■フラッシングオイルで走り続けると?

A.基本的には止めた方がイイでしょう。
フラッシングオイルとして販売されている商品には色々な種類のものがあります。またエンジンの状態も関係するので一概には言えません。ここで、フラッシングオイルで走る時に考慮するべき事をあげると・・・。

■1.エンジンオイルと同じベースオイルを使用したもので、添加剤も有る程度添加して、粘度も5W-30程度のものならば、約20km未満及び1時間程度の走行なら、問題は無いでしょう。しかし、エンジンが過度に汚れている場合は、エンジン内の汚れが落ち過ぎて、オイル流路に詰まったり、その他の機構に詰まるなどのトラブルが起こる可能性があるものと考えられます。
■2.洗浄能力だけを重視した低粘度フラッシングオイルの場合には、粘度不足による焼き付き の問題が心配されますね。その目安として、「第3石油類」 という表示がされている物には注意が必要でしょう。

しかし私はあまりフラッシングオイルを使う事はお薦めしません。
それならば、安いオイルでもイイので、普通のオイルを入れて数十キロ〜数百キロ走った後、通常のオイル交換をした方がイイと思います。
それは何故か?簡単に言えば、一部のオイルを除きフラッシングオイルで走行すると言う事は、極端な話、エンジンオイルの代わりに灯油を入れて走行している様なものです。灯油は油を洗浄するときに使われる事を考えれば、走行する事がいかにエンジンにとって危険な事か解って頂けると思います。
考えられるリスクは・・・

■1.各シール及び樹脂類の収縮。
■2.上記の原因によるオイルのにじみ及び漏れ。
■3.堆積したカーボンやスラッジが洗浄されることによって、堆積物の固まりがオイル系統に詰まり、オイル供給が不可能になり、油膜切れを起こす。(焼き付き)

なので、私は普通のエンジンオイルでのフラッシングをお薦めします。
だって普通のエンジンオイル自体に洗浄効果があるんですからね!!

でしょ!?


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