戦いが終わり、捕らえられたメルコオルは
手足を縛られ、目隠しをされ、いたぶられ
ヴァリノオルへ連れて来られました。
そこで、お白州 審判の輪(リング)<別名・「まぁ!花草ある!」>
に引き出されたメルコオルは、遠山の金さん マンウェに、裁かれることとなりました。
「ははぁーっ!(←ひれ伏す音)
うち、そんなに悪いことしてへんでぇ〜!
なぁ〜頼むわ・・今回だけは見逃がしたってぇ〜な・・」
許しを請うメルコオルでしたが
遠山の金さん マンウェは
「黙れ!黙れ!黙れぃ〜〜っ!!
その者が犯した数々の罪は、そう簡単に許されるもんじゃねぇ!
首謀者であるそちは、島送りの刑に処す!」
そう言って(そういうセリフだったかは定かではありませんが)
メルコオルをマンドスの刑務所(砦)送りにしたのでした。
そしてその後、アマンの西にある、脱獄不能と言われる堅固な刑務所に
メルコオルは3紀もの間、投獄されたのでした。
神々は再び、これからのクウェンディ(エルフ)たちの事を話し合うために
会議を開きました。
「クウェンディたちは 中つ国で自由に暮させ、
彼らの手であの地を復興させるのがよいと思うんだが・・」
ウルモは、そう提案しました。
しかし、他の多くの神には こんな願望がありました。
「あかん!あんな危険な世界に放っておくのは可哀想や!」
「それに、うちら、美しいクウェンディ達をここに呼んで
親しく交わりたいねん・・・えへへへへへへ〜っ!」
(注:本文抜粋 「エルフたちの美しさを愛で、彼らと親しく交わりたいという気持ちがあった」)
マンドスが沈黙を破って言いました。
「よし!エルフを呼べ!!・・モエ・・」
(注:本文抜粋 「運命はかく定まった」)
そして、この決定が後に 多くの禍を生もうとは
この時は誰にもわかりませんでした・・・。
エルフたちは最初、オロメ以外の神々のことをとても怖がっていたので、
ヴァリノオルへの招待の申し出に誰も応じる者はいませんでした。
そこでオロメは、エルフの中から
「イングウェ」 「フィンウェ」 「エルウェ」
の3人を選び、
「ヴァリノオル体験ツアー」に参加させました。
ヴァリノオルの二つの木の光と輝きにすっかり魅了された彼らは
後に、王となるわけですが、
クウィヴィエーネンに戻るとみんなにこう言いました。
「神々との交わりは最高やでぇ〜!うっとり・・」(←解釈の仕方を誤るなかれ・・笑)
そして、みんなも是非、西方へ移り住むべきだと勧告しました。
「・・そんなにええねんやったら、うちらも逝って 行ってみたいわ・・」
イングウェ・フィンウェ・エルウェの一族はヴァリノオル行きに
大乗り気になりました・・。