■活動記Vol.2

続いては前回の活動から約2ヶ月ほど経ちましたでしょうか、みんなの時間の都合もあり少々間が空いてしまいました。
2004年07月24日、今回はとあるショップさんの走行会に混じってのテストです。
前回のテストで課題になったリアの挙動・・・今回までにリアのスタビライザーを交換し、メカさんが軽くテストをし「前よりは良くなったはず」との事でしたので、どんな動きを見せてくれるのか楽しみです。
今回、グリップ&ドリフトの走行会形式なのですが、もちろんグリップ・・・全部で15分×4ヒート。内、1ヒートが10周の模擬レース形式を採るといった内容の物でした。私自身もともとカートからフォーミュラーへ進んだ人間なので、走行会自体が実は初めてだったんです。外から眺めていた事はありましたが、自分で参加する日が遂に来ましたね♪
今回から画像を載せるつもりだったんですが、カメラ(携帯)のメモリーカードをPCに挿したままで忘れてしまい、残念ながら今回も画像が有りません。申し訳ないです。

早朝、メカさん&ドライバーさんがローダーで車を運び、私は直接サーキットに向かいました。ローダーはAM6:00過ぎには現地に到着し、準備開始。私は遅れる事50分弱でしょうか、受付開始が確かAM7:00過ぎくらいからなので、もう車がゲートに列を作っています。速やかに受付を済ませ、パドックに車を停め、走る為の準備を始めます。ランプ類に飛散防止のテーピングを貼り、ゼッケンを貼り、計測器を貼る。タイヤの締め付けトルクのチェック。バッテリー端子の絶縁など色々やる事があります。時間もAM9:00を過ぎると、ドリフトクラスの走行が順次スタートされ、AクラスからFクラスまであります。(Aクラスに近いほど初心者です。)
ドリフトCクラスの後にグリップA・Bがあるので私はグリップAクラスでの走行です。AもBも、グリップは特に極端な差は無く、どちらかというと台数によるクラス分けといった感じ。

さぁ、いよいよ私達の走行開始。今回、メカさんも自分の車を持ち込んでの参加です。まずは私が隣に同乗して初コースの下見です。「ん〜、小さいながら低速と高速セクションが有って楽しめるかな?」と思いながら隣に乗ってました。しかし私達の86トレノはノーマル・・・全然ギア比が合わず、美味しい所が使えません。隣に乗っていて明らかに解ります。しかしドライバーさんは私というウェイトを積みながら、一生懸命走ってくれました。
時間にして約1時間チョイを空けて2回目の走行開始。続いては私の番です。もう一人のドライバーさんを乗せてスタート。前回からの挙動の変化&今回のサーキットの確認、一つ一つ確かめながらの走行。実は私、隣に乗せて走る事自体は全然問題無いんですが、同乗者が居ると無意識に低くリミットが働くので、1回目の走行は車の状況確認&周りのレベルを確認するに止まりました。
フィーリング自体は前回よりも確かにリアの挙動は落ち着いています。しかし今回猛暑と言う事もあり、2人乗りで15分のヒートを走るとタイヤもズルズルです(笑)

日光サーキット・コース図 コース概要


    全長   :1100メートル
   幅員   :10〜12メートル
最大直線長  :250メートル


1〜2周してペースアップ、まず1コーナー。進入からギア比が合わないのが顕著に出てきます。確かにコレはヒドイなぁ。3速か2速か?微妙です(笑)
続いてそのまま2コーナーから4コーナーへ進みます。前回から比べてリアの挙動は落ち着きましたが、サーキットのスピードレンジ(速度域)が違うので完全な比較は難しいでしょう。
5コーナーはほとんどコーナーでは無いので無視。しかし6コーナー目掛けての大切なアプローチでは有ります。6コーナーは前回の様に回頭性の良さが出ます。しかし全体的にリアの接地感が足りません。そして問題はココからです。
全体的に2人乗りと言うこともあり、ソレも関係している事から、同乗走行では何とも言い難いですが、高速コーナーの8→9ではフロントが逃げる逃げる。中古のタイヤということもあるのでしょうが、外に向かって吸い込まれて行く感じです(汗)
続いて全開で10コーナーへ・・・見ての通りこのコーナーは一番速度が乗りますが、ココでエビスでの挙動が顔を覗かせます。「ヤッパリか!?」と思いながらも姿勢を制御。続いて11→12へと進み1周です。

私自身2回目の走行は午後一で、例の”模擬レース”です。
メンバー間では私が乗ることに決まっていたらしく、そのまま私が出る事に。あくまでも”楽しく”の模擬レースではありますが、久々のレースにドキドキ&ワクワク♪
公式のレース進行は解っているのですが、この走行会での進行が解らなかったので、スタート方法などを聞きましたが、説明が足りずにスタートしてから気付いて1速に入れてスタートする有様(※後の方々、本当に申し訳ないです。)グリッドは2番手のアウト側からでしたが、そのまま3〜4台に抜かれてしまいました(苦笑)
しかしそのまま終わる訳には行かないです!
ココから猛追です。直後に抜かれた1台をかわし、そのままMR-2目掛けて突進。コーナー毎に接近し1周回り1コーナーへ・・・ココは先ほどの走行の教訓からシフトチェンジ&ブレーキングのタイミングをずらして進入。その為1コーナーでは無理が掛かるので、後のコーナーに掛けます。ソレが功を奏しイイ感じに4コーナーまで行きます。この間MR-2に接触間際のテールtoノーズ(後にピタ付け)。そのまま4コーナーの立ち上がりで速度を乗せ、6コーナーへ進入。しかしココはその前の車に邪魔されて我慢するハメに。ココから先はMR-2が早い。こっちはリアの接地感の無さが効いてます。一度間隔を空け、再び同じコーナーで仕掛けます。相手の動きは読めます。そのまま6コーナー進入時にパス。ブロックを仕掛けて来ましたが、私にそんな物は通用しません。テールをスライドさせて、”インべた”で曲がりきります。立ち上がり相手の動きを封じつつ高速コーナーへ。一人での走行ではありますが、1回目の走行の教訓からリアに応急処置でウェイトを積んでいたのでバランスも改善され、全体的に幾らか落ち着きました。その甲斐有ってアクセルはほとんど全開のまま8→9を抜けます。「アレ?MR-2が高速コーナー抜けたら付いて来ないなぁ(笑)」とか思いながら次なる獲物へ・・・。続いては100系のチェイサー。混雑も幾らかバラけて、様子を伺うまでもなく、6コーナー立ち上がりから徐々に近づき、意図的にラインをイン側に寄せて前車にアピール。(MR-2の時もバックストレートエンドで意図的にラインをずらしてました。)
そしてチェイサーがレコードラインを走るも、コチラはソレをみてライン変更。半ばクロス染みたラインでコーナリング中にチェイサーのイン側にアクセル全開のまま並びかけます。チェイサーはどうすることも出来ずにあがいていましたが、キツイRで立ち上がる事になるバックストレートでもパワー差のあるチェイサーを完全に封じ込めます。変なブロックなんてヒドイ事はしてないですよ(笑)
そして続くはGTウィングを付けた2ドアの86レビン。この車、1回目の走行でパスした時に1コーナーのブレーキングポイントの違いに驚いていた事でしょうね(笑)
・・・相手はかなり本気モードだったようです。くしくも私が着実に差を詰め、今度の勝負はバックストレート。車重の軽い同じハチロク、無理に高速コーナーでは仕掛けずに進入から脱出に掛けてコーナリング中に一気にリアにピタ付けです。立ち上がりスリップストリーム(ほとんど効いてませんが(笑))から隣に並びかける!高速コーナーの脱出速度が違う為にスグにイン側の真横に。しかし先には遅い車がアウト側に・・・。しかし86レビンはアクセルを緩める事無く、全開で進入しようとしています。
後から解ったのですが、監督いわく「無茶苦茶相手はこっちを意識したぞ!?(笑)」との事。
私は意図的にアクセルを緩め、サイドbyサイド(横一線)でブレーキング勝負!!(根性悪いかな?(笑))
私は微妙に速めにブレーキングを開始し、前車との間隔をコントロール。隣の86レビンが微妙に進入出来そうな隙間はあります。しかし物理的には可能そうな隙間でも、隣の86レビンがそこに入る事が出来ないのはドライビングを見ていれば解ります。その86レビンは、その目の前の餌さに吊られ、限界を超えて痛恨のオーバーラン。幸い前車との衝突にはなりませんでしたが、結構な速度でコースオフしたらしく、そのまま走行不能でリタイア。

さぁ、最後の獲物が遥か前方に居ます。この方の車は”JAF公認ジムカーナ競技車輌”のようです。オーバーフェンダーを付けたEK-9シビックType-R。私はファステストラップを叩き出しながらシビックを追撃します。しかしその距離は残り3周ではいかんともし難く最初のスタートが悔やまれます。
しかしここからがまた面白い♪何故か?と言うと。このEK-9シビックは意図的にペースダウンし私が来るのを待っていたんです(笑)
当の私といえば、コントロールラインで何やらオフィシャルの方が紙に何か書いて提示していたものが何なのかわからず、全開走行を躊躇(チュウチョ)していたんです。ましてやシビックもスローダウンしてるから「大丈夫なのかなぁ?」って・・・。それがどうでしょう。私が後に付くやいなや、いきなり全開モードに!?
私は思いました「そのペースの落とし方&合わせ方じゃ、こっちが待ってなかったら簡単に抜かれてたそ!?(笑)」って、思ったよりも早く後に付いてしまったんでしょうかね(笑)、でもソコはレースを”楽しむ”人間として一歩引いて後ろにつけます。
さすがに軽量の車にType-RのV-TECHは速いねぇ!!嬉しくなっちゃうくらいにね♪
しかし1周くらいしてバトルする間も無く、そのままチェッカー・・・むぅ〜〜残念!!しかしファステストラップは私が頂きました♪
しかし私もミスが多く、車の性能を100%出し切れずに終わったことが残念です。やはり長期間のブランクはこういった所にでてますね。
マシン&ドライバーに、今後に残る課題が明確に出たテストでした。

この後、もう1本走行が有りました。今度はもう一人のドライバーの方が一人で走行です。しかし気温も高く路面も高温で、もうタイヤが厳しいとの事でした。

後から聞いた話ですが、あの走行不能になった86レビン・・・記憶に残っているでしょうか?
あの後、 何とかピットまで戻れたらしいんですけど、「思い切り笑ってたぞ!?(笑)」(※監督談)との事。
私はこの時改めて思いました。「自分が走るからには、もうグリップがつまらないなんて言わせねぇ!!」ってね♪
「コレが本当のモータースポーツの魅力じゃなでしょか?」と皆さんに問いかけたいです。
クラッシュはしないに越したことはないですが、それでも笑っていられるくらいに楽しくて気持ちイイ!!
どうです!?こんな世界に皆さんも足を踏み入れてみては♪



さて!次回は8月の第4土曜日の福島県エビスサーキットになる予定です。
詳しくはイベント掲示板にて告知しています。
フォーミュラーをかじった貧乏ドライバーが何処までやれるか?
次回を楽しみに待っていてくださいね(^_-)♪






■アナザー目次へ・・・