掲載内容 | 主な登場人物 | ||
恨みの陸中リアス線 新幹線個室の客 急行アルプス殺人事件 一日遅れのバースデイ |
ISBN4-06-181647-0 1992/12/5第1版 講談社ノベルズ 740円(税込) 196ページ新書版 |
匂坂みつ子、みつ子の父・秀夫、十津川の妻・十津川直子
三村幸二郎 S水産・木内支店長 三陸新聞記者・大野 栗林喜一 小川保 (恨みの陸中リアス線) 新幹線個室の客はリンク先へ 急行アルプス車掌・山下淳、佐野運転士 神埼ゆう子、小笠原、福田 山田弁護士(急行アルプス殺人事件) 広永浩一郎、主治医・田口 浩一郎の長男・宏、次男・明 T生命・長崎(一日遅れのバースデイ) 三上刑事部長・清水刑事・本多一課長 岩手県警三浦刑事・岩手県警宮古署坂本警部 (恨みの陸中リアス線) 警視庁捜査一課坂口宏刑事(急行アルプス殺人事件) | |
三陸鉄道の車中で、水産会社を経営する男が殺された。 男の娘は父の死の前日、捜査一課の十津川警部に助けを求めていたのだ。父親あてに殺害を予告する脅迫状が届けられたというのだった。 だが、それだけでは動くわけにはいかなかった。自責の念に悩む十津川をよそに、上野のホテルで第二の殺人が。 (表紙裏参照) 初出 『恨みの陸中リアス線』は、小説現代'92年1月号 『新幹線個室の客』は、小説現代'92年3月号 『急行アルプス殺人事件』は、小説現代'92年5月号 『一日遅れのバースデイ』は、小説現代'92年7月号 |
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表紙裏意外の事件については、『新幹線個室の客』は、「刑事の十津川が俺を殺した・・」という言葉を残し、
個室にいた男が死んだ。詳しくは、リンク先を参照してください。 『急行アルプス殺人事件』は、捜査一課の若手の坂口刑事が、母親の一周忌に故郷からの帰り、大糸線と並行して走る国道で、 乗用車が炎上しているのを発見。列車を止め、運転士と車掌が消火に駆けつけるのと同じく、坂口も応援し、若い女性を助けた。 いや、助けたつもりでいたのだったが、二日後、回復に向かうと思われたが、病状が急変し、死んだと新聞に書いてあり、坂口は がっかりする。その後、1つの事件を終え、家に帰り新聞をみると、一緒に助けにいった車掌が自殺した記事を読む。その後、 運転士も失踪した。乗用車火災とどんな関係があるのか、失踪していた運転士も、井の頭公園で死体として、発見された。 『一日遅れのバースデイ』は、株式会社「ヒロナガ」の社長・広永浩一郎が死んだとの電話があり、すぐ駆けつけた主治医の田口は、 30年近くの付き合いで、多少、忘れっぽくなったが死ぬ事はないと思っていた。邸の中に入ると、バースディパーティーを行っていた ようで、デーブルの上には、大きなケーキが置かれてあった。田口が処方した睡眠薬の残りから、ただの心不全ではない事を感じ、 知り合いである十津川に相談した。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 恨みはいろいろあるようで・・ |