このHPは1024x768(全画面)以上を推奨いたします。
●CPUクーラーはリテールファンを8cmファンで冷却(ファンコン未使用)
●ケースのサイドパネルからCPUに直接ダクトを設置して外気冷風を引いています。
●各8cmファンはファンコンを使用し50〜70%に回転数を抑えています。
(備考)8cmファンはすべて1600rpmの物を使用しています。
●メインユニットのファンはLOWレベルで固定して実験をしております、又2ndコアの8cmファ
ンはデフォルトでの使用。
●サイドパネルの通風孔はフィルターを付けただけで塞いでおりません。
●ストレージベイは空のカートリッジを使用して排熱口として使用。
●アイドル時のCPU温度の差はほとんど変わりがありませんが、GPU温度の差がかなり出て います。 GPUは冷却水のフローでCPUの後になっているにもかかわらずこの差が出ると言う事は、「フ ァン+大型ヒートシンク」のキャパシティーより水冷の方が優れていると言う事でしょう。 水のキャパシティーと水冷ヘッド・比較的大型なコンデンサーの冷却性能を考えれば当然の結 果でしょうか。 ハイパフォーマンスなVGAは設置場所の問題でどうしても空冷式で大型・大風量(大音量)のク ーラーを搭載せざる終えません。 水冷式が使用できるのなら、これが一番恩恵を受けるので はとも思います。 ●高負荷時では水冷式が空冷式に比べ非常に好成績になっています。 発生した熱は媒体(水)で運ばれてコンデンサーで排熱されるため、空冷式のようにケース内 部の温度の上昇が少なく長時間の高負荷にも安定した性能を維持できます。 空冷式、特に吹き付けタイプはマザーボードに排熱が干渉して熱を持ち、ケース内に熱をこも らせる原因になります。 これが長時間続くとなればPC全体のダメージになります。 実際に空冷でのテスト時にはマザーボードはかなり熱を持ち、ケース内部温度は50℃近くまで 上昇してしまいました(ケースの排気をもっと強力に行えば回避できたのかもしれません)。 ●ブラウジングや軽作業時も測定しましたが、殆ど温度の変化は無い状態でした。 これから考えるとブラウジング等軽度な使用なら空冷で十分といえるでしょう、ただ長時間の使 用となるとケース内の換気に気を付けなければなりません。 高速なCPU程この傾向にあると 考えられます。 ●水冷式の利点の一つには、比較的小型のケースでも設置できると言う事がいえます。 これは高速なCPU・GPUになればなるほど言えるでしょう。 3.0GHzクラスを空冷で冷やすには大型のヒートシンクは必須です、また大風量・高速ファンも 必要です。 水冷の場合、物にもよりますがヘッド部分は1U用のヒートシンクと同じ位の大きさでその上に ファンは必要ないのでケース内に空きが出来ます。 冷却水の通路であるチューブが何本も通 ってはいますが直径6o程度なのでエアフローの邪魔にはなりません。 小型で静音・ハイパフォーマンスなPCには持って来いな冷却システムと言えます。 ◆これらの結果・考察からハイパフォーマンスマシンを使用するヘビーゲーマーやエンコード職 人の方なら、もはや必須な冷却アイテムだと断言できます!。
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