目次 | 主な登場人物 | ||
遍路の春 東京本店 第二の標的 凶器のネクタイ スケッチ・ブック 羽田空港 特急「南風1号」 アリバイ 政敵 大阪 美少女 影の男 父と子 一枚の写真 総選挙 壁に挑む 黒幕 捜査会議 幕が下りて 解説 香山二三郎(コラムニスト) |
ISBN978-4-334-72812-0 1999/5/20初版1刷 2008/2/25 10刷 光文社文庫 に1-65 629円(税引) 423ページ (敬称略) カバーデザイン・亀海昌次 カバー写真・真島満秀 |
金子夫婦、洋品店主人・田中ヨシ子 首都相互銀行会長・徳大寺正之 徳大寺の秘書・伊吹君子 首都相互銀行営業部長・南条吾郎、南条の秘書・井崎玲子 首都相互銀行顧問弁護士・堀越、社長秘書・中村すみ江 てんぷら屋「菊田」女将 都市再開発(TSK)社長・星野孝平 星野の秘書・岡部文夫 岡部の彼女・高木幸子 南条の友人・田中久仁男 岡部の後任・川島芳夫 衆議院議員・古屋保、秘書・水上豊 タクシー運転手・吉田 フリーカメラマン・神木、助手・片岡 選挙事務所責任者・立花万平、川島の後任・後藤修二 日高一美、カメラマン・須藤哲也 K大外科・藤野医師 一美の友人・渡辺友子 東京信濃町K病院・林医師 捜査陣 十津川警部・亀井刑事・西本刑事 本多一課長・三上刑事部長 ・桜井刑事 香川県警白石警部、島崎捜査一課長 大阪府警田村警部、鈴木刑事 香川県警丸亀署竹下刑事、小野寺刑事 警視庁有田警部 | |
菜の花が盛りの四国路で、遍路姿の老人が刺殺された。同行の若い女性の姿も消えた。 被害者が東京の著名な銀行経営者と判明して、警視庁の十津川・亀井チームが出動。しかし事件は続発した! 四国山脈を越えて走る“特急南風1号”の車中、瀬戸内海を横切るフェリーボート…事件を繋ぐ輪の一部分が欠けていて、 犯人を限定できない。 傑作長編推理。(裏表紙文参照) |
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TBS系ザ・サスペンス十津川警部シリーズ シリーズ第3作、四国連絡特急殺人事件、原作。初回放送、1983年8月27日 十津川警部役若林豪さん、亀井刑事役坂上二郎さん、ゲスト根本りつ子さん、中島久之さん、中島ゆたかさんなど TBS系月曜ゴールデン十津川警部シリーズ シリーズ第31作、四国連絡特急殺人事件、原作。初回放送、2004年3月29日 十津川警部役渡瀬恒彦さん、亀井刑事役伊東四朗さん、ゲスト内藤剛志さん、榎本加奈子さん、根本はるみさんなど |
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今では、寝台電車特急として、「サンライズ瀬戸」が本四連絡橋を通って、四国に直接入る事ができます。しかし、この事件が
起きた頃は、まだ連絡橋も開通していない頃、瀬戸内海を宇高連絡船で渡っていました。又、この頃、四国の国鉄は、すべて非電化という時代との事。
解説で書かれていたように、この「ディーセル王国」は、当時の鉄道ファンにとって、趣きは感じていたのかもしれませんね。 ちなみに、当時の宇高連絡船を見た事のない私にとっては、青函連絡船同様、乗船してみたかったと残念に思いますね。 かなりのネタばらしぽい話になってしまいますが、東京と四国・足摺岬を結ぶ交通を、今と比べてみても、私の感覚では、それほど変わらないと思いましたね。 新幹線は早くなったし、瀬戸内海も船ではなく、鉄道で渡れるようになって、しかも途中までは電化されてるなどなど、便利になっているのは、 はっきりしているのに、なぜなんでしょう?。この事件で、例によって、「カメさん、私といっしょに旅にでないか?」と、新宿から山手線に乗り込みます。 時間は、18時半すぎ。皆さんは、現在の時刻表で確かめた後、十津川警部と共に、四国への旅を楽しんでは如何でしょうか。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 四国連絡特急とは、どの列車? |