Pink Sardine 2nd Album 「分身」完成。
ファーストアルバムから6年のライヴ活動で蓄積されたPink Sardineの現在の最高傑作。




通販の詳細は一番下です。

トータルコントロール〜全ての煌きを一つの音に凝縮して・・・。

ファーストアルバムが発売され既に6年。

僕等をみんなに知ってもらった始まりは、あのゲームだった。自動車、そしてラジオ。だからこそ、2nd Albumの1曲目はこうして始まりたかった。
あのゲームで僕等を知った人も、そうでない人も、今回のアルバムの曲はこれからもPink Sardineが存続し続ける事と
これからの僕等、Pink Sardineの進むべき道を示しているのかもしれない。

Pink Sardineが結成され既に16年の歳月が経っている中で、二枚目のアルバムとは遅すぎるかもしれない。
僕らはライヴバンドだった。スポットライトを浴びる事、観客熱気の中で演奏する事が全てだった。
今回のアルバムは或る意味で、その僕等のこれまで活動すらも否定する内容になっている。
ライヴで再現する事が必要条件ならば、このアルバムを作る上ではそれが足枷になる事もある。
表現を最大まで増幅する事、想いを最大まで「音」に封じ込める為に、僕の自宅をスタジオにした。
そこでたっぷりと時間をかけ、メンバーそれぞれの一番輝くトコを知るBUNがプロデュースしようと思った。

Pink Sardineのファンのみんなは、この日本全国からファーストアルバムを注文してくれているが
みんながライヴに来れるとは限らない。いつでも聞けるCDという形で、出来うる全ての可能性を一枚のアルバムに込めてみたくなった。

聞いて欲しい。あのアルバムはあのゲームの思い出が呼び起こされるかもしれない。
けれど、このアルバムは「その先」にあるPink Sardineのまさに分身、今現在の最高傑作です。


完全自家制作、完全セルフプロデュースへ




今回、防音のスタジオを利用したのは、Tsuruのヴォーカルレコーディングのみ。
一発録音の前作との一番の違いは、PCによるDTM(デスクトップミュージック)でのMIDIの多用と、Korg D3200デジタルハードディスクレコーダーを
使用した完全自家制作だという事。PCを使用する事により、ただ一つの音ですらも妥協せず作りこみたかった。
今回、エレクトリック・ギターですらもギターアンプを使用せずに限界まで愛用のフェンダー・ストラトの音に拘っている。
MIDIの多用によりシンセサイザーの音質にも徹底的に拘った。更にはメインであるヴォーカルの楽曲の違いによる声質に対して
楽曲の持つ雰囲気とのバランスに徹底的に拘った。或る意味今回のアルバムはTsuruのヴォーカルとしての表現の多様性を
最大限に見せ付ける事が出来る。激しい曲、優しい声、相反する表現がこのアルバムにはバランス良く混在している。
また、今回プロデューサーの右腕としてSoukoの存在も大きかった。絶対音感を持ち「音」を頭の中で形に出来る彼女の才能と技術は
ヴォーカルにぴたりと寄り添い、微塵の狂いもなくメロディを強化するコーラスから、ピアノ、オルガン、SeqSEのアイディアまで
音楽的な広がりをこのアルバムに与えてくれた。

メンバーの技術を最大限に封じ込めるその為に、ギタリストでありながら、キーボーディストとして、プロデューサーとして、レコーディング・エンジニアとして
どこへ出しても恥ずかしくない音にする為の技術の取得に時間をかけなければならなかった。更に今回のジャケット・デザインやアートディレクションまでも
やらせて頂き、メンバーには本当に感謝している。ブレの無い、1本太い芯のあるアルバムが出来上がったと思っている。

完全自家制作は音源だけではなく、ジャケットも全てA4紙にプリントしたものの裁断は自宅で行っている。
アルバムを作り、CDを焼き、ジャケットをプリントし自分で裁断。それからビニールでの包装までの一貫制作。

バックグラウンドを全てを一人で行う事への苦労は尽きないけれど、毎日頂くファンの皆様からの励ましのメールが
ここまでのアルバムを制作出来た本当の原動力だった。


ライナーノーツ


CDの最高音質で聞いて欲しいので、あえて安易なMP3などの試聴ファイルは置きません。
だから、僕らにとって宝モノのような曲達を文章で紹介します。



≪Prologue≫
CDをプレーヤーにかけると、ドアの閉まる音からこのアルバムに引き込まれて欲しい。
キーを捻りエンジンをかけ、クルマは動き出す。カーラジオに手をやるとノイズの中から懐かしい曲が5曲・・・。
このクルマは日本車。キーを捻るのは右側。ラジオは少し左に定位。まさに自分がクルマを運転しながらラジオを聴いている臨場感に
徹底的に拘りました。あのゲームのように。・・・でも、あのアルバムは6曲入りだったはず??

≪ドウカシタイ≫
ディミニッシュを多用したミドルテンポのハードナンバー。狂う程のTsuruのヴォーカルにぴったり寄り添うSoukoのコーラスにも注目。
ドウカシタイ、どうかしたい、同化したい。歌詞カードを見ながら大音響で聴いて欲しい。

≪Roots≫
ソリッドなオーバードライヴギターで始まる新しいPinkSardineのスタイル。いや、この曲が本当のルーツなのかもしれない。
ライヴでは数回演奏しているが、ステレオで渦を巻くSEやAメロ部分のシンセシーケンスを追加。BUNのギターソロも爪痕を越えた速さで頑張りました。
Tsuruの大きな音域の伸びやかなヴォーカルで広がりのある曲に。

≪祈り≫
ミドルバラード。Aメロの静かなヴォーカルから、サビの突き刺さる歌詞と同調したヴォーカルとコーラス。こういう曲で慣例になっているような
泣きのギターソロなんか廃して、全てヴォーカルの表現力で何を伝えられるんだろう。激しいヴォーカルの後ろには一体化したPink Sardineの
演奏が盛り上げる。プロデューサーとして、良くTV番組で出ているバンドの後ろに弦楽の方々がいるような雰囲気でアレンジしました。
狂おしいほどの感情の高まりを是非感じて欲しい。

≪春夏秋冬≫
異色のシャンソンジャズ風の曲です。ウッドベースの音をシュミレートし、ピアノはシンセではなく木の音がする「ピアノ」の音源を使用してます。
メロディや枯れたオルガン。ファーストアルバムには無かったけれど、この6年でこんな曲もライヴでやってました。艶やかなヴォーカルと
太いピアノソロ。クリアなフェンダー・ストラトソロのジャズトーンも拘りましたが、一番拘ったのは曲の最後に流れる「パイプオルガン」。
シンセサイザーですが、本当に教会の空気で鳴る音と、教会での空間で鳴っている音に命をかけました。

≪情熱のありか≫
「アニメソング作ろう」という話で、僕なんかアニメと言ったらジブリしか見ませんが、戦隊モノ、ロボットモノみたいな、そういう雰囲気で作りました。
アレンジも「ちょいクサ」、さらには80年代で古臭いんですが僕らの年代(?)では懐かしさもあるのではないでしょうか。メインのギターは
当時のマーシャル2段積みアンプ直結の音にモジュレーションという大道サウンドです。この曲ドラムがハマりすぎてカッコいい。
ヴォーカルのヴォリュームもギターやドラムに負けないよう、クサさを最大に出すよう大きめにしました。クサいです。でも好きです。

≪あなたらしく≫
結婚式で歌える曲を、と。僕等の世代では友人の結婚が多いんです。そうするとPinkSardineも呼ばれる事があるんです。でも我がバンドは
歌詞カードを見てもらえるようにご親戚様が多い式では歌えない曲も多くて。でも詞が物凄く良いんです。あえてギターはシンセの打ち込みにしました。
ドウカシタイやRootsの激しいヴォーカルと正反対の優しいTsuruの声質にやられて下さい。
この曲、ケーブルTVのJcomの番組、HOMETOWN東葛のエンディングテーマで放送中。

≪Spring Snow≫
前回のアルバムでBlue Skyは一番人気でした。でも、その曲を超える曲が出来ました。Bメロからサビ、僕が何度聞いても鳥肌が立つアレンジです。
スローではないけれど、ミドルでもない。ライヴでは2回だけの演奏。それもアコースティックギター2本とヴォーカルだけの演奏を今回、バンドアレンジにしました。

≪epilogue≫
prologueのラジオで流れなかった1曲。そう、Blue Skyをオルゴールの曲にアレンジました。でも、よくありがちなオルゴールではなく
本当にゼンマイのネジを巻いて、本当に木のオルゴールのゼンマイが回る音がします。全て本当に録音してシンセで作ったオルゴールの音とMIX。
また、ゼンマイの切れ際で曲が遅くなるとゼンマイの回る音もゆっくりに。完全に本当にオルゴールを鳴らしているように作りました。


どうですか?興味出てきましたか?
聞いてみたくなるでしょ??
音質や、楽曲へのアプローチは前作とは全く違います。
良い意味で「別物」だと思って下さい。


アルバムのリアルタイムな制作過程は、僕のブログ 「我想ふ」のテーマをPink Sardineで検索すると出てきます。
もっと更にディープで、その時の僕の苦悩や制作秘話など興味ある方は是非ブログも見て下さいませ。

また、既に「分身」を買ってくれた方々からの感想のメールをアップしました。
こちらです。購入検討してる方は是非見て下さいませ!


購入方法



残念ながらCDショップには置きません。購入出来るのはこのHPからのみです。
価格は通販の場合は梱包料と送料込みで2,000円ジャスト。
大変恐縮ですが、また振込み手数料はご負担下さいませ。
メンバーから手売りの場合には1,800円です。



こちらは個人であり、商店ではないのでこのHPで通信販売業者の詳細を掲載する事は控えます。
通信販売法に関する条項や、振り込み先などはメールでご案内します。
(ファーストアルバム購入された方で、振込み先をご存知の場合でも必ず先に注文メールを下さい。)

まずは、メールを下さいませ。
その際には

メールの題名:セカンドアルバム希望

@お名前(本名)
A郵便番号
Bご住所(送り先ね)
C希望枚数
Dセカンドアルバム希望!

を明記して下さい。
ファーストアルバムを既にご購入頂いている方は
データベースに登録されてますが、念のため住所は必ず書いて下さい。

追って、振り込み先を返信します。
まだファーストアルバムを買ってない!という方は2枚同時にご購入頂ければ
梱包材と送料が一枚分で済みます。2枚一緒に買うと安くなる・・・ってしたいんですけど
それだと既に買われた方に申し訳ないので、2枚同時ですとファースト+セカンド+送料+梱包材でジャスト3,000円です。

また、ご注文お客様名と振込み人名が違う場合にも、メールの中で教えて下さいね。
今回、発売当初は多くの方々からの注文が予想されます。
在庫が出来てから販売開始しておりますが、混乱を避ける為にも処々ご協力をお願い致します!

商品は振込み確認出来たら(銀行からメールが来るので振込みから振込み確認までタイムラグはありません)
遅くても翌日には商品を発送します。郵便で送りますので、土日や連休を挟む際には少し遅れますが
こちらは皆様に最短時間で届くよう頑張ります。

※初回のみの携帯ストラップ・プレゼントは終了させて頂きました。
好評を頂き、本当に有難う御座いました。

ご注文のメールアドレスはこちら
でっす。


文章 by BUN