掲載内容 | 主な登場人物 | ||
<上巻> 父の失踪 小樽への旅 過去へ 警視庁 世界は二人のために ラブユー東京 第3の事件 容疑者一号 男の像 逮捕 追いつめて 20年の空白 よみがえる過去 襲撃 行方不明 <下巻> 政治結社 故人の周辺 スキャンダル 男の表情 日記 死者の証言 友情と恋と アメリカ 秘密 武器 動く おとり ブルートレイン 第二撃 海の彼方へ |
<上巻> ISBN4-04-152734-1 平成3/4/25初版 平成13/11/30第30版発行 角川文庫 540円(税引) 337ページ <下巻> ISBN4-04-152734-X 平成3/4/25初版 平成16/3/15第33版発行 角川文庫 500円(税引) 342ページ |
元捜査一課刑事・佐々木完治 完治の娘・佐々木季見子 小樽の行商・柴田タキ、伊藤定子 完治の元上司・小坂井元警部 長山しのぶ・木崎雅之・長田・北条みち子 完治が刑事の時の本部長・浜田、一課長・井上 元国務大臣・堀江 堀江の後援会役員・石崎駿 水木千枝子 原口徹、平井やよい・中西勇 抗議文を持ってきた女・松本はるな 暴力団N組・北原、三村博、組長・寺本卓造 ホステス・ミユキ 中央新聞社・田口 「スクープ」編集長・前島 吉岡雅史・塚本由美 「現代の日本」カメラマン・山脇 ブルートレイン乗客・松浦明、生田功一 堀江代議士弁護士・工藤 清水刑事・本多捜査一課長・三上刑事部長 北海道警堀井刑事・警視庁捜査四課花井警部 静岡県警皆川警部 | |
<上巻>「小樽へ行く…」という手紙を残して、20年前に退職した元刑事、佐々木完治が失踪した。 やがて佐々木は他殺死体で発見され、早々と犯人は自首をしてきたのだった―。 ところが事件の早期解決に疑問を抱いた十津川の脳裏に、当時佐々木が担当をしていた、 ある連続殺人事件の記憶が甦っていく…。20年も前の事件を掘り起こす十津川に上層部の圧力がのしかかり、 捜査も暗礁に乗り上げて行く。真相解明のために敢然と立ち向う十津川の苦悩が始まる…。 トラベルミステリーの第一人者が贈る渾身の力作長編サスペンス。 (表紙うらのページ参考) 昭和63年8月、実業之日本社JOYNOVELSとして刊行 <下巻>20年前の連続殺人事件を掘り起こす十津川の前に現れたのは 当時の有力代議士、堀江正志の影であった。 無実を訴え自殺を遂げた当時の堀江の秘書、石崎を巡って十津川等の捜査は意外な方向へ…。 再三の警告を無視して犯人を追い続ける十津川は恐しい罠によって窮地へと追い込まれて行く…。 特急「はやぶさ」車中に仕掛けられた十津川の奇策とは? トラベルミステリーの第一人者が贈る渾身の力作長編サスペンス。(表紙うらのページ参考) |
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上巻では、ほとんどが以前、佐々木と小坂井警部が関わった事件の回想でした。 しかし、佐々木の娘・季見子が勝手に動くもので、護衛に当たっていた日下刑事が刺されて、怒った十津川警部。 これからが、本気モードです。 下巻からは、十津川警部達が過去の出来事を洗い出します。 上層部からの圧力もありますが、犯人側の抵抗やガードも凄い。最後は十津川の方から犯人側に罠をかけます。 そこでブルートレイン「はやぶさ」での攻防となる訳ですが、なかなかここら辺がおもしろいです。 さて、20年前の事件、十津川警部たちは、無事謎解きができたのでしょうか?ご期待を。 評価 ☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点) 上巻は十津川警部が出なくて、ややつまらないですが、耐えられれば、面白い事件です。 |