2021年8月分
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2021.8.27(金)

あれから色々と展開が進んで
どうにかワクチンの職域接種を受けることになり、
そしてついに今日こそが2回目の接種日になるはずだったのですが
(午後の予定を丸々あけて、やる気も十分だったのですが)
なんかワクチンに異物が混入したとかいう
全国的なニュースの影響によって
私のワクチン2回目接種は幻と消えました!
キエエエエ!(猿叫)

とりあえず対処に動けるだけは動いたので、あとは色々と結果待ちです。

あと私のパソコンは「ワクチンに異物が混入」というのを
やたらと「ワクチンに遺物が混入」に変換したがって困ります。
まるでアテナの毛髪とかブッダの骨片とか
キリストの衣服の繊維のカケラとかが
私のワクチンに混ざってしまったかのような錯覚が生じます。
やだそれ逆に縁起がいいんじゃないの?

というわけで、フテ寝の代わりに
Final Edition 5巻の感想の続きを書きます。
おたくはしつこいのです。

◆続・Final Edition ざっくり感想(5巻)

・アリエスとライブラについて語る教皇のセリフから、「アイオロスに加担し」が削除されていた。なんてこった!
・結局この2人は「聖域に叛逆はしているが、13年前に直接アイオロスへ加担した訳ではなかった」ってことで、公式にファイナルアンサーとなった模様。
・(ぶっちゃけムウ様オタク的には困りました!そんな今さら設定変更しないでェー!笑)

・教皇とミロとアイオリアのシーン。逃亡するアイオロスの回想シーンで、アイオロスの傷の中に、ダガーローズの跡が追加されている!
・御大、めっちゃ細かい!! !(爆笑)

・アイオリアの眉根がちょくちょく白くなっていたところが、全部修正されて、ちゃんと全部のコマで眉根が黒っぽくなっていた。Final Editionの1巻では徹底されてなかった気がするんだけど、この5巻では徹底されている。

・シャイナさんの名シーン、「しょせんわたしとおまえでは叶わぬことさ」のセリフから「わたしとおまえでは」の文言が削除されていた!
・ここのセリフはけっこう好きなので、個人的には残してほしかった気がするけどなー。

・病院に出現したアイオリアの全身アップのページ。肩幅がなぜか修正されて、狭くなっている!
・なんなの?最近、広かった肩幅を狭くするのが流行ってるの? 桜塚星史郎なの?笑

・ 「黄金の短剣」が、「クリューソスの剣」になっていた!
・NDの連載中に練りこまれた設定も割と反映されているのだなあ。

・ジャンプ版ではほぼ全てのコマで教皇の顔はのっぺりとした陰になっており、口も描かれてなかったんだけど、Final Editionでは基本的に全てのコマで、教皇の顔には口が描き加えられている。
・個人的には、口なしの方が割と得体が知れなくてよかったと思う。(←口が描かれてしまうと、より表情が見えて、人間味が分かり、結果として小物っぽく見える。笑)
・まあでも偽教皇の場合は、中身は苦悩中のサガだし、初っ端のエピソードZEROですでに正体もバレバレだから、人間味が増しても別にいいのかな?

・赤子アテナのおくるみが、いちいち花柄に修正されている。御大、細かい。笑
・なんでだ。かわいらしさを演出してるのか。いやエピソードZEROに合わせているのはわかるんだが。
・ 個人的には以前の無地のほうが、良い意味でそっけなくてシンプルで古代っぽくて聖域っぽい気がするんだけどねー。

・「アイオロスが叛逆を試みたのだ!」って雑兵たちに向かって言ってるサガの髪が、白いまんまだ。笑
・ここのサガの髪の色、前々から作者のミスで白なのか、それともわざと白なのかが疑問だったんだけど、今回で修正されてなかったということは、やっぱりわざとだったんだなあ。
・つまりサガって白サガの状態に戻った後も、めっちゃ正気のままアイオロスに罪を着せつづけてたというわけですね。
・まー個人的にはやっぱりなって感じで意外性はないんだけど。(←白サガは究極的には自分が可愛い人だと私は思っているので、アイオロスを助けられるのに助けないそのエゴの部分は、とても白サガらしいと私は感じる)
・今回やっぱり白サガが無罪とは言い難いことが原作者からも明示された感がある。
・そしてだからこそ白サガの苦悩が深いんだということが示されたのかな、とも思う。

・ジャンプ版ではヤコフにシチューをご馳走される安穏とした日々を送っていた氷河に対してカミュが「聖域へ来い」と無茶ぶりする展開だったのだが、今回のFinal Editionでは「氷河は自分から聖域に行こうとしており、カミュはそれを止めたかった」という新設定に変わっていた。
・いや、まあ、これはわかる!ジャンプ版のカミュの行動、支離滅裂だったもんな!これでようやくカミュの行動は一貫したし、カミュのキャラもつかみやすくなったよな、正直!
・まあツッコミネタ的には前の方が美味しかったとは思うけど。笑
・(あとシベリア師弟界隈で二次創作をしていらっしゃる方は、そんな重要な設定が今さら変わって解釈変更が大変だろうなって思うけど…)←他人事ではない

・ていうか、カミュがサイン代わりに宝瓶宮のマークを使っていた!!!
・そうなんだ…黄金聖闘士ってそんなふうにサインするんだ…
・ちょっと新鮮で、なんかときめいた。笑

・あとカミュがふつーにフランス語で書き置きしててビックリした。ギリシア語じゃないんだ、そこ。
・やっぱり「聖域に来るな」はカミュの私情の部分だから、ギリシア語じゃなくてフランス語にしたのだろうか。それともまさかカミュは元々ギリシア語が使えないのだろうか(いやさすがにそんなことはないよな)。
・サインに宝瓶宮のマークを使っているから、私的なメッセージというよりは公的なメッセ―って感じも少しするけど、どうなんでしょうねそこんところ。
・どちらにしても氷河は修業中、カミュにあわせてフランス語も習得してたってことになるよなあ、これ。母語はロシア語だろうし、日本語もしゃべれるし、めっちゃマルチリンガルだ。
・なにげに勉強すること多くて大変だよな、聖闘士って。

・星矢と美穂ちゃんの対話がものすごーく変更されていた。
・「いかなる星の下に生まれても運命に負けず戦い抜く」ではなく、「これも運命だから逃げずに戦い抜く」という論旨へ変更されていた。
・しかしこれ、美穂ちゃん視点では「沙織さん自身がアテナという運命に身を捧げているんだよ」っていう事情はまったく見えないわけなんだから、美穂ちゃん的には、星矢から「沙織さんがこう言ってたよ」って言われても、ぶっちゃけ「勝ち組ブルジョワ女が運命というロジックを用いて格差の存在および貧者からの搾取を正当化している……」というふうにしか聞こえないのではなかろうか。
・個人的には、ちょっと美穂ちゃんに同情してしまう。
・ まあ、ディスコとかスポーツカーとかのくだりが現代では使えない(+あしたのジョーのオマージュがあまりにもそのまますぎる)というメタ的な事情はわかるんだけどね。

<完>
とりあえず


2021.8.22(日)

ふと意識が戻ったら世界がとても暑かったので、
色々な締切はとてもヤバイのだがそれらはすべてガン無視しつつ
だらだらしながらFinal Editionの5巻を読み直しておりました。
というわけで4巻に引き続き、ムウ様を中心に世界が回っているオタクによる
FE5巻の超きもい感想を書きます。笑

◆Final Edition ざっくり感想(5巻)
 〜五老峰で黄金聖衣を纏ったムウ様が初登場するシーンについて

・登場シーンのムウ様の大ゴマが復活していた!!嬉しい!!!!!
・ジャンプ本誌ではあったはずなのになぜか愛蔵版や文庫版ではカットされていた(ジャンプコミックスでもカットされていた?)幻のムウ様の全身ドアップ1ページ大ゴマ!!
・そんでその今回復活したムウ様の大ゴマなんだけど、そのページでデスマスクが叫んでるセリフが「牡羊座のムウ!」って半疑問形だったのが、個人的にものすごくツボだった!!!
・↑これはつまりデスマスクが成人したムウ様の姿を見たのは、今この瞬間が初めてだった、ということを意味しているのではないかと思う!
・↑あー、ムウ様って本当に、マジで13年間、人との交流を一切断っていたんだな……聖域側の人たちとはガチで一切会ってなかったんだろうな……ということが、このデスマスクのセリフの語尾に付けられた、疑問を示す終助詞1文字を見た瞬間に、私としては心の底から想像・実感される訳なのである。ムウ様が過ごした孤高の歳月の一端が感じられて、オタクとしては非常に胸がキュンキュンするのである。良い……。
・老師の「朋あり遠望より来たる」のセリフが削除されていた。個人的にはちょい残念。かつて7歳の子供であったムウ様は今はもう成長して老師から対等な存在として見られるほどになっているんだなあ、と感慨に浸れる部分だったんだけどねー。
・ムウ様の髪の毛の輪郭がちょくちょく修正されており、結果的に前にも増して「綺麗な人」という印象になったと思う!!!(※ムウ様への身びいきが過ぎるオタクの感想です・笑)
・「戦いの幕をおまえとわたしで開けるか?」のところで、ムウ様がデスマスクのことを「デスよ」って言ってた(笑)。個人的にはちゃんとフルで「デスマスクよ」になっていた以前のジャンプ版のバージョンの方が、ムウ様っぽくて好きなんだけどなあ。何となく敵だろうが何だろうが、きちんと相手のことフルネームで呼びそうなんだよねムウ様。慇懃無礼っていうか。(←個人的なイメージ)
・ちなみにデスマスク、老師からも「デス」と呼ばれていた。しかもあそこの緊迫した局面で。
・(……もしや御大は、あそこで老師に「デス」と呼ばせることによって、老師側の余裕を演出したかったのだろうか?老師はデスマスクのことなど全然恐れていませんよ的な? ←ひどい笑)
・(ということは、まさか御大はムウ様にも「デス」呼びをさせることによって、ムウ様もまたデスマスクには全然ビビッていないのだということを示し、その余裕っぷりを演出したかった、のか??? 笑)
・ムウ様が老師に報告をするセリフのところから、「女神もこの十三年間で見事に成長され」の部分がカットされていた。結果として、何だかムウ様と老師はこの十三年間、定期的に沙織さんと接触していたのでは?という印象が生まれている……ような気がする。
・(↑個人的に、これは結構ありそうな気がしてるんだよな……だって射手座の聖衣もアイオリアが病院を襲撃する時点で突然ガンダム形態じゃなくなってるんだもんな……前々から思ってるんだけど、実はムウ様、直前までひそかに再来日してて、城戸邸でサジタリアスの形状を元に戻してたのでは?笑)

<次回につづく>
(ムウ様とは関係ない部分の感想を次回で書きます・笑)


2021.8.15(日)

しばらく間があいてしまいましたが
Final Edition 4巻についての心の整理も終わったので、
引きつづきFinal Editionの内容に関する
とてもきもいオタクの日記を書きます。
超・ムウ様中心の感想です。笑

◆Final Edition ざっくり感想(4巻)
 〜富士の洞窟が崩壊するシーンについて

【FE版での主な変更点】
・8つの流星を飛ばしたのが、ムウ様じゃなくなっていた!
・暗黒聖闘士も青銅聖闘士も自力で出てきたってことになってた!そんで、数名は地底に残ったままっていう説明が追加されてた!
・白銀に幻惑をかけて暗黒聖闘士を青銅聖闘士だと思いこませた人が、ムウ様じゃなくて魔鈴さんになっていた!

【これらの修正の意図を考えてみた】
まず初見の感想であるが、ムウ様が好きすぎるあまり濃霧警報レベルで目が曇っているオタクとしては、やはりジャンプ版では富士の地底から8人もテレポートさせていたムウ様の底力が、FE版でダウングレードされてしまったことが非常に気になった。
いやだってこれさ、星矢ひとりを見つけ出すので精一杯って、どう考えてもおかしいでしょ。チリとなって時空の狭間のひどく面倒なところに落ちていた一輝(+シャカ)を余裕で処女宮まで戻してた人が、そんな富士の地底くらいでお手上げになるワケないでしょ。
それともムウ様、まさか敵に目をつけられないように力を抑えて、できることもできないフリをしてたんだろうか。むしろ腹黒度が増してないかそれ。鬼畜か。鬼畜っぷりを際立たせるための改変なのか。そんなバカな。

……というようなことをFinal Editionを初読して以来1週間ほど悶々と考えていたのだが(笑)、しかしその一方で私はムウ様が関わる事象に対しては大いに主観が入ってしまう人間である。つまり車田御大も一般読者も、私が思うほどムウ様の底力のことなんか心配していない可能性がある(笑)。

ゆえに、ここではいったんムウ様に対する己の煩悩を完全に滅却した上で、純粋に漫画のストーリーだけ考えてみようと思う。

で、1か月くらい考えてみた。(←長い・笑)
以下に示すのはその結論である。

まず今回の変更ポイントは、わざわざ「(暗黒聖闘士のうち)数名は地下から逃げられなかった」という設定が新規で追加されたこと。それから「一輝はあの流星の中にはいない」とされていたジャンプ版での設定が消え、8つの流星の中に一輝が含まれるようになったこと。さらに魔鈴が最初から積極的に青銅救出に動いていることだと思う。

私の予想では、たぶん御大の修正意図は以下の3点だ。

(1)
まず御大は、ジャンプ版では流星の数が合わないことを気にしてたんじゃないかと思う。
もともとジャンプ版でムウが救出した流星8つの内訳は、青銅4人+暗黒4人だった(一輝はムウのテレポートに乗ってこなかった)。
しかしこの設定だと流星が飛んだ後に白銀の追撃を受けていない暗黒ペガサスが1人だけ、ずっと生存しつづけることになってしまう。あと、これだと暗黒ドラゴンの兄が1人だけムウの救出対象から外されたことになってしまって、ものすごく可哀想。
しかしFEの新設定だと流星8つに一輝が含まれるので、そのぶん暗黒ペガサスが逃げられなかったことになり、暗黒ペガサス生存説は生じずにすむ。そして8つの流星はムウの力ではなく自力で出てきたわけだから、暗黒ペガサスも暗黒ドラゴンの兄も、故意に見捨てられたということにはならなくて済む。
という訳で、たぶん今回のFEで追加された「地下に残って逃げられなかった数名」というのは暗黒ドラゴンの兄と、暗黒ペガサスのことなんだと思う。御大的にはそれでつじつまを合わせたかったのではないか。

(2)
さらにもう1つ、実はジャンプ版の設定ではモーゼスたちの行動にも矛盾があった。
というのもモーゼスたちは先行で飛んだ流星4つ(暗黒四天王)を青銅聖闘士だと思い込んで追討したのだが、しかしそれだとなぜ暗黒ドラゴン・暗黒スワン・暗黒アンドロメダの3人を始末しただけで満足して帰ってきたのかが謎なのである。もう1つの流星はどうした、おまえら。
しかしFE版の新設定では、流星は先行・後行に分かれることなく、同時に8つ飛んだことになっている。さらにモーゼスたちはその中から魔鈴のウソ指示で、ハナから狙って「3人」を青銅として追ったことになったので、一応「おまえら1桁の数も数えられんのか」という理不尽な風評被害の心配はなくなる。

(3)
あとついでに御大は今回の修正で、魔鈴の行動の矛盾も解消したかったのではないか。
というのもジャンプ版では富士の地底から流星が飛んだことを、ミスティもモーゼスたちも全く気づいていなかったのに、それをわざわざ魔鈴が教えてやっているのである。せっかく誰も気づいてなかったのに、魔鈴さえ黙っていれば青銅も暗黒も誰ひとりとして追討されずに済んだのに、何で魔鈴はわざわざ教えてしまったのか、魔鈴ファンでもある私としては長年本当に謎だったのだが、その割に作中での魔鈴は星矢を必死で助けようとしており、ぶっちゃけ行動が支離滅裂なのである。
なので今回のFE版にて、魔鈴が最初から一貫して青銅を助けようとする描写に修正されたことで、彼女の行動はようやく一貫したのだと言える。
で、魔鈴が最初から青銅救命に動いたその分、恐らくは意図せざる結果として、ムウが青銅のためにしてやれることはジャンプ版よりもかなり少なくなった、という訳だ。

以上より、個人的な結論。
今回のFEにてムウ様の大活躍シーンがなくなったのは純粋に上記(1)(2)(3)の理由によるものなのであり、原作者にムウ様の実力を大幅にダウングレードさせようなどという意図は、断じて存在しないのである。
ないったらない!
(ザシャア!)

◆続・Final Edition ざっくり感想(4巻)
 〜ミスティvs星矢のシーンについて

・ミスティが、いよいよムウ様が黄金聖闘士であることを全く知らない感じになっているなと思った。
・全体的に、今回のFE版での御大は、「聖域の中でもムウが黄金聖闘士だという事実はごく一部の人間しか知らないのだ」というニュアンスを、ジャンプ版以上にはっきりと出してきているように思う。(←それにプラスして、数年前にジャミールまで聖闘士が修復に来ていたというジャンプ版の設定も、FE版では完全になかったことになっているので、FE版では何となくムウ様の隠者感と孤高感がいっそう増しているように見え、個人的には非常に美味しい)
・そう考えるとここまでのムウ様、もしかしたら何も知らないいたいけな白銀たちにはできるだけ敵対せずに、敢えて中立的な振る舞いを心掛けているのかもしれない。(←実際FE版のムウ様って、聖衣の修復と星矢の救出以外はホントーに何もしてないんだけど笑、ここからはある意味ジャンプ版以上に、下級聖闘士同士の戦いには手出ししないという強めのスタンスを感じなくもない)
・しかし一方でムウについての描写は、ミスティのセリフに「この大いなる小宇宙はいったい!?」とわざわざ新規追加されてもいた。たぶん御大としては富士の地底から8人テレポートさせる場面がなくなった代わりに、ムウ様の実力が感じられるようなセリフを何か追加したかったのだと思う。
・というわけで結論。オタクとしてはもう御大のその意図を最大限に汲み取って、これからも前向きに生きていこうと思う。笑

<完>

気が向いたらたぶん続く


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