■ 環境 ■
知床半島、羅臼の町からさらに岬方面へと87号を進むと、セセキ温泉のさらに奥にある野湯です。
道沿いに数台駐車できるパーキングスペースがあり、トイレもあります。
野湯といっても、夏の時期になると地元の方が冬の間に砂利に埋まった浴槽を掘ってブルーシートの屋根を設置している、地元の漁師の為の温泉です。
今回は入浴時期を過ぎていたので屋根は撤去された後でしたが、湯は温いものの入れる状態だったので少しお邪魔させていただきました。
■ 浴槽 ■
本来は左右で男女別の浴槽で囲いの中で着替えも出来るらしいのですが、今は壁も何も無いオープン状態。当然、野生に戻ってそこらで着替えます(^^;
砂利を掘った形の浴槽内は左右繋がっていて、木材が湯面中央に渡してあるだけでした。片方で4人ほどの大きさ。
湯は湯底から小さな湯玉とともに湧き出ていて適温。 外気の冷たい今は、浴槽内はかなり温いです。夏の間だけの温泉というのも納得。
蛇口もありましたが、どうやら水を引いているようで冷たかったです。
透明でこんぶ(磯)塩味、磯の匂いがしましたが、すぐそばに上がった昆布の匂いかも・・・。
海水より柔らかい肌触りで、浴槽の周囲の石の下からも熱めの湯が湧いていました。
海沿いにあるんですが、浴槽に入るとテトラポットがあるので”海を眺めながらの入浴”が出来ないのが残念! その代わり、大量の昆布を眺め、浴槽に進入した昆布たちと混浴しました。
温いからいつまでもずーーっと入っていたかったけど、波が高く飛沫が近づいてきて危険を感じたので上がりました。
なんともワイルドな湯であり、昆布とともに印象深い体験でした。
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