このHPは1024x768(全画面)以上を推奨いたします。


冷却強化&静音化への工作



● 使用部品は硬質塩ビ板(1_) ・ ホットボンド ・ サークルカッター ・ ナイロンメッシュシー
ト ・ ファンコン(ZALMAN)、ファンは余剰のパーツから流用。
塩ビ板はプラ板でも結構です。 黒色の板が欲しかったので物色していたところ、このカラーシ
ートが目に入ったので購入しました。

● CPUクーラー交換は前頁での説明をご覧下さい。(ここでは割愛いたします)




ケース上部の加工

● まずサークルカッターを使って塩ビ板を切り出します。
耳の開口部は直径12.5cmですのでそれより広めに切ります。 それを2枚作成します。
切り出しは根気よく作業しないと切れません;、0.5_の板でも良かったかもしれないです。

● 切り出したうちの一つを吸気口にするので再び切り出します。 
ここではファンに合わせて直径8cmの穴を空けるだけでもいいと思います。
私はこの後でメッシュシートを使ってフィルターを製作しますので、直径10pで抜き更に直径
8cmで切り抜きました。

● 切り出した円盤は耳を閉めた際、開閉ヒンジが干渉する部分を切削しておきます。
セロテープ等で固定しながら調整するとやり易いでしょう。

 仮組みで問題なければ芯出しをしてセロテープで仮止めしておきます。
それから上画像の様にホットボンドを使って固定していきます。
円周上にベッタリ塗るのではなく 「点付け」 します、これは後々取り外す際に容易にする為で
す。(見辛いですが半透明の点々がホットボンドです。)
何となく心細い感じですが強度的には問題ないと思います。

吸気ファンですが静音ファンがなかったので余り物の8cmケースファンを取り付けています。
接着はせずセロハンテープでの固定です。
暫くしたら静音ファンに交換予定で、その場合はホットボンドでの固定とするつもりです。


ラックとベース板の加工

● ラックはPCIスロットのある方を切り抜きます。
テストではCPU側に仮置きしていましたが、その位置だとヒートシンク用ファンと干渉して吸気フ
ァンが取り付けられない為にスロット側に変更。
それと柱の位置を隣の角面に移動してあります(左画像の右下)。

● 右画像はCPU用ファンです。 穴だけでも良かったのですが干渉物が無いように開口してい
ます、接着は両面テープで貼り付けてあります。

 吸気ファンを取り付けるとHDDをCPU側に寄せなければいけなくなります。 そうするとCPU
ファンに干渉してしまうのでHDDをファンよりも高い位置にしてかわす必要が出てきます。
私の場合は固定ではない為、HDDを嵩上げしています。
この場合も上げすぎると上ケースがしっかり閉らなくなるのでうまく調整しましょう。

  HDDを固定している場合は、開口を大きく取りCPUファンをヒートシンクに直張りするか、風
  が横から当たるようにファンを立てて取り付けても良いでしょう。

● ベース板は通風が良くなる様に穴を増やします。 
まだ十分でない場合に備えて油性ペンでのマーキングが残ってます;。(結局このままで使用しています)


マーキング全て穴を空けても強度は確保されると思います。


電源部の作業
 電源部作業では必ず電源プラグを抜き時間を置いてから作業するようにしてください。
これを怠ると感電する可能性があります。
また、保障外になるのでお気をつけ下さい。

● 電源の上カバーを取り外します。 これにより吸気口からの冷風を流しやすくします。

● ファンは付いていたものを使用します。
ファンとの配線間にファンコンをはさみMAX時の回転を抑えます。 これにより付加時のファン騒音を抑えられます。

防塵フィルターの製作
● 塩ビ板切り出しの所でも触れましたが、吸気ファン部分の切り出した円盤を使って防塵フィルターを作成しました。

作りは、円盤を切り抜きそこに接着剤でナイロンメッシュを貼り付けただけの簡単な物です。
注意としてメッシュはなるべく張った状態で接着してください。 弛んでいるとファンに吸い付けられて接触してしまう恐れがあります。

フィルターの脱着は容易に出来ます。

耳部が閉るようなら市販のフィルターを付けても良いでしょう。 フィルターは要らないという
場合でもファンガードは怪我防止の為、必ず取り付けましょう。

防塵フィルター装着

★各作業を終えて、改めて組み付けをし干渉部分が無いか等を確認して電源を入れましょう。



今回は静音も含めての改修作業でしたが、静音ファンが用意出来なかったせいもあり それについての確認は出来ていません。

ただ仮付け時に9cm低回転ファンで試したところでは、静かになった分HDDの駆動音が耳に付く形で表に出てきてしまいました。 五月蝿いというレベルではないのですが・・・。

ベンチマークで高付加テストも行いましたが、気温が低いせいもありますが以前より冷却面では良い成績だと実感できました。 またHDDもレイアウト上、冷却されるので熱暴走等の心配は無くなるでしょう。

静音ファンが用意でき次第、改めてテストと使用レポートをアップしたいと思っています。


2004/02/29  Narsh  





注意: このページの文章・画像のコピー・転載を禁止します。 管理人...Narsh