月岡雪斎 猩々図 1幅  絹本著色 江戸時代
 月岡雪斎(?〜1839)は、近世大坂画壇における風俗画系の創始者といわれる月岡雪鼎の子。雪鼎の画風をよく継ぎ、美人画や和漢の古典に題材を取った人物画をよく描いた。


 猩々は、酒を好み、赤い体毛を有するという中国の霊獣である。日本では、能楽の「猩々」があるほか、説話や祭礼の出し物などにもしばしば取り上げられている。満足そうに酒を飲む猩々の子供たちが愛らしい。
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