福原五岳 王羲之図 1幅  紙本墨画 江戸時代
 福原五岳(1730〜99)は、尾道に生まれ、京で池大雅の門人となった文人画家。中年期以降は、大坂に居し、大坂において大雅の風を広める一方、懐徳堂や混沌詩社の儒者、詩人たちと盛んな交流を持った。大雅風の山水画などを描く一方、緻密な描写の人物画を得意とした。

 本図は、中国の書聖王羲之が、鵞鳥を愛し、ある道士から鵞鳥を譲ってもらうために、老子の『道徳経』を書き、その道士に与えたという故事を描いた作品である。
 
部分1  部分2  部分3  落款・印章

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