『マザーテレサは無償の愛ではない』



無償の愛の代名詞のように伝えられているのがマザーテレサ。


マザーテレサの行いは、今世まで語り継がれるほどの偉大な功績。


マザーテレサに憧れて、
無償の愛…という言葉を発する人がいるけれど、
彩香は、この言葉を簡単には発したくはない。

マザーテレサにとっては、子供たちの笑顔が何よりも喜びであり、
何よりも価値のある有償の見返りだった。

マザーテレサは、自分では無償の愛だとは思っていないだろうし、
マザーテレサにとっては、
誰よりも大きな愛を感じられる有償の人生だったと彩香は思うのです。

マザーテレサのマネは誰にもできることではないし、
無償の愛なんて簡単に実践できることではない。


実は、彩香も無償の愛に憧れて、実践しようと試みたことがあります。

個人に向けて無償の愛を送れば、
相手からも無償の愛を欲しくなる、

個々の交流であれば、
どこかで目に見えるカタチでの見返りを求めてしまうのが人間の性。


そこで…考えてみたら、
マザーは個人に向けて無償の愛を発信していたわけではなく、
不特定多数に向けて無償の愛を送っていたことに気づきました。

個人に対して無償の愛を発信すれば、
相手によっては、甘えがでたり怠惰になってしまうし、
重荷になってしまうこともあるのかも。

マザーテレサは、方向性を定めて、
不特定多数に、大きな幅広い愛を送っていた。

だからこそ、その中の誰かが喜んでくれたり
子供たちの笑顔を見るだけで、
マザーテレサは自分の方向性を見誤ることなく、
愛のある行いを天からの声に従って続けられた。


ただ愛はある…というところまで辿り着いた彩香が思うには、
根本的には、この世に無償の愛なんてないのかも。

見返りがなく、終わってしまったと感じる関係があったとしたら…
冷静に過去を振り返り、
自分がしたことばかりではなく、
自分がしてもらったこと、相手からもらった喜びに目を向けて、
ポッカリと空いた穴を埋めるのが自分のためでもある。

自分の想いや愛が届かなかったと思う時…
それは、相手を思い通りにしようとした結果。


人と人との交流はエネルギーの交換や循環なので、
片方だけが得をしたり損をしたりってことはないのかも。

マザーテレサの無償の愛に憧れるのも、
物があふれる便利な現代だからこそかもしれません。


愛は有償でも無償でもなく
愛は唯あり愛はただ存在する…というところまでは何とか彩香も
辿りつけたものの…実践できていない感じなので、
まだ少しこんがらがっていますが…

マザーテレサは、無償の愛ではなく、
子供たちの喜ぶ笑顔を見て
見返りや有償の愛を感じられた
誰よりも大きな愛を実感できた実りの多い人生だったと

彩香はふっと思ったので、
みなさんにも伝えたいなぁ…と感じて
書き記してみました。



〜みなさんの毎日が愛で満たされ 豊かな愛のある         
         喜びのある人生を築けますように…"☆"〜






september 2009  Fortune Coordinator 華 月  彩 香 Ayaka Kazuki





  
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