十津川警部「裏切り」
目次 主な登場人物
第1章 前兆
第2章 誘拐事件
第3章 ストーカー
第4章 対決
第5章 攻防の果てに
ISBN4-04-152765-1

平成15年10月25日初版
平成20年11月30日10版

角川文庫
514円(税引)
297ページ
加倉井刑事、菊池亘
歌舞伎署署長・小早川警視
サチコ・ユミ
週刊タウン編集長・田島、週刊ジャパン編集長・森口
ホストクラブ「LOVE」ホスト・青木
桜井功・小柴卓郎・柳修二・松本哲次
SMクラブ経営、青木浩三・行方謙
平木康一
河合工事、横山信・河合社長・柴田
ビジネスホテル「マルセイユ」松原明支配人
K組組長工藤信次・柳沼
保守党柿沼代議士

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事
北条早苗刑事・日下刑事・三田村刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長

東京三鷹署平井刑事
東京歌舞伎署吉田刑事・大木刑事・酒井刑事
警視庁捜査一課芝田警部、科研中村技師
新宿歌舞伎町の治安を守るため新設された歌舞伎署。
十津川警部の同期・小早川が初代署長に抜擢されたが、開設早々署員が泥酔して車に轢き殺されるという不祥事が発生。
しかもその刑事が脅し・ゆすりをはたらき、裏で暴力団と繋がっていたと週刊誌にスクープされてしまう。
十津川は事実確認のため歌舞伎町で聞き込みを進めるうち、刑事の死に疑問を抱く。
事件の陰に潜む大きな闇の存在を感じ取った十津川は、黒幕を焙り出すべく孤独な捜査を開始するが…。
新宿裏社会を陰で操る黒幕との熾烈極まる頭脳戦を描いた傑作サスペンス。  (裏表紙文参照)
現在、実際には存在しない東京・歌舞伎町署という架空の話。歌舞伎町は、現管轄として、新宿警察署が治めているとの事です。 ただこの中で、歌舞伎町交番が主に担当していますが、特記する事は、東京23区の交番の中、珍しく交番専用のパトカーがあるとの事。 それだけ、犯罪件数が多い事を物語っているのでしょう。
さてこの歌舞伎署で一人の刑事の死後、やはり次々と事件は起きるものの、 小早川以下の刑事が優秀なのか、十津川達よりも先にホシを挙げられる。十津川が違和感を感じたのは、人質をとり監禁された現状で、 タイムリミットを待ち、突入しようとした時、指揮をしていた十津川を無視し、歌舞伎署の刑事が先に犯人と思われる男を射殺してしまった。 この事を境に、同期の小早川に不審を抱く。そして最後には・・・・

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)    東京歌舞伎署にて