ほったらかし温泉<あっちの湯>
以前のほったらかし温泉に新たな浴場が仲間入りです!


笛吹川フルーツ公園の中を通り抜けた山の上に
甲府盆地を見渡せる露天風呂が有名な温泉。
以前(平成11年)からあるほったらかし温泉は
こっちの湯”と命名され、そのすぐ左側に新たに
”あっちの湯”が新設(平成15年)されました
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■ 場所 ■
フルーツ公園から一本道をグングンと上っていくと、途中から未舗装のさらに細い道になりますが温泉を目指す勢いで突き進むと、鉄柵のゲートがあり温泉施設の営業時間はゲートが開いていますのでさらに進むとすぐに280台がとめられる砂利の駐車場に着きます。
この駐車場は、以前は丘になっていてキャンプ場として営業していた場所だったように思います。(ということは、キャンプはもう出来なくなってしまったということですね)
以前からあるこっちの湯や、休憩所、売店や屋外テラスはそのままの状態でしたが、こっちの湯の左手下に新しい入浴施設ができたようで、今回はそちらに入浴しました。

■ 受付 ■
屋外テラスを通り越し、簡易階段を下がって建物に向かいます
こちらもプレハブ小屋といったかんじで”ほったらかし状態”は健在のようで嬉しいです
手前の自販機で入浴券を買い、元気のいい受付のお兄さんに渡しました。
下駄箱は鍵付きと棚の2種類あります。浴場の入り口には貴重品ロッカーもあり、成分分析表も掲示されていまいした。

■ 浴場 ■
男女別に内湯と露天風呂があります

造りは全体的にこっちの湯よりも広めに造られています。浴場の配置などはこっちの湯とそっくりでした。
鍵付きロッカー(有料)と脱衣籠があります。面白いと思ったのは、脱衣所から外に出たテラスにも屋外脱衣所があったこと! まさに開放感全開です。

洗面台にはドライヤーもありますが10分100円の有料です

右手に進むと正面に15人は入れそうな長方形の内湯があり、全面ガラス張りで明るい印象です。
内湯からは見えない造りで洗い場があり、カラン&シャワーの数はざっと20以上とこちらも以前の順番待ちが解消されているようです。(夕方でも3分の1は空いていました)
ここは露天風呂がメインになるので、内湯に入っている人は誰も居なかったのも印象的です。

外へ出ると、これまた広い長方形の木造り露天風呂と、一段下がった位置に30人以上は入れる岩風呂があります。岩の上で寝転んでいたり、遠くの景色を見たりと当日も30人くらいは居ましたが混雑しているといった印象は受けませんでした。
晴れた日は富士山が見え、夜は甲府盆地の夜景と露天風呂の醍醐味を味わえます。当日は夕方曇りでした。

残念なことに、湯からはほんわりと塩素臭がしていました。パンフレットによると「深度1300mの深層の破砕帯から湧出しており、湯量毎分306Lと豊富。お湯は出しっぱなしで毎日総入れ換えしているのが自慢」とありますので、???です。
ここは泉質よりも眺望重視で楽しみましょう。







看板 階段を下りてあっちの湯へ 暖簾
脱衣所 奥のテラスも脱衣所(^^;; テラスからの眺め 内湯
岩の露天風呂 プレハブの内湯と奥が脱衣所
木の露天風呂からの景色

※2年振りに再訪しました(2006.4.24)
 施設は平日にも関わらず人出が多く、人気ぶりが伺えます。 夕方は駐車場も混雑。
 
 ■ 前回と変わっていた点 ■
 ・長期に亙る重油の高騰に耐え切れず創業以来の値上げ。500円→600円
 ・朝日を眺められるよう、日の出一時間前から営業!(オープン時間は季節により変動)
  (12・1・2月=6:00前後、3月=5:30前後、4月=4:30分前後、5・6・7月=4:00前後、
   8・9月=4:30前後、10月=5:00前後、11月=5:30前後)
 ・有料のドライヤーが無料になった
 ・二つ目の源泉(黄金の湯)が湧出!

 新源泉とあったがあまり期待しないで入浴したら「えっ!なにこれ!?」と驚いた。
 以前の湯とはまったく別モノで、かなり強めのツルツル感があります。 
 パンフレットによると「新源泉は深度1500mの深層の破砕帯から湧出しており、PH10.1と高く、淡黄褐色透明のお湯はなめらかな手触り。あっちの湯 こっちの湯ともにお湯は出しっぱなしの上、毎日総入れ換えしているのが自慢です」
 
 あっちの湯→全て新源泉。 こっちの湯→二つの源泉が楽しめる(岩露天:新源泉 内湯&檜露天:従来(PH9.68の無色透明)の源泉

 以前は眺望よくても湯は特徴なし・・・だったけれど、汚名挽回「眺望よく湯も良い、ツルツルで気持ちいい温泉〜♪」に生まれ変わりました。
 正直、こんなに温泉らしさを感じていつまでもこのツルッとした肌触りを楽しんでいたくなる湯だとは思わなかったので、嬉しくなり長湯・・・とても満足しました。 これならまた再訪してみたいです。 ただし、休日は相当な混雑を覚悟しなくてはいけないかも。 平日の午前中がお勧めです。

 


あっちの湯とこっちの湯の案内板とマネキンボーイ


【おぼえがき】
温泉名:ほったらかし温泉
泉質:アルカリ性単純温泉  
源泉温度:32.0℃  ph9.6  成分総計:105.6mg/kg  掘削動力揚湯
料金:500円 600円(2006.3.1より値上げ)
時間:日の出から 10:00〜22:00(受付終了21:30)
備品:カラン&シャワー多数、ソープ、シャンプー、ドライヤー有料、鍵付きロッカー有料
浴室:内湯・露天風呂各1 待合所:受付前、屋外テラスなど       
                                入浴日:2004.6.20 、2006.4.24



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