2009年5月分 2009.5.31(日) 某街で趣味音楽の練習をしたのですが、 その後みんなでご飯を食べることになって なんか成り行きで入ることになった店の名前が 「チベットチベット」 でした。 いや違います。私のせいじゃありません。 私が入りたいって言ったんじゃありません。 しかしこの店、店の名前が思いっきりチベットで、 しかも店の壁にでっかい眼とか描いてあるのに、 看板に出ているメニューはものすごくフッツーの日本食。 どう控えめにみても、ものすごーく謎。 で、好奇心2割、恐怖心8割といった感じで、 おそるおそる、店内に足を踏み入れてみました。 そ し た ら 。 店内入って正面の、一番上座の一番目立つ場所に、 このようなお方が鎮座していらっしゃいました。 御身長は恐らく2メートルはあろうかという極めて立派な御本尊です。 そして白を基調とした室内の至る所には 仏教アイテムとかヒマラヤ系民具テーブルとか胡蝶蘭とかが こまごまと可愛らしく清潔に配置されていたのでした。 料理はどれもめちゃくちゃ美味しかった。 店員さんはどの人も全員フツーのにーちゃんねーちゃんだった。 なのに何故か内装だけが。 なのに何故か内装だけが。 ちなみに私たちの一行はお店一番乗りだったので、 上のこのお方のすぐ眼の前の、一番いい席に案内して頂きました。 さらに、私は一番あとから店に入ったのに なぜか子連れの先輩から「ここの奥に座ってガードしててくれない?」と頼まれて、 なんか知らんけど気がついたらこの写真の御方のすぐお隣の、 御足元5センチの席に座っていた。 ……えっと、色んな意味で、楽しかったです。 2009.5.30(土) 奥村愛子さんというひとのライブに行ってきました。 昭和のレトロ歌謡曲をレトロなままポップでオシャレにしたような 独特な雰囲気のうたを歌う人なのですが バックバンドにサックスとトロンボーンとトランペットがいて ものすごくかっこよかった…! この人の「冬の光」という曲はそういえば昔 シオンムウ部屋の「whiteout」という小説を書いた時にBGMのひとつでした。 「あなたが雪になる 溶けない雪になるから」 っていうのがなんかピンポイントでシオンムウだなーと思ったの。 昔、生ライブで聴いた時に、伴奏がアレンジされてて すごくスローなバラード調のピアノソロ伴奏になっていたんだけど そのきらきらしたピアノの音が雪の降り積もる音みたいで すごくきれいだった。 アルバムに入ってるのは残念ながらいつものロックバンド+ブラスバンドバージョンなんですけど。 で、今はライブから帰宅して奥村さんのアルバムを流しているわけですが、 作業をしながら別のことを考えていたはずなのに さっき曲が「冬の光」になった瞬間にいきなり自分の脳内が反射的に 「シオンムウ萌え!!」と絶叫し始めてしまって、 あー私もしかしてこれから一生、 シオンムウ小説のBGMにしたことのある曲を耳にするたびに 強制的にシオンムウ脳になってしまう運命なのかしらと ちょっと愕然といたしましたことですよ。詠嘆。いやむしろ本望。(笑) シオンムウかきたい! 2009.5.28(木) ここしばらくほど狂ったように 日本中世の「非・農業民」だとか「異形の神様」だとか 「まつろわぬ人々」だとかに関する本を読み漁っていました。 それの直接の動機は星矢じゃないのですが、 でもちょっと星矢的なことと結びつけて語ってみるとするならば、 やっぱり聖闘士っていうのはあらゆる意味で 「異形」なのだと思うのです。 (まず肉体がどー見ても人間じゃないし) (その人間じゃない肉体を使って思いっきり生計立ててるし) (つーかぶっちゃけ殺人集団だし) (現代社会のオモテには居場所がないし) なので、聖闘士みたいなものになろうとするような人っていうのは 社会のメインストリームからはちょっと(かなり?)外れたような 「まつろわぬ人々」だとか「異形」だとか「非・市民」だとか、 そういう境遇の人たちが多いんだろうなあと思います。 例えば出自がわかってる城戸光政関係の青銅聖闘士なんかは 全員孤児でしかも一般社会からは幼少の頃に既に隔離されちゃってるし。 それ以外の人々も、原作の中では出自来歴が明らかになってはいないんだけど、 まあ多かれ少なかれ「フツーのくらし」とは無縁の人たちが、 聖闘士という選択肢に掃き寄せられてきたんじゃないかなあとは思います。 というか聖域自体が、現代ギリシアからしてみたら既に キリスト教(正教)とは全然かけ離れた「異形の神様たち」の世界だもんなあ。 だからつまり何かって言ったら、 黄金聖闘士の中に1人くらい海賊出身の人がいてもおかしくないですよね!(笑) (もしくは親が顔のないスパイとか) (もしくは親が流浪の旅の行商人とか) (もしくはむしろ親がいないとか) (もしくは親が山の尾根に棲んでて教祖やってるとか) (もしくは親が征服された国の末裔とか落人とか) ……って書いてきて今ふと気づいたんだけど、 なんか聖闘士・海闘士・冥闘士界隈の人に 少数民族出身の人が多いのって、 もしかして…そういう…理由なん…じゃ… (車田の直感すごい) (車田の直感こわい) (というか今、日本中世と聖闘士の共通点を挙げてみて改めて 自分がつくづくメインストリームに萌えられない人だという事実に気づきました…) 2009.5.26(火) 昨日の日記を見てふと思ったのですが もしダン・ブラウンにシオンムウ小説を書いてもらったら 作中で必ずシオンが殺人事件の被害者になりそうで それはちょっといやだな……と思いました。 私の希望としてはなんかこう シオンムウと殺人事件の理想形といえば シオンムウじゃないひとが事件の被害者で シオンムウは犯人を追いつめるあやしげな謎の私立探偵の役を すればいいんじゃないかなと思うのですが、 過去作品2つを読むとどうもダン・ブラウンのパターン的には 思いっきりシオンが殺人事件の被害者にされそうで ムウ様がかわいそうで(しかもシオンが超絶うっかりさんで) ちょういやだなと思います。 しかもシオンは小説のしょっぱなから 真夜中のアテナ神殿で全裸で死んでいる とかそういうことになってそうでちょういやです。(爆笑) ……いやまあぶっちゃけシオンムウの死にネタは萌えなんですけど、 (つーかむしろそれが萌えの根幹にあるといえばあるんですけど、) でも復活後にもう一度シオンが死亡とかそういうことになったら それがたとえギャグでもムウ様が2回かわいそうなことになるので 萌えるけど心の平和が乱されそうでアレなんですよねえ。 アレっていうのはつまり、萌えるけど行き場のないやるせなさが充満して そのやるせなさを補完するために二次創作をはじめちゃいそうな……って、あれ!? こ、これは……!? (げ、原作……!?) *** 5月の行方不明だった間の読書メモ ・よしもとばなな『彼女について』 途中、色々「?」と思うところがあったのですが、オチがわかって納得。全部読み終わった後にもう一度読み直すと、色々愕然とできてまたいいです。というか恐ろしい小説でした色んな意味で。なんかわかってても泣けるのが悔しい。 ・恩田陸『光の帝国』 読みながら号泣して眼が腫れ上がって顔がパンパンになって大変でした。2つ出ている続編も読んだのですが、私としてはこの一番最初に出た『光の帝国』が群を抜いて素晴らしかったと思う。圧倒的に素晴らしかったと思う。 2009.5.25(月) おわわ!謎の発熱で寝込んでいました今晩はティカです。 私が発病した2日後に「関東で新型インフル発生」の一報が流れ、 一瞬、発熱なんとかセンターに電話しようかどうか本気で迷ったのですが、 良く考えてみたら私、海外にも関西にも行ってない上に 咳もない上に熱が37度台だったので、 「自力で近所の病院行け」って言われるだけだよなーと思ってやめました……。 ……えっといっぱい寝たので今は元気です熱はないです。 寝込んでいる間に色々教えてもらいましたありがとうございます! 公共のシオンムウのためにここで情報を拡散させていただくと、 ダン・ブラウンの『天使と悪魔』は教皇+師弟ネタの萌え話らしいですよ皆さん! あとついでに私も情報拡散すると、 『ダヴィンチ・コード』も老人+孫ネタの萌え小説でしたよ皆さん! つーかダン・ブラウンにシオンムウを読ませたら はまってくれるんじゃないかと思うんだ今日この頃…。 ダン・ブラウンに10000ページのシオンムウ小説書いてもらったら 我々の萌えツボの真央点を完全に貫き通した神小説が できあがってくるんじゃないかと思うんだ今日この頃…。 2009.5.20(水) そういえば新型のウイルスが流行っている(パソコンで)という話ですが、 書いておかないとご心配かけるかなと思ったので書いてみますが 私のパソコンは今のところ大丈夫です。 (しばらく前から一応毎日自分のパソコンが無事かをチェックしております) (さながら毎日自分の聖衣が無事かをチェックする聖闘士のようだと思います) なので何かあったらすぐ対応できると思うので、 オタクのみなさん一緒に頑張りましょう。(?) 信頼できそうなまとめサイトのリンクも一応貼っておきます。 (最近いろんなオタクサイトでよく見ますね!) http://www31.atwiki.jp/doujin_vinfo/ でもここに書かれてることが全部正しいかどうか 私に判別する能力はありませんので おのおのがた実行についての判断は自己責任でどぞー。 個人的に、感染してるかどうかのチェック方法は 「サイト管理人向け」も含め、大変参考になったと思いました。 でも、なんかあの、素朴な疑問なんだけど、 もしこのウイルスについてのまとめサイトが 近い将来このウイルスに感染しちゃったらどうなるんだろう。 …とか致命的な疑問を感じちゃってみたりしたんですけど まあ今のところは大丈夫っぽいのでまあいっかー。 2009.5.19(火) ぎんたまにハマっている友人が 「最近ぎんたまが大変なことになっている!!」と言って、 最近ジャソプをサボっていた私に ジャソプのぎんたまを見せてくれましたぬおおお! なんですかこのソーゼツな師弟萌え展開は――ッ!!! なお、友人と私の意見は完全無欠に一致しているのですが、 そらちせんせいは絶対に連載当初からこの展開は決めていましたね っていうかこの展開をあっためていたからこそ 今までぎんたまのお話の中には不自然なほどに 師弟ネタがいっこも出てこなかったのですね 明らかに今回のエピソードのインパクトを強くするために 師弟萌えを自粛していたんですね うわあああ ちなみに私はここ20年ほど、 ありとあらゆる漫画や小説を読むたびに 何かうまい師弟萌えはないかと目を皿のようにして探しぬく、という 非常に可哀相な人生を送ってきた人間ですが、 その私が断言しますが、 ここ最近のぎんたまは 今までの人生で目撃してきた師弟萌えの中でも 上位三傑を争うほどにすごい師弟萌えでした。 ここまですごい師弟萌えはなかなか見たことがありません。 そらちせんせいはガチで師弟萌えの人だった。 今まで隠してただけだった。 っていうかぎんたまという漫画の根幹に横たわるテーマが「師弟」だったなんて この紫龍はしりませんでした老師… だってあれタイトルにかかわるぜ!? しかもすでに明らかになっている設定を加えて考えたら多分あの師匠、弟子のために死んでると思うぜ…? あまりにも羨ましかったので友人に百回くらい 「いいなーいいなー」って言ってきましたが、 でもくるまだがそらちせんせいみたいな人だったら わたしシオンムウの二次創作をかこうなんて絶対に思わなかったと思うから まあいいのかなこれで。 (だって原作で萌えがすべて満足させられてしまったら 二次創作なんかかかないで永遠に原作読んでニヨニヨしてる だけだと思うんだよねわたしのばあい) 2009.5.16(土) ところで、先日、人様の議論を聞かなければならなかったのですが、 途中あまりにも議論のスピードが遅くてヒマだったので ついつい資料の余白に縄かけを描いて遊んでいたところ、 それを隣に座っていた後輩の人に目撃され、 「何やってんですかティカ(仮)さん」 と笑われまして、いやまあそれは別にいいのですが、 その後、駅を歩いている時に、いきなりその後輩の人が 「ティカ(仮)さんは何か同人誌とか書いてたんですか?」 っていきなり無邪気な笑顔で話しかけてきて、 ええええええちょっまてちょっちょっとまって!!! と思いました。 どうやらその後輩はお仲間さんだったらしいですねっていうか まさか縄かけだけでバレるとは貴様どんだけの猛者じゃっていうか ええまあでもそうですよね確かに縄かけ知ってる人が見たら バレますよね私としたことがうかつであった……。 え?返答ですか?もちろん華麗な笑顔で 「ああ、私、本を出したりしたことはないんだ!私の友達は出してたけどね!」 ってスカしてきましたとも! いや、うん、ウソは全くついてない。 その友達が出した本に原稿書いたことはあるけどねとか 同人誌じゃなくてオタクサイトなら今開いてるけどねとか わざわざ教えてあげる義理なんかないもんねHAHAHA!!! ……ちなみに後輩の人は残念そうな顔で 「あーそうなんですかー」と言っていました。 な、なんとか誤魔化せた……のだろうか……ふ、ふふふ……。 あと、縄かけが手書きだったせいで、少なくとも ティカ(仮)さんがオタクだったのは10年以上前のことだろうと 勝手に思ってくれたようなのがせめてもの救いです。 2009.5.15(金) ゴールデンウイークにまるっと関東にいなかったツケを 今週まるまる払っていますティカです今晩は。 そんな中、一昨日のことですが 同僚+老師とご飯を食べていたら、 いきなり老師が「白・黒・赤・青の語源」について語り出し、 へーとか言いながら聞いていたらいきなり話が 「チベット語では青のことを何と言うか」 みたいなことになりやがって、 食ってたギョーザふきそーになりました。 ちなみに老師の専門はまったくチベット関係ありません。 しかたがないのでとりあえず 「いったいどこにそんな情報が載っていたというのだ!」 と、思いっきり激しくつっこんできてやりました。 ……いささか激しすぎたかなと反省しています。 2009.5.12(火) (前回のつづき) そういえばふと気づいたのですが、 私はそれまでの人生で一度も太宰府に行ったことがなかったのですが、 人生初太宰府がチベット展っていったいどういうことでしょうね……。 いやでも、もちろん、せっかく太宰府まで来たんだし、 チベット展を見た後にちゃんと道真さんの天満宮にも行きましたよ! 行きましたとも! ……時間がなかったので超速巻き巻きだったけど(笑) それで、なぜ時間がなかったかというと、 サガン鳥栖の試合を鳥栖まで見に行ったからです。 人生初サッカー場!人生初生試合! しかしあれですね、 サガン鳥栖の応援団の皆さんが 声を合わせて大絶叫していらっしゃった応援のかけ声が、 私の耳にはどうしても 「WE ARE サガ!!!」 としか聴こえなくて、 こは一体何事か!と思わず友人に確認したのですが、 あれは「WE ARE サガ」じゃなくて 「WE ARE サガン」だったのですね。 サガン鳥栖のサポーターの皆さんすみませんでした。 でも個人的には、サガもサガンも大して変わらないし、サガ県なんだし、 聖闘士星矢的にも面白いから、 もういっそ応援のかけ声を 「WE ARE サガ!!!」 に変えてしまえばいいのにと思いました。 こっちの方が絶対おもしろいわヨ!(←アンタなんてことを…) 2009.5.10(日) 昨日帰りましたティカですこんばんは! 今日は泥のように眠り続けました… 連休中のとある一日の出来事ですが、 ここの日記を見ている地元の友人が 私を太宰府の博物館まで連れて行って 『チベット展』を見せてくれました。うおおお! 地元では連日CMが流れているらしいのですが 私は地元に住んでいないので全くノーチェックで 友人が連れて行ってくれるまで全然知らなかった! なお、『チベット展』におけるシオンムウネタとしては、 以前ここの日記で チベット人がいかに師弟関係を重視するか という話題をやったときにご紹介した、(2008/04/25〜28日記参照) ミラレパというお弟子さんの坐像が展示されておりましたよ! (修行中なのでとっても肋骨でしたけど…) だが!だがしかし!非常にけしからんことに、 ミラレパさんのお師匠さんの像が展示されていなかった! ぬおお!なんというチラリズムか!(←違…) あっでもチベット人というひとたちは師匠を非常に重視していて 神様よりも上に扱うほどなんですヨ!っていう話は 別の箇所にですがちゃんと展示されておりました。 やはりチベット的には外せない話なのか……と 思わず平べったい目付きで考えました。 |