2010年12月分 2010.12.30(木) 年末ですね!バタバタですね! どさくさに紛れて冥王神話NDの感想を更新しました!古いやつだけど! 今回、ジャンプ連載分の原作に対するツッコミを考えるのと 全く同じツッコミの考え方が必要だったので、 車田漫画のクオリティはかなり高いと思います。 かなりノリノリです。 私も読んでてすごく面白いもの。 ちなみに今回の見所は、 ・できる子の瞬ちゃん ・かわいそうな星矢(爆笑) ・あまりにも小者臭が漂いすぎる前聖戦の教皇 ・あらゆる意味でキャラが濃ゆすぎる魚座のカルディナーレさん(新キャラ) ・前聖戦における教皇様の正体に関するプチ考察(私の) いや、上記だけ見るとマジメに書いたように見えますけど、 今回は当社比1.5倍でお笑いです! 車田が安定してるので私も安心してお笑いに邁進できました!(爆笑) 次の感想も割と近いうちにアップできるかと思います★ *** ところで、前回の日記の「シャカ・パン」に複数の方から即レスを頂きました! ありがとうございます! 某方様のご推論によると、 「シャカの原作版の聖衣は尻がノーガードだから、 そういう人でも寒くないようにと開発されたパンツなのではないか」 「あるいは、沙羅双樹の園で三人相手に喧嘩する時にでも 動きやすいように開発されたパンツかもしれない」 とのことです! 発想が神すぎてフキマシタ! あと燃え盛るシャカへの愛を感じた!(笑) 乙女座の聖衣のアンダーウェアにシャカパンを着用するシャカを想像して 不覚にも可愛くて萌えました!すみません!(爆) それからまた別の某方様からは 神の啓示をいただきました! なんと、「シャカパン」とは、 「シャカシャカパンツ」の略なのだそうです。 動くとナイロン生地がシャカシャカと音を立てるから、シャカシャカパンツ。 か、開眼した!!!!(クワアアアアッ!!!) 世界がまたひとつ、色を変えた気分!!! 世界がまた一枚、新しく脱皮した気分!!! 私はまたひとつ賢くなりました!シャカのおかげで! というわけで、お二方とも、メールどうもありがとうございました〜v 2010.12.26(日) こんにちはティカです! 今年は引っ越したこともあって年賀状を25日までに 出さなければならず(元旦到着のためならエンヤコラー!) イブの日は仕事の後に徹夜して年賀状を書いていました…… どうせ徹夜するならせめてシオンムウ小説書いていたかった…… その他色々たまった仕事やってるうちに 気づいたら時間がポーーーーーーン飛んでた。 26日の朝はクリスマスに売れ残ったケーキが 超大安売りで売られているのを楽しみにしていたのですが、 見事なまでに寝過ごしたよ!あおおーん。 しかし、私はそんな日々の真っただ中にあっても、 懲りずに近所の商店街でこのようなものを発見したのです。 寒い冬の強〜い見方!! 婦人用 シャカ・パン!!! 「フリース付あったかパンツ」とか 「防寒・防汚」とか 色々な文字が読みとれるのですが、 結局、最後までどれほど凝視しても、 なぜどういう理由で「シャカ」なのかは、 とうとう遂に、わかりませんでした!! 恐らく、本当は、「低カロリー」→「ティカロ」みたいに きっと何か深いワケがあるのだろうと思うのですが、 聖闘士星矢オタク病に完膚なきまでにおかされてしまった私の脳には さっぱり推し量ることができません! しかし今、日記を書きながら愕然としたのですが、 我がパソコンはついに、「フリース」という文字を 「腐リース」と誤変換するようになってしまいました……。 な……ぜ……だ……orz 2010.12.22(水) ちょっと前に癒しを求めてAmazonで「ひつじ」って検索したら、 『ひつじセラピー』という本がヒットして、 そこの説明文にこんなことが書いてありました。 「(略)検査や、(略)テストなど、心理学の方法を用いた調査の結果、 『人はひつじにふれるとリラックスできる』ことが科学的に証明された。 実際にふれなくても、ひつじの写真を見るだけで 同じように癒される、ということもわかってきた。」 そ、そうだったのかー!!! それじゃシオンムウにはまっている私たちは 人生の方向性的には間違っていないということですね!!! (ちょっと待て) *** …とか言いながら、実は本としては『sheep island』の方が気になっていたりする(笑) 我が第六感によれば、何となくそちらの方が萌えな予感がするのだ。 でもやっぱり写真集は店頭で手に取った上で選びたいからなあ。うむ。保留。 *** 私信1:メールありがとうございます!後日ゆっくりご返信させてくださいませ〜v 私信2:お誘いメールどうもありがとうございます!また後日出欠ご返信させて頂きますー! 2010.12.19(日) 今年の4月から書き始めて パラ銀から此の方、なんとか更新しようと思って コツコツ書き進めてるシオンムウ小説ですが、 今月5日の段階で3部構成の予定が5部構成の予定に変わってたんだけど、 それがさらに昨日、6部構成の予定になってしまった。 おーい!どうするよー!(爆) あっでも別に長いからと言って、内容自体は大した内容じゃないんですけど。 しかもパンダさんマークつけられちゃいそうなくらいの健全小説なんですけど(たぶん)。 ただちょっと萌えが。個人的萌えが強すぎて。 しかもちょっとマニアックで私にしか通じない萌えかもしれないんだけど。まあいいや。 しかし年末はあれですね、雑多な色々があって筆がなかなか進みませぬ。 そろそろ一回波が来たらかなりいっぺんに行けるであろう段階に入ってるんだけどなあ。 かたつむりだよ人生は……と、いつまでも言っててはいけないと最近思う。 したいことはやりたいうちにやっとかないと、ジェットコースターだよ人生は! (そう、来年になればもう少し落ち着くはず……と毎年思い続けて その実態は毎年どんどん大変になってってるっていうね!hahaha) あっ御大の冥王神話、買ってます!単行本3巻も、雑誌掲載分も! つーか今週の木曜日は勘違いして近所中でチャンピオン探し回っちゃったよー。 先週が合併号だったから発売なしだったというオチつきで。 実は最近普通に楽しみだったりする。はっは。 2010.12.18(土) 寒いですね! そろそろ在庫も売り切れて参りました、冬のシオンムウ歌お蔵出しその9です。 このへんでおしまいにしようかな。 ・「白雪の降り敷く山を越え行かむ君をそもとな息の緒に思ふ」(万葉集4281番) (意訳:白い雪が降りつもる山を越えて行く貴方のことは、私にとってはこの白い息を繋ぎとめている命の糸のように、何よりもいとおしく大切なものに思われてならないのですよ) 「白い雪が降りつもる山を越えて行く」っていうのは、 現実にヒマラヤを越える姿を想像してもいいんだけど、 もう少し暗喩的に、 「めちゃくちゃハードなたくさんの試練を踏み分けながら、 それでも折れずにくじけずに人生を歩んで行く姿」 として解釈してもいいんじゃないかと思う。 あるいはその両方を含ませた、掛け言葉的に解釈してもいいな! つか、シオンムウ的には絶対、その方が萌えます! なお、上の意訳はムウ視点のムウ口調で書いてみたんですけど、 実は本当はシオン視点・シオン口調で書こうかなあと思ってました。 特に、ムウの13年間って、実際に、まさしく、 「白雪の降り敷く山を越え行かむ」 ような状態だったわけだから、シオン視点の方がより萌えるかなあと思って。 (ムウが実際にヒマラヤに隠れ住んでた、っていう意味でもそうだし、 13年間ものすごくハードな人生歩んだぞ、っていう意味でもそうである。) なので、訳はシオン視点で 「白い雪が降りつもる山を越えて行くように 酷く困難な歳月を越えて行くお前の姿は、 私にとってはこの白い息を繋ぎとめている命の糸のように 何よりもいとおしく大切なものに思われてならないのだよ」 みたいにしてもいいかなっと思います★ シオン視点・ムウ視点どっちもOKということで、 一粒で二度おいしい和歌だなあと思います★ (しかし、実際にシオン口調で書いてみたら、 想像していたよりもはるかにこっぱずかしい気持ちになった。 恥ずかしすぎて私が堪えられなくなった。 だから急遽予定変更してムウ口調にしてみたのだった。 シオン口調の破壊力マジパネっす。) *** なお、万葉集にはもう一首、ものすごく萌えなシオンムウ歌(冬)があるのですが、 そちらについてはアンソロの後書きコメントに書かせて頂きましたv 気になる方はメールくださればこっそりお教えしますヨ!(笑) *** ところで、そもそも何でこれだけたくさんのシオンムウ和歌(冬)を 私がお蔵入りさせていたかというと、 実は夏の頃に、アンソロ原稿に使用するために、 本を読んだり古語辞典を引いたりネットで検索したりして かなーり時間かけて色々コツコツ調べていた訳なのですが(爆)、 結局、こんなにたくさん調べたというのに、 実は、最終的にアンソロ原稿の本文中に載せたのは、 ぜんぜん和歌ではありませんでした!!! せっかく調べたのにー!けっこう時間かかったのにー! というわけで、悔しいので日記のネタに流用するティカ2010年の冬。 転んでもタダでは起きない。裏ネタもタダでは捨てない。 *** ちなみに、結局アンソロ原稿に使ったのは、古典都々逸が2本と現代俳句が1本。 さらにちなみに言うと、その都々逸ネタは、別に今回調べた分じゃなくて、 『鴉』を書いてた頃から「いつか使おう」と思って暖めておいた都々逸だったので、 ぶっちゃけ、今回、別に調べる必要とか全くなかったよね!……っていう……。 ……いや、しかし、何事においても、この世に無駄というものはないはずだ。 この体験がいつかどこかで花咲くときもあろうがな。 というわけで、このお蔵出しがちょっとでも皆様の萌えに繋がりましたらば幸いです★ 2010.12.16(木) 冬のシオンムウ歌シリーズ、お蔵出しの8番目です。 ・「冬川の上は凍れる我なれや 下に流れて恋わたるらむ」(古今集591番) (意訳:冬の川の表面は凍りついた私の心のようだ、けれども底の方では凍ることのない水が流れ流れて、お前に恋し続けているようだよ) なんかシオンっぽい!!!!!! ……シオンっぽくないですか?ね?ね? いや、普通に、イメージ的にも、 表面が凍った冬の川、ってなんかすごくシオンぽいと思うんですよ! 教皇の仮面を被って、その表面はまるで冬川の氷のように厳しくて強くてビクともしなくて、 一見冷たいように思えてしまう、そんな感じが。 でもその下には隠された気持ちがずっと流れ続けてるんだよね! 仮面の下で! 外からは決して見えないけどね! 萌え!萌え! というわけで、この和歌はもう兎に角、下の句が、 シオンムウ的な意味でもシオン単体としてのキャラ的な意味でも、激萌えです…! 「下に流れて恋わたるらむ」。 ああ、あかん。胸がきゅんきゅんするわ。シオン萌え!シオンムウ萌え! (つーか普段からビクともしない奴が「下に流れて恋わたるらむ」なんて言いやがるとかもう マジでほんとに一発でアンタレス級のインパクトだよね★ええい!この!) (つーかそれって、思いっきり、例の「私はお前が可愛い」と同じだったりしないか?) (やべーそれフツーにめっちゃシオンやんwww) 2010.12.12(日) 冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその7。 ・「忘れては 夢かとぞ思ふ 思ひきや 雪ふみわけて 君を見むとは」(古今集970番) (意訳:今のお姿を拝見していると、現実であることを忘れて夢かとばかり思ってしまいます。深い雪を踏み分けてこのように貴方にお会いすることがあろうとは、まさか思ってもみませんでした。) これ、かの有名な在原業平さんの作品なのですが、 実は、もともとは恋歌ではありません。 (という事実が、逆にものすごく萌えなのですが!) 昔親交のあった偉い王子が出家して侘しい所に済んでいるのを見た業平さんが、 悲しんで詠んだ歌なのです。 しかし、これ、普通に、シチュエーション設定を変えて別解釈すれば、 ものすごくシオンムウだと思うのです。 つまり、 一度死んだシオンが、復活して、 なんか色々あってジャミールにいるムウに会いに来た時に、 ムウが山脈の深い雪を踏み分けながらシオンを迎え出る、 その瞬間のムウの心中 ……だと思えば良いのです! もうカンペキなまでにムウ様視点のシオンムウ歌です! 「今のお姿を拝見していると、現実であることを忘れて夢ではないかと思ってしまいます。 このジャミールの雪を踏み分けて、一度死んだ貴方に再びこのようにお会いすることがあろうとは。 まさか夢にも思っていませんでした」 みたいな! みたいな感じで! ちなみに、もちろん当方、何を見てもシオンムウに見えるシオンムウ病なので、 業平さんがいかにマジメに詠んだマジメ歌だろうが知ったこっちゃありません。(爆笑) シオンムウは尽きねどまた次回〜。 2010.12.9(木) なんか先月の日記に書いた羽田空港のシオンムウツリーが、 実在しないのではないかというご報告を頂きました!(爆笑) (なんか、探してみたけどどこにもなかったらしいんだよ!) (シオンムウ病があまりにも重いせいで、 紫じゃないものまで紫に見えているんじゃないか!という 新たな疑惑の発生だよ!) (もしくは、一瞬で模様替えしてしまったのにもかかわらず たまたま私が行った時だけシオンムウ色だった、という ありえないほどのシオンムウ強運が発生していた可能性ですよ!爆笑) *** そういうわけでどんなわけでー。 冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその6です。はっは。 ・「富士の嶺に煙も雪も年ふりて消えぬ思ひの程ぞ知らるる」(新続古今集01094) (意訳:冨士山の上の煙も雪も、何年たっても消えることはない。その冨士の煙や雪のように、あなたへの思いは消えることもありません。思いの深さが偲ばれますヨ!) ……これ、富士山をとりいれた恋歌なんですけど、 富士山をヒマラヤ山脈に置き換えて考えてみたら、 あら不思議★ものすごくシオンムウ! 高山の万年雪を消えない思いにたとえてる和歌って、 どっかに無いかなあと思って随分色々探してみたんですけど 結局これくらいしか見つかりませんでした。 (いや、ちゃんと探せばもっとあるのかもしれないが) (面倒くさがってネットで探したのでハハハハハ) やっぱり日本には万年雪が少ないからかな。 ちなみに、漢和辞典の「雪」の項目を漠然と眺めていて たまたま知ったのですが、 古典漢文の世界には「雪山」という熟語があって、 「セツザン」または「セッセン」と読むそうなのですが、 その意味のひとつとして、 「ヒマラヤ山脈のこと」って書いてあったんですよ! 雪山(セツザン)=ヒマラヤ山脈! な、なんか萌え!なんか萌え! というか、海を越えて何千キロも離れてる超遠い地域だというのに、 「雪の山といえばヒマラヤ」なんていう合意が昔からあったのがすごい。 どんだけ轟き渡ってるんだ。ヒマラヤの万年雪まじぱねす。 *** 私信:メール無事いただいております!誤字がシオンムウで超ウケた!笑 2010.12.7(火) 冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその5。 そろそろ人死にが出てないバージョンに移ろうと思います。(笑) ・「降る雪に物思ふ我が身劣らめや積もり積もりて消えぬばかりぞ」(後撰和歌集0495番) (意訳:あなたを思う私の心は、降りつもる雪にすら劣りはしない。つもりにつもった思いの深さに、この身は今にも消えそうなほど。) 降りつもる雪が、降りつもる思いと重ね合わせられていて、 とっても綺麗な恋の比喩だなあ萌えだなあと思います! ジャミールとか、標高高くてまったく雪の消えなさそうな場所なので、 こういう消えない雪の歌が、個人的にはとてもシオンムウっぽくて萌えですv 消えない思い出とか、消えない思慕とか、色々連想できて美味! ちなみにこの歌、詠み人知らずっぽいです。 そのこと自体もものすごい萌えです。 でも、全体的にはやっぱり日本の古典和歌って 「雪は消えるもの」→「はかない恋」っていうふうに例えられることが多くて、 冬で恋歌でハッピーなものってあんまりなかったんですよねえ。 (なので色々探すのたいへんでした・笑) 暖かい地域では雪とはそもそも溶けるものっていうのが前提なんだろうなあ。 ちなみにチベットの歌とか詞を見ていると、 「雪といえば雪山!」っていう連想がとても強くて、(笑・そりゃまあそうだろうな) しかもその「雪山」っていうのにはなんかすごく「綺麗なもの」とか「永久のもの」とか 「神様の住んでるところ」みたいなイメージが強くって、 ぶっちゃけすごく萌えです!めちゃめちゃ萌え! 雪について、「すぐ溶けるものだ」っていう連想があんまりないんだろうなあ。 まあ標高が標高だからなあ。山の上とかめっちゃ万年雪の地帯だもんなあ。 で、結論。 「雪=はかないもの」と「雪=永遠のもの」の 両方のいいところ取りしたら、 それはものすごくシオンムウ。 雪ってものすごくシオンムウ。 (↑いいのかそんな結論出して!笑) ……だって、「物凄くあっという間に7歳とかで死に別れちゃったけど、 その後もそのまま13年以上もずっと、精神的に物凄く強く結びつき続けてました!」 みたいな関係を、あの人たちまさに原作でやってましたよね!(爆笑遁走) 2010.12.5(日) まだまだ続きますヨ!冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその4。 ちなみにシオンムウ小説もちゃんと書いてますヨ! なんか3部構成のはずだったのに、気づいたら5部構成に…… なぜだ…… ・「などて君 むなしき空に消えにけむ あは雪だにもふればふる世に」(和泉式部) (意訳:どうしてあなたは虚しい空に消えてしまったのでしょう。このはかない泡雪でさえも降ろうと思えば降るし、永らえようと思えば永らえる世の中なのに。) 再び和泉式部です。 ね!ね!この人、シオンムウでしょ!(←いい加減にしなさい) ただし今回のは恋人じゃなくて20代の娘さんが 病気で亡くなった時の歌なんですが。 (というか和泉式部さんは大切な人に死に別れていすぎです……) シチュエーション的には勿論ジャミールのムウ様でいけると思います。 泡雪を見ながらシオンのこと思い出してる感じだと思います。 ちなみに元歌が娘さんへの晩歌なので、 復活後にシオンよりも先にムウが死んじゃうシチュエーションも一瞬考えかけたのですが、 あまりにもシオンが可哀相すぎるのでやっぱりやめときたいと思います。(笑) 2010.12.4(土) 冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその3! ・「君をまた かく見てしがな はかなくて 去年(こぞ)は消えにし雪も降るめり」(和泉式部) (意訳:貴方の姿をこんなふうにまた見たいものですよ。去年はかなく消えてしまった雪も、年が巡って再び降ってきたというのに) あの、過去日記でも幾度か絶叫しているのですが、私、最近、 和泉式部さんは絶対にシオンムウだと思います。 (2010/07/09、2008/06/05、などなど参照!) ちなみにこの歌は、最愛の恋人に死に別れた後に 雪を見て和泉式部さんが詠んだ歌らしいですヨ! なんか同じようなことを今年の7月にも日記で絶叫した覚えがあるのだが、 これはその歌とはまた違う歌なんですヨ! いったい何なんでしょう、この萌えシオンムウ歌人! 悲恋を歌わせたらピカ一ですヨ! (すみません。余韻と情趣に溢れた美しき平安朝の古典和歌を めっちゃホニャのネタにしてすみません。爆笑) あ、ちなみにこの歌のどこがシオンムウかっていうのは、 もちろん説明しなくてもいいですよね?(笑) 『去年はかなく消えた雪ですら、こうして再び降ってくるというのに、 貴方は帰ってきてくれないのですか』 子ムウちゃん心の叫び。ジャミール時代。 2010.12.2(木) (前回の続き) 冬のシオンムウ歌シリーズお蔵出しその2。 ・「冬ながら空より花の散り来るは雲のあなたは春にやあるらむ」(古今集330番) (意訳:冬なのに空から花が散って来てるのは、もしかして雲の向こうは春なんだろうか) 「雪を見て花を想う」のシリーズ・第二弾です。 「空から花が降ってくる」っていうモチーフがいかに昔のひとに人気だったかがわかります。 この歌は「雲の向こうは春なのかも」っていう発想がすごく素敵でいいなって思ったんだけど、 原稿の字数&展開的に無理がありまくりだったので、泣く泣く没にしたのであった。 ちなみに作者は清原深養父といって、清少納言さんのひいじいさんの人だったりします。 で、清少納言さんも、ひいじいさんの代表歌としてこの歌を意識してたみたいで、 実は以下のようなオマージュ・ソングを残してたりする。 ・「空寒み花にまがへてちる雪に少し春ある心ちこそすれ」(藤原公任&清少納言) (意訳:寒空に散っている雪が花みたいだから、寒いけどちょっと春っぽい心地がするよ!) こちらでは「雪=花=春」はもはや前提となっている(笑)。 個人的には言葉遣いなんかはむしろこっちが好みかな。 何でそういちいち綺麗な言い回しを思いつけるんだろう。萌え! あとこの歌が萌えなのはもうひとつ、あれです、 実はこれ、上の句だけ藤原公任さんが作って、 いたずらで清少納言さんにいきなり手紙で送りつけてみたところ、 清少納言さんがその場で下の句をつけちゃいました! しかも出来上がった歌はすごい萌え歌でした!わーい!すごい! っていう歌なんです。 しかもこれ、ふたりとも教養人なので大昔の清原深養父さんの歌を当然のように知ってて、 それを前提として全てのやりとりが行われているっていう。 そんで、出来上がった歌があまりにも違和感のなさすぎるナチュラルさで 深養父さんへのオマージュにもなってるっていう、奇跡的なこの所行。 ちなみに清少納言さんの下の句のつけ方があまりにも絶妙だったので、 公任さんはそれを見て「やるな、こやつ」「わかっとるな」的にニヤリとしたらしいです。 天才と天才が会話をしたらそんな感じになるのか。なるほど。 というか、あれですよね。これをシオンムウで妄想したら超萌えですよね。 ある日ふとシオンが上の句作って、それを悪戯でムウ様に手紙で送って、 ムウは雑兵からわざわざ手紙が届くもんだから いったい何事だろうと思って緊張しながら手紙を開けるんだけど、 封をあけたらものすごい趣味のいい紙に上の句だけが書き付けられていて、 「なんだこれ!」って思うんだけど、 仕方が無いからそのまま即興で下の句作って萌え歌にして、 そのままその手紙のシオンの字の横に、今作った下の句を書き足して、 そんでそのまま教皇の間に送り返したりするんだよ! そんでシオンは手紙を開いて満足げにニヤリしたりとかするんだよ! そういうシオンムウとか、ちょうツーカーっぽくて萌えませんかはあはあ 妄想してめっちゃ鼻息荒くなりますはあはあ (すみません。平安朝が生んだ天才2名を、めっちゃホニャのネタにしてすみません。) |