東鳴子温泉<いさぜん旅館>
3つの源泉を楽しめる温泉旅館 |
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■ 施設 ■
東鳴子にある温泉旅館。 鳴子御殿湯駅から徒歩1分ほどでアクセスいいです。 可愛い猫ちゃんがお出迎え!
旅籠食事付き宿泊のほかにも湯治で長期滞在や素泊まりなど自分の旅のスタイルに合わせて宿泊できて利用しやすいです。 今回は湯治部に素泊まりで宿泊して、館内にある3つの源泉を楽しみました。
※宿泊した際のレポートです。
浴場は4ヶ所。うち「家族風呂」は旅籠宿泊用なので、湯治部に宿泊の際は宿の人に問い合わせが必要です。
■ 混浴浴場 ■
いさぜん旅館のメイン浴場で、2つの源泉を楽しめます。 脱衣所、浴場ともに混浴なので、女性は入浴しずらいかもしれません。
脱衣所から階段を数段下りると湯治場の雰囲気が漂う2つの浴槽があり、低い壁で仕切られています。 自家源泉が使用されていて、左の四角い浴槽が「炭酸泉」、右の変形浴槽が「鉄鉱泉」になっています。
源泉温度が高いので湯温調節が大変そうですが、自家源泉をそのまま掛け流しで使用しているその姿勢に嬉しくなります。
・炭酸泉
「入浴後の温まり感が長いのが特徴の温泉です。ラジウム含有量が多く天然炭酸がにより血管を拡張させ新陳代謝をさかんにする作用があります。皮膚に細胞がつくのは天然炭酸によるものです」(館内掲示より)
透明で細かな泡が皮膚にビッシリ付き、その肌触りが心地いいです。夜は鉄の匂いがして翌朝お湯張りした直後はアブラ臭が前面に出て鉄っぽさはなかった。 温まり良く、発汗効果もあり。3つの源泉のなかで一番気に入りました。
・鉄鉱泉
「旅館内の北西の位置から湧出する温泉です。重曹泉との混合温泉。ラジウム炭酸泉に入浴後の上がり湯として利用するといっそう効果的です」(館内掲示より)
薄褐色透明で熱い湯。 お湯張り直後は足も入れられないほど熱かった! ツルッとした肌触りです。 説明書きにあったような上がり湯には少々熱すぎのような気がしますが、隣の炭酸泉と交互に入るのはそれぞれ違った湯なので気持ちいい。 壁越しに行ったり来たりを繰り返しました。
源泉名 |
いさぜんの湯1号・2号混合泉 |
泉質 |
ナトリウム−炭酸水素塩泉 |
泉温 |
源泉 44.1℃ ph:6.8 |
湧出量 |
自噴 |
成分 |
溶存物質総量 1042.1mg/kg 〔Na=205.8(86.72mval%) K=11.2(2.81) NH=4.2(2.23) Mg=4.4(3.49) Ca=9.6(4.65) Cl=15.0(4.34) SO4=11.5(2.48) HCO3=532.3(90.18) H2SiO3=227.8 〕 |
源泉名 |
いさぜんの湯3号、赤湯地区共同源泉 混合泉 |
泉質 |
ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉 |
泉温 |
源泉 57.2℃ ph:7.2 |
湧出量 |
自然湧出 |
成分 |
溶存物質総量 1723.4mg/kg 〔Na=389.5(87.55mval%) K=25.0(3.31) NH=1.5(0.41) Mg=4.5(1.91) Ca=25.3(6.51) Cl=137.1(21.44) SO4=168.8(19.45) HCO3=644.7(58.56) H2SiO3=286.6 〕 |
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■ 中浴場 ■
通常女性風呂として使用されている中浴場、内湯とそれに続く露天風呂があります。
洗い場にはシャワー、ソープ類もあるので体を洗うならここがいいですね。 イスや桶、ゴミ箱に至るまでトラトラグッズでお見事! 温泉よりこっちに気を引かれちゃいました(^^;
内湯は6人ほどの浴槽に微濁り赤茶色透明の湯。 湯口付近では微アブラ臭がして、一人でクンクンしちゃいました。適温に調節してあるので(循環)、のんびり入れます。加水・加温はしていません。
露天風呂は4人ほどの岩造り。透明な湯で朝の光がキラキラ君となり、爽やかな湯浴みができました。
源泉名 |
新井第2号泉・動力揚湯源泉、新井第5号泉・唐竹沢源泉 混合泉 |
泉質 |
ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 |
泉温 |
源泉 74.6℃ 使用位置 内湯42.5℃露天風呂44.4℃ ph:8.0 |
湧出量 |
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成分 |
溶存物質総量 1852.2mg/kg 〔Na=454.3(90.48) K=31.5(3.71) Mg=3.1(1.19) Ca=17.4(3.98) Cl=175.5(23.40) SO4=214.1(21.09) HCO3=714.5(55.37) H2SiO3=198.4 〕 |
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■ 大浴場 ■
混浴浴場の隣にある大浴場。
通常は男性風呂として使用されています。宿泊すると中浴場と男女が交代する時間帯があります。
こちらも中浴場と同じ共同源泉使用。 循環されていない熱い湯が溢れ、微アブラ臭が”東鳴子だなぁ〜”と思わせる。 ツルンとする肌触りと肌に感じる湯の勢いにすっかりやられた。
※このときは普段より温度が高かったようで、後から宿の方が調節していました。
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■ 家族風呂 ■
旅籠宿泊用の貸切浴場。湯治部に宿泊の際は宿の人に問い合わせが必要です。
2人ほどのタイル浴槽に熱めの湯(共同源泉)がそのまんま掛け流し。源泉直接引湯している為、熱いときは加水するよう掲示がありました。 タイルの色が赤いのでワイン色に見えますが、湯は透明。
中程度のアブラ臭が小さな室内に篭り、ベールのかかったようなヌルツル感が味わえます。 |
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