2011年5月分
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2011.5.29(日)

最近開発した脳内麻薬の捻出方法。
鬱々として気分が晴れない時には
グーグル先生の画像検索で
「トルコランプ」
と入力してみると、大層幸せな心地になれる。
めくるめく萌え雑貨の世界が瞬く間に眼前に広がって、
一瞬だけ何もかも忘れて「萌えー!」と叫べるヨ!

しかしイスラムの世界の雑貨というのは
どうしてこうも煌びやかでクオリティが高いのだろうか。
シオンムウがこういうのをお部屋に置いてたら可愛いかなあとか
一瞬想像してみたりもしてたんですが、想像していくうちに
どうもこれは私の考えるシオンムウには
オシャレすぎてだめかもしれないと気づいた。
完全に浮いてしまう。
(うちのサイトのシオンムウは潜在的なセンス自体はかなり良いのだが、
オシャレに情熱を傾けるという心性がそもそも圧倒的に足りていないがために
あまり気合の入りすぎたオシャレ雑貨を持ってると却って浮きまくってしまうのだ、たぶん)
(きっとイスラム雑貨が文明の余力を残らず美と芸術につぎ込みすぎてて、
あまりにもオシャレに隙がなさすぎるのも一因なんじゃないかと思う)
(その点、南〜中央アジア雑貨の方はなんとなく色々と自然な隙があって
うちのシオンムウには似合いそうだと思う)
(うちのシオンムウは常にどこかに無為と余白がなければだめな人々)
(……それはつまり土臭いってことか? や、まあ確かに土臭くないと駄目だけど私は。笑)


2011.5.27(金)

(前回の続き)
ところで、般若心経っていうのは簡単に言うと
「空(くう)」という概念について延々と説明してるお経なのですが、
(↑色即是空のアレですね)
今回よーく内容を読んでみたら、どうも「空(くう)」というのは
セブンセンシズのことなのではないか
という疑念がふつふつと沸き起こってまいりました。

以下、参考のため、般若心経の日本語訳です。
(訳文は『ダライ・ラマ 般若心経入門』から頂きました!爆笑)

「(前略)それ故、空性には色もなく、受もなく、想もなく、行もなく、識もない。
眼・耳・鼻・舌・身・意もなく、
色・声・香・味・触・法もない。

眼界から意界、さらに意識界に至るまでことごとくない。(後略)」


……あの、この「眼・耳・鼻・舌・身」「色・声・香・味・触」って、
どー見てもあれですよね、「五感」のこと指してますよね。
そんで、この流れからすれば文脈的にも内容的にもどー考えても、
「意」「法」って、「六感」のこと指してますよね。

……あの、つまり、よーするにこれ、
思いっきり「五感」と「六感」を超越した世界のことを指して、
「空(くう)である」
って言ってるわけですよね。
これ、どー考えてもセブンセンシズですよね。
めっちゃ六感を超越した何かですよね。

ううむ。私の気のせいでなければ確か、
「空(くう)」って仏教の本質だったと思うのだけど、
なるほど仏教の本質と小宇宙の真髄とは同じものであったのか。
黄金聖闘士に仏陀がいるわけだ。
……って、なんだこれ。なんだこのオカルトめいた偶然の一致。
車田の直感がすごすぎてもはやキモチワルイわ!(ガカアッ!)


2011.5.21(土)

むうっ!?なんと!?
いつのまにこんな日付になっていたのだ!

今月初めの日記に書いたとおり、
般若心経の日本語バージョンをぼつぼつ読んでみてるのですが、
そしたらちょっとなんかこれお経の中でめっちゃムウムウ言ってるんですけど
何なのいったいどういうこと!ていうかもしかしてこれ常識だったりする!?
もしかしてムウオタク的にはフツーに常識だったりする!?
ワタシこの年までぜんぜん気づかなかったアルヨ!初めて知ったアルヨ!

(前略)
ムウ色 ムウ受想行識
ムウ眼耳鼻舌身意 ムウ色声香味触法
ムウ眼界乃至ムウ意識界
ムウムウ明 亦ムウムウ明尽
乃至ムウ老師 亦ムウ老師尽
ムウ苦集滅道 ムウ智亦ムウ得
(中略)
心ムウけいげ ムウけいげ故
ム〜ウ〜恐怖
(後略)


……だめだ!煩悩にまどわされすぎて全然おぼえられない!
ていうかむしろ笑い死にそうだ!全然悟れそうにない!(爆笑)


2011.5.12(木)

そういえばすっかり忘れていたのですが
今年のシオンムウの日に実家のマーマが突然「花見がしたい」と言い出したので
マーマの車で近所の桜を見てきたのですが、
その時、大変なモノを目撃しました。

まあとりあえず、まずは普通の花の写真でお茶を濁しておきましょう。



と言っても別に都会や観光名所のように
お金かけて整備してるわけでもないので、色々とボーボーなんですけど
まあ大体こんな感じですよ。右手は山、左手は海。
(野生の中に放置されたソメイヨシノの力強い生命力をお楽しみ下さい)

ちなみに車窓からのリアス式海岸はこんな眺めです。
春なのにススキが生えてますねえ。





とまあ、ここまでは普通の田舎の光景だったのですが。

そのとき

とつぜん


我々の行く手にこんなものが見えてきた。





!?


ちなみに、「コレ」の周辺の一帯は軒並みぜんぶ、
さっきまでの写真にうつっていたような
何の変哲も無い海とか山とか
めっちゃフツーのタダの田舎の光景なんですよ。
さっきまでの写真にうつってたようなのどかな風景が
延々と続いているんですよ。

そんなありふれた光景の中に、突如、これが。




ダダーン

(しかもこれ、かなりデカい)



……ちなみに近所には商業施設などなにひとつ存在してはおりません。
もちろん、前後左右、いくら見わたしても、
何の立て札も注意書きもなく、
説明書きのひとつもありません。
巨大な柱にただ、カニがついていました。
カニがついていました。
ただそれだけ。

誰か!!
誰かこの状況を説明してくれ!!!


このカニは一体なんなのか。
誰かが何かの看板を作りかけて途中で予算が尽きて放置したのか。
(いったい何の看板だよ)
それとも、もしかしたら何らかの芸術的効果を狙ってのことなのか。
芸術を追求した結果このカニか。
だがそれにしてはこの近辺はあまりにも過疎地帯すぎる。
人間から目撃される頻度があまりにも少なすぎる。
この車道、地元の人くらいしか通らない。
芸術作品が泣いて悲しむ。

そんなシュールな状況自体を狙って作ったんだとしたらツワモノすぎるけど…
何?新手のシュールレアリズム?

今年のシオンムウの日、このティカにはそんなことがおきていたのでした。
シオンムウがデスマスクにのっとられた。
(なお、のちに聞いたところによるとこのカニ、数年前に突然建設されたらしい)
(地元では謎スポットとしてプチ有名になっているらしい)←たぶん地元限定
(私のいない間にそんなことが起こっていたとは)

ちなみに私はこのカニの写真を必死になって激写しているうちに
身内の看病に行かなきゃならない時間が来てしまい、
めっちゃ遅刻しました。


2011.5.10(火)

サガシャカ堂(前回日記)の件について
メールが即レスで2通も来ててぶったまげましたティカです今晩は!(爆笑)
メッセージどうもありがとうございますー!(笑)
いやー、やはり聖地でしたか。
オフ会という名の巡礼まで催されてございましたか。
さすがオタク!ぬかりないですね!(超ほめてます★笑)

ちなみに京都の詳細地図でもうひとつ気になるのは、
京都御所の東のあたりに存在している

廬山寺

なのですが、
やっぱりこれもあれでしょうか、
紫龍萌えの人とか童虎萌えの人とか春麗萌えの人とかにとっては、
五体投地しながら時計回りで100周しちゃうレベルで
めっちゃ聖地だったりするのでしょうか。
地味に気になる。

てーか、いいなー廬山寺。
五老峰オフ会とかひらけちゃいそうですよね。
ジャミール寺とかどっかに落ちてないかなあ。

***
あっちなみに5日の日記で垂れ流した般若心経のマントラ(チベット版)はそうです、日本語で言うところの「そくせつしゅーわつ ぎゃーてーぎゃーてーぱらぎゃーてー ぱらそーぎゃーてー ぼーじーそわかー」のあたりです。(←私信)
同じマントラが国によってここまで訛るもんなんだなーと思うとなかなか興味深い。


2011.5.8(日)

(前回の続き)
ところで私がどれくらい京都・奈良を愛しているかと言うと
全く何の用も無いのに京都府全域の詳細地図を無駄に購入して
暇さえあれば自宅で眺めてニヤニヤしている
くらいには京都・奈良を愛しています。
(注:自宅は東京です)(奈良県の地図はこれから購入予定です)
なんでも世の中には「話を聞かない男・地図を読めない女」とかいう
ふざけたタイトルの本があるらしいのですが
あれはいったい誰のことを指している本なのか、
一介の地図オタク(女)としては前々から疑問で疑問でなりません。
しかも私は人の話を聞かない。

そんな私は昨日も寝る前に京都の地図をのんびり眺めながら
嵐山のあたりを脳内散歩していたのですが、
そしたら、なんということでしょう。
今まで気づかなかったのが本当に恥ずかしくてならない、
そんなとんでもないものを発見しました。

なんと、嵐山には、


サガシャカ堂


というお寺があったのです。
なんということでしょう。
これ、知らなかったの、私だけですか。
もしかしてサガオタクの人とかシャカオタクの人たちにとっては
もはや常識!だったりしますか。
こ、これだけ長年のあいだ聖闘士星矢オタクをやっておきながら
サガシャカ堂の存在に気づかないまま
今までの人生を過ごしていたとは……がはっごほっぐうう〜。(←水鏡先生風にうめいてみました)

残念ながら知り合いにサガシャカをやっている人がいらっしゃらないので
何ともいえないのですが
やっぱりサガシャカに萌えていらっしゃる人々の間では
このお寺はイスラムのメッカにも比肩するほどの
絶対無欠の聖地だったりするんでしょうか。
微妙に気になる。微妙に知りたい。


2011.5.5(木)

前回の日記を書いた後に
本当に京都と奈良に行ってましたティカです今晩は。
いや違います、別にシオンムウだけが理由ではなくて。
もともと行く予定で。(……)
震災の影響で祝日後半仕事になってしまったので
長居できなかったのが心残りですが!

奈良ではひたすら寺を巡っていました。
・小中高の修学旅行すべてにおいて一度も奈良に行くことが出来ず
・他人に連れられて奈良県を初めて訪問したのが一昨年
・しかも訪問先がなぜか今井町で
・あまつさえ滞在時間がたったの1時間
というマニアックな体験を持つ私は
東大寺のでっかい大仏も
『天上の虹』オタクとしては外せない聖地薬師寺も
イケメン阿修羅像も
奈良公園のシカも
今まで一度も見たことがなかったのでした。
ていうかなにあれどういうこと!
シカ!
シカ!!!!!
シカーーー!!!!!
なんなのあのシカ!
カラスの百倍くらい街にシカがいたよ!
奈良に行った人がみんなシカシカシカシカ言ってた理由がようやくわかったよ!
ヒツジ萌えの人間としては今すぐ北海道かどっかで
あれが真似されることを熱烈に要望するよ!
シカのかわりにヒツジで!
あれを全部ヒツジで!

あとたまたま立ち寄った薬師寺で
ちょうど震災の法要が開始されるところだった。
管主・住職総出でかなり大掛かりだったような気がする、あれ。
その開始時間にあそこに行きあえたっていうのは
もちろんすっごいたまたまだったんだけど
なんかこう自分の気持ち的にすごく
参加できて良かったです。
そんなわけで一緒に読経してきた。
はんにゃしんぎょうは最後のマントラのとこだけ知ってるのでとなえてみた。チベット語で。
ちなみに日本語のはんにゃしんぎょうはまだ覚えてない。
……なんでまたそんなけしからんことになっているのかというと
なぜなら私は何年も前に萌えによってたまたま
チベットのお経を現代音楽っぽくアレンジした素敵CDを衝動買いしてしまい
それを何百回か聞いているうちに気がついたら
いつのまにかはんにゃしんぎょうのマントラのとこだけ
覚えてしまっていたのだった。チベット語で。
しかもその曲がまた、そこはかとなくラップ調にアレンジされてて
そのアレンジがやたらとクオリティー高かったりして
そりゃもう絶妙に覚えやすいのだ。

テヤター オン ガテ ガテ パラ ガテ パラ サンガーテーボディ ソーハー

こんな感じ。
しかしこれではあまりにも軽薄ミーハーニワカチベットオタクっぽくて恥ずかしいので
この恥ずかしさを紛らわすためだけに
日本語のはんにゃしんぎょうもおぼえなければ……と痛切に思った2011年初夏である。
カラオケで歌えたらカッコいいのではないか。
(たぶん有名な話だと思うのですが実ははんにゃしんぎょうは大抵どこのカラオケにも入っている)
(そして私の知り合いにはカラオケではんにゃしんぎょうを歌える奴が5人もいる。しかも歌詞を見ずに)
(カミングアウトしてないけど実は歌えるって人を入れたらもっといるんじゃないだろうかとたまに思う)
(1人歌えたら20人は歌える、みたいな)

他にそれとは全く関係ないオタク感想としては、
長谷寺の近くに鏡女王の墓があったらしいんだけど
同行者がそこまで飛鳥時代オタクじゃなくて
あと時間もなくて、どうしても行きたいと言い出せなかった!
というか巡礼すべき萌え場所が多すぎて完全にアタマがパンク。
中大兄さまの墓とか見たかったなー、斉明さまと大田さまのお墓も見たかった。
十市町とか額田駅とかも行きたかったよーーー。(←ネタ的な意味で)
というか明日香村に行かなければ!!!!!
将来の楽しみが増え続ける一方でどうすれば……

……しかしそれにしても何ちゅう日記だ。
終わる。


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