サラ (娑羅) が 家 族 に な っ た!

   プロローグ

ここには、まず、私が、どうして 「里親」になりたい、と
思うようになったか・・・・・?
という、
2年前の私に戻ったところから、書きたいと思います。





2006年、6月28日に、
インディが、お空に逝ってから、
その年の夏は、私には、暑くて、長い、だけの
むなしい夏になりました・・・・・


なにもする気も起こらない、
なんと表現したらよいのか、
すべてに無感動になった・・・というのか、
感動などというより、なににたいしても、
なにも感じなくなった・・・・とでもいうのか・・・・・

でも、お風呂に入ると、ひとりでに、涙が出てきて・・・・・
きっと、誰かが見ていたら「おかしい・・・」と思われるのかもしれないけど
どこにむかってともなく、
インディと話していたり・・・・・

昼はため息、夜は涙・・・・みたいな日々だったような気もします・・・・・


看病している時に、夜中、起きていたため
寝むれない習慣がつき、
彼がいなくなっても、眠れず・・・・・


夜中、ひとりでPCに向かっていることも多かったんです。
ネットをさまよっていました・・・・・・
それに、おとんには、「気のせい!」とかで一笑にふされますが、
夜中、一人で起きていると、よく、
インディが、会いに来てくれたので・・・・・


そのとき、本当によくみていたのが、
今トップページにリンクバナーをおいてある  

「いつでも里親募集中」
のページでした。

もちろん、その時すぐに、ワンを引き取りたい・・・と、思っていたのでなく、
ただ、なぜか、毎晩のようにみては、そこからのリンクで
いろいろなワンをレスキューしている会のページなど
あちこちウロウロしていました。


そして、何か、私にも、ワンにかかわる、ボランティアというか
少しでも役に立てるようなことはないか・・・・?と
考えたりし始めたのです。


どこの里親会にいったらいいのか?
なにができるのか? などと
悶々と考えていました。

そんなおり、日本中に有名になった「広島ドッグパーク」問題が起きたり
でも、そんな大騒ぎにはならない、誰も知らないところで、
毎日のように、
たくさんのワンやニャンがお空に逝ってしまっている・・・・・ということも・・・・・

でも、現実的には、なかなかボランティアにでられる時間も難しい・・・
かといって、「一時預かり」は、私にはできない!!! と、思いました。
なぜなら、きっと、一度預かったら手放せなくなり、
「一時」でなく「ずっと」預かりになってしまって、
それでは、一時預かりのボランティアにはならない・・・・・と思ったんです。
結局は、物を送る、とか、資金の協力をする・・・というような
本当〜の、後方支援しかできませんでした。


だったら・・・・・
いつか、また、ワンと暮らせる日が来たら、
せめて、そのときは、たとえ1匹でも、そんなワンの中から
うちの家族になるワンを探したい・・・・・と思ったのでした。


ただ、おとんの考えは、
とにかく、「2代目のゴールデンの男の子を迎えたい・・・・・!」

私が、ぐずぐずと踏み切れないのが、とてももどかしかったようです。

半年後、なかば、おとんに流されるかたちで
アンジィがうちの家族になりました。
(でも、今は、それはとてもよかった・・・と思えます)

そして、その時、おとんとの話し合いで、
今度は、
ひとりっこでなく、兄弟(姉妹?)をいずれ迎える
という約束をしました。

アンジィの上か下か・・・は、アンジィが育っていって考える、
でも、とにかく、
ひとりっこで終わらない・・・ということだけ。


アンジィは、みなさんも、もうよくご存知の通り、
とってもいい子ですが、
超〜〜〜ビビリっこです。

とにかく、逃げまくります・・・・・
ワンが大の苦手、大きくなくても、ちっちゃ〜〜〜なワンでも、です!

私の中で、兄弟(姉妹)は、無理かなぁ・・・・・という思いも随分ありました。


でも、もしかしたら、かえって、家に、もうひとりワンがいたら
アンジィのワン苦手・・・も、少し変わるんじゃないか・・・・・?
という考えに転向することにしました。

まずは、やってみよう!!!   と・・・・・



そして、今年になってからは、本格的に、
条件 女の子で4〜6歳くらいのできれば15〜20キロ以下の子
(つまりは、
アンジィの「お姉さんワン」!?)
ということで、探し始めたのです。


最初に、私の目にとまったのは、5歳のボーダーコリーでした。
年も、アウトドア的なのもいいかも!? と思って、おとんに話してみましたが、
どうもあまり乗ってこない・・・・・
やっぱり、ひとりっこのままがいいのかな?と
思いましたが、そうでもない・・・・・


では・・・・と、また、諦めずに毎晩のように
のぞいていたところ・・・・・

推定 4〜6歳のワイアーヘアード・ダックス
と、
5歳のヨークシャー・テリア
がいました。

そのワイアーへアード・ダックス、が、
サラでした。
一時預かりの日記に行ってみて、
レスキュー当時からの日記をみました。


20キロ以下・・・・とは思っても、わずか4キロの
サラ・・・・・

「また、随分、小さいワンを見つけたね・・・?」
おとんにも、そんな風に言われました。

「でも、とにかく、会ってみないとわからないから、希望申し込みをしてみたら?」
とも、言ってくれたので、思い切って里親希望のメールを出すことになったのです。


お返事は、すぐに返ってきました。

そして・・・・・


思わぬ速さで、「お見合い」になりました。

もう、「お見合い」が決まった、その瞬間から、ドキドキ!
ようは、
アンジィがどうなの・・・?という心配であり・・・・・





そして、ついに 
2月28日
デイジー(
サラの一時預かりさんのところでの名前)が、
我が家に「お見合い」にやってくることになったのです!

さて、そこからの模様は、 次の
「デイジーとのお見合い」
で、お伝えします!