。
「援助」といえばもう、まさしくムウ様じゃないですか!
『聖闘士星矢』シリーズ(特に前半)におけるムウ様の立場を
あますことなく伝えているじゃありませんか!
すごい!すごいよ花占い!!

しかも、

「あなたの一途な性格は、心変わりという事実を信じられません。
あなたは、愛したら最後、命までも捧げたいと思いつめてしまうからです」


なんだそうですよ!
愛したら最後命までも捧げてしまうらしいですよ!!
(落ちつけ)

……いやでもマジメな話、ちょっと当たってると思いませんか?
だって真実に操を立てて13年間あんな山奥に引きこもりだなんて、
そりゃあ一途じゃなきゃあできんわな。


ちなみに3月27日というのは、
レントゲンを発明したレントゲンさんと同じ誕生日らしいです。
他にも佐○栄作(元首相)とか遠○周作とか田○聖子とか、
けっこうな豪華メンバーなんですけども、
(気のせいでなければ何となく思索的なイメージがありますね)
笑えたのが、オグリキャップ
……そっかムウ様、オグリキャップと誕生日が同じだったんだ……。

■誕生花シリーズその2:シオンの巻。



3月30日。
誕生日の花は、エニシダだそうです。
花言葉が「清楚」だった時には正直
「あばばばば」と思わなくもなかったのですが、
なかなかどうして、奥が深い植物でした、エニシダ。

なんというか、「聖」とか「魔法」とか、
この世ならざるもののシンボルっぽいところがあるようです。

例えば魔女が空を飛ぶときに乗る箒は、
このエニシダの木で作るんだとか。
あと、キリストを捜し求める人々が
この木を持ち歩いて諸国を歩き回ったとか、
罪を悔いたフランスの王子が
エニシダの木を手に持ちながら毎晩の懺悔をしたとか、
いろんな伝説があるらしいです。

「何より清らか。宗教的なほど清廉潔白なあなたです」
とか聞くと、それはもう
聖なる教皇を230年間やってた彼のことですかとしか思えません。
(少々の主観あり)

ちなみに、このエニシダを誕生花に持つ人は、
平和な時代の新しいリーダー」なんだそうです。
その微妙に怪しげなところなんかも
別の意味で宗教じみててイイっすね(微笑)

ちなみにちなみに、シオンはゴッホと誕生日が一緒らしいです。
他にもゴヤとかエリッククラプトンとか坂○冬美とかとも。
……芸術肌?




閑話休題・エセ考察。

今となってはもはや遠い昔の花火のような話ですが、
実はシオンというキャラクターはコミックスの刊行順の関係で、
主要キャラなのに生年月日・身長体重すべてが不明という
とても可哀相な時代が、ものすごく長く続いていたキャラでもありました。

どのくらい長く続いていたかというと、
聖闘士星矢の連載が終了したのが1990年で、
シオンのパーソナルデータが判明したのは2001年。
苦節 11年で御座います。
(いやだからほんとに長いこと羊好きをやっている身としては、
まさか彼の誕生日を祝える日が来ようとは思ってもいませんでしたよ……)


しかしわからない頃にもわからないなりに妄想はするわけで、
実はこのティカ、昔から、
恐らくシオンの誕生日は3月下旬じゃないかなーと
あやしげなヘボ推理を重ねておったのです。

というのはムウ様とおそろいでいてくれたらいいなーという
願望8割ってのもあったんですが(ツッコミ禁止)、
他にも理由はありまして。

もともとシオンはアリエスなので
誕生日は3月か4月のどちらかしかありません。
では、どうして4月ではないのかというと、
実は車田氏の中で「3月キャラ」と「4月キャラ」ってのが、
かなりハッキリと別れているような気がしていたのです。

【例】
3月=アフロ、ムウ、ダンテ、魔鈴、シャイナ、ジュリアン、イオ、ミーノス、星華
4月=貴鬼、美穂、ジュネ、春麗


……いや何かこう、見た感じ明らかに3月って豪華じゃないですか
派手なキャラが多いと言うか。

それって多分、3月には「戦士」系のキャラが多くて
4月が「女子供」系のキャラばかりだからだと思うんですが、
そういう偏り具合から見ても、どうも車田氏は
自分なりのキャラのイメージ+主観的な月のイメージによって、
かなり直感的にキャラの誕生月を決めているのではないかと、
私には思えて思えてしょうがなかった。

で、見た感じ3月は車田的には明らかに
戦士系主要キャラのイメージが強いらしいので、
ならばシオンはどう考えても3月だろう、と思ったわけです。
当然牡羊座生まれのはずだから下旬で。

もっとも魔鈴さんとシャイナさんは女で3月生まれになってますが、
それは彼女たちがかなり戦士色の強い女性キャラだからではないかと思います。
ジュネさんは逆に聖闘士だけど戦いのシーンが描かれていたこともないし、
しょっぱなから仮面取って女になってるし、
原作者的にはあまり「戦士」という位置づけの強いキャラでは
なかったのだろうと思います。
あと星華ちゃんが3月になったのは、
魔鈴さんとのつながりを匂わせるという意図があったためかと。

……まあ、それじゃ何ゆえにゼーロスが3月で
ダイダロス先生が4月なのか!と問いつめられると、
いや物事には必ず例外がとしか言えませんが!(遁走!)

■誕生花シリーズその3:貴鬼の巻。



4月1日。
誕生日の花はアーモンド。

かわいくて素朴でみずみずしいところが、
貴鬼にぴったりだなあと思います。
花言葉は「真実の愛」。

……しかし花占いはちょい微妙でした。

まず、「知的好奇心が旺盛なあなた」ってのはいいんです。
なんか貴鬼っぽい気がするし。

しかし、
「恋愛においても、会話を楽しむクールな恋がお得意です」
とくると、うーんそれは誰と思わなくもなかったり。
彼のキャラはもっとこう、誠実でどこかやんちゃで
一生懸命な感じだと思うんだけどなあ。

あまつさえ、
「冷静すぎて、相手を批判しがちなのが欠点。」
とか言われると、
それはどっちかっていうとこの子の師匠のことなんじゃないか

という気が…。

「少しくらい感情に溺れてみてもよいのでは。」
などに至っては、私はむしろあからさまにムウのほうに、
声を大にして言ってやりたい。
だってアイオリアだって同じこと言ってたし。

あ、ちなみにシオンの誕生花のエニシダは、
香りがこのアーモンドに似ているらしいです。
奇遇ですね。




さて、このアーモンドについてなんですが、
ワーグナーのオペラにタンホイザーというのがあって、
その逸話として引かれていた話が
ちょっと面白かったのでひとつ。

昔、吟遊詩人のタンホイザーという人がいたそうです。
話は、彼が愛の女神ヴィーナス(別名アフロディーテ)の館に迷い込み、
我を忘れて入り浸った挙句、
享楽にうつつを抜かし果てるところから始まります。

タンホイザーは、あまりにも遊びすぎて
いい加減下界へ帰りたくなるのですが、
司祭や教皇(!)は、あまりにも遊びすぎた彼を許してくれません。
や、そりゃまあそうでしょうよ。
そんな男、私だって許したくありませんよ。
第一、忙しさでキリキリ言ってる人たちの目の前に
「被告人:遊びすぎてしまった男」
なんぞしょっぴかれて来たら、
そりゃあ私情の一つや二つも入るに決まってますよ。(笑)

しかしその時の教皇のセリフが、かなり飛んでます。

「お前の罪を許すなどしたら、
私の手の杖から芽が出て花が咲くだろうよ!


芽が出て花が咲くってアンタ。
いったいどういう発想なんだ!普通じゃない。

ところがなんと、そうしたら、

本当に、いきなり教皇の杖に
アーモンドの花が生えてきたんだそうです。


「神の審判が寛大なことを悟り、教皇もタンホイザーを許しました」
(終わり)


・・・・・・いや、待とうよ。


とりあえず、教皇様が「私の頭から芽が出て花が咲くだろうよ!」って
言ってなくって本当に良かったと思うティカでした。
そりゃもうさぞかしシュールな光景だったろうよ。


ところで4月1日生まれの面々は、結構ごついです。
親鸞。そしてビスマルク
桑○投手とか林真○子とかもそうらしいですが。
なんとなく濃ゆい面々だなあと思うのは私だけだろうか……


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