毒沢鉱泉<神乃湯>
諏訪湖から少し山側に入った下諏訪町に湧く赤茶色の湯〜 |
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街中から10数分、毒沢温泉には数件の宿があり、
奥に位置する神乃湯は、急な上り坂の突き当たり
木々の間に洒落たお宿の姿が見えました。
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■ 建物 ■
最近リニューアルしたという建物や館内は、今流行りの古民家調。照明も白熱灯を利用していて雰囲気があります。
玄関に「本日の日帰り入浴は混みあっている為、1時間ほど待ち時間があります」のような張り紙がしてありました。心配しながらフロントで入浴を申し込むと、すんなりOK! きっと昼間混雑していたのでしょう。
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フロント |
フロント前のロビーは和風 |
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■ 浴場 ■
フロントがある本館から下駄には着替え、通路の先にある湯小屋へ向かいます。
途中には鍵付き無料ロッカーがありました。貴重品はこちらが安心ですね。
浴場は男女別に内湯のみです。
■ 脱衣所 ■
こじんまりした脱衣所ですが、清潔で明かりを抑えたなかにちょっとアジアン風な印象で素敵です。
床は青竹が並んでいて足に気持ちよく、歩くとカラカラと音がします。この床は初めての体験でした。
洗面台には籠に入ったドライヤーが2ヶ所と綿棒があり、椅子は大きめの籐製で座り心地がすごく良かったです。女性は好きじゃないかなぁ、こういうの!
■ 浴場 ■
浴室も間接照明で天井が高く、木の雰囲気が落ち着く造りです。
洗い場が左右2ヶ所(カラン&シャワー各2)と、前面の大きな窓に沿って6人くらいの加熱槽と右に小さな源泉槽があります。横の壁には飲泉場もありました。
加熱槽は適温で、見てのとおり赤茶色濁。赤茶の結晶が湯面に浮かんでいました。
肌触りはキシキシッとした感じで、よく温まります。
体が温まったら小さな源泉槽にチャレンジです!
源泉は透明に見えます。手を入れてみるとぬる湯を通り越して冷たい。 足をそーっと入れてちょっとずつ沈み、半身浴。
夏だったからなのか温泉だからなのか、入っちゃえばそれほど冷たさを感じませんでした。
(男湯は、加熱湯を誰かが入れたのか、そんなに冷たくなかったそうです)
そばにある飲泉所の鉱泉を飲んでみると、「ぐえぇーっ!」 なんともまずい味です。鉄味に勝つほどの酸っぱさ(渋い)が広がりギシギシ! 青森県の黄金崎不老ふ死温泉+酸ヶ湯温泉といった感じがするなぁ。想像ではゴクゴク飲めそうだと思ったけどまったく違う味でビックリしました。
ちょうど一人だったので温冷浴を繰り返しながら、窓から見える景色をボーっと眺めて時を過ごしました。
白いタオルは薄茶色に染まり、帰宅後に洗濯しても落ちない淡い色を見ながら緑に囲まれた毒沢鉱泉を思い出すのでした。
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