湯ノ本温泉<千石荘>
壱岐 湯ノ本温泉郷の温泉旅館には、蔵を利用した浴場がある
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■ 建物 ■
数軒の宿が点在する温泉郷にある温泉旅館です。
今回は宿泊して湯ノ本温泉をじっくり味わうことにしました。 ちなみにこちらの宿のお料理も美味しかったです。
湯小屋は建物横にあるレンガ造りの蔵が利用されていて、珍しい!です。
■ 浴場 ■
男女別に内湯が一つ、家族風呂が1つあります。

脱衣所はシンプルな空間ですが、外来入浴も多く鍵付き無料ロッカーがあるのはありがたいです。 ドライヤーはありませんが、フロントで貸出しありです。

浴場は天井が高く湯気抜きがあり、湯気はまったく篭っていない。 大きな梁とコンクリート造りの浴場は、とても雰囲気が良いです。

洗い場には使いやすいシャワー付きカランが3つ。
ソープ類はあります。床は石が埋め込まれ足裏を刺激!その黒い色が赤茶に染まっていました。

温泉成分でレンガ色に染まったコンクリ浴槽は長方形で、塩ビニパイプの湯口がある熱い湯は浅め(2〜3人)、丸太を境に深めになっているほうが温め(5人)です。
源泉が出ているバルブは開け閉め可能で、源泉(69度)の湯量で温度調節するよう説明がありました。

赤茶色の粉状湯花舞う透明の湯は、時間が経つと濁りが出てきて赤茶色が増します。 早朝などは湯の花の結晶が湯面にビッシリとありました。
すごく塩辛い+海のダシ味で、ヌメリ感あるツルンとした良い肌触り。 キシキシするかと思ったけど、意外でした。

よーーく温まり、浴後も体が火照って汗がしばらく引かなかったです。 いつも部屋に戻って冷水をグビグビと一気飲み(^^; 雰囲気、湯ともに気に入って、初日は外湯巡りをしなかったほどです。

<家族風呂>
外来入浴では500円で入浴できます。
本当に狭い、階段奥に作られた貸切浴場(家族風呂)です。
木造りで1〜2人ほどの正方形浴槽に、常に湯が注がれています。 浴槽が小さいだけに鮮度良く(先客が加水していなければ)いつも透明に近い色の湯でした。 

湯ノ本温泉は、九州の阿蘇火山帯ではなく石川県白山から島根などを通っている火山帯が壱岐まで繋がっているということを、宿の大旦那さんに教えてもらいました。






男湯


家族風呂

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【おぼえがき】
 温泉名  湯ノ本温泉 千石荘 〔0920-43-0004〕
 源泉名  湯ノ本温泉
 泉質  ナトリウム-塩化物泉
 泉温  65.5℃   ph:6.8
 湧出量  24.5L/min 自噴 (現在はポンプアップ)
 成分総計  16.46g/kg 〔Na=4728(77.74mval%) K=251.5(2.43) NH4=10.6(0.32) Mg=245.0(7.62) Ca=584.0(11.01) Sr=65.6(0.57) Fe2,Fe3=4.2(0.05) Cl=9041(91.70)  Br=26.3(0.12) SO4=652.0(4.89) HCO3=558.3(3.29) H2SiO3=70.2 HBO2=14.2

 料金  300円 (家族風呂は500円)
 時間  9時〜22時 
 備品  ソープ、シャンプー、カラン&シャワー3、ドライヤー貸し出し、ロッカー
 浴室  内湯×1、家族風呂×1  待合所:ロビー
入浴日:2007.7.13〜15



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