殺人列車への招待
目次 主な登場人物
第1章 ゲームへの招待
第2章 第二の挑戦
第3章 夜明けの死体
第4章 録音テープ
第5章 新聞記者
第6章 犯人の影
第7章 焦燥
第8章 目撃者
第9章 逆挑戦
第10章 死者のペンネーム
第11章 最後のゲーム
第12章 爆破計画

解説 小梛治宣
ISBN978-4-08-746423-B

2009/4/25第1刷

集英社文庫
600円(税引)
298ページ
白石要を名乗る男
国鉄旅客助役・中山
日野まゆみ・金村慧・前田ゆかり
中央新聞社・田口、田口の後輩・白井謙
林健一郎
白井の妻・白井美保
谷川9号車掌・池田
白石要の妻・冴子
松山昭正・松山淳・三宅明子
白バイ隊員・江上秀介
寝台特急さくら車掌・森口
府中本町駅長・岩田

清水刑事・三上刑事部長
本多捜査一課長・本橋刑事
長崎県警戸田警部、群馬県警平田刑事
初動捜査班・青山警部、科捜研・原口技官
十津川警部に「殺人ゲームがしたい」と謎の電話がはいる。
やがて、11月7日東京駅発の寝台特急『さくら』の車内で「ア」で始まる名前の女を殺すと、挑戦状が届く。
悪戯か、本気か。当日は用心のため、「ア」で始まる女性二人を探し出し、ガードをつけた。
だが、車内で別の女性が殺される。さらに、第二の挑戦状が…。窮地に追い込まれた捜査陣に大逆転はあるか!?
傑作鉄道トラベル・ミステリー。(裏表紙文)

1989年12月 角川文庫より刊行
作品的には、「殺人ゲーム」という事でとってもおもしろいと思う。特に、「ア」で始まる名前の女を殺す など、あかさたなと、十津川達に挑戦していく事となるところが、単純でいいと思う。しかし、しょうがない事ですが、 多少、犯人側に有利な挑戦項目などが、気になるところですが・・・。
犯人の立場で、例えば、京太郎さんを的にするならば、「ヤ」行の名前の作家を殺す。というのが、ちょっとしたネタばらし です。西村京太郎さんなのに、なんで「ヤ」なの、と思った方は、この本を読んでくれれば、前半の方でわかるかもしてません。 ただ、京太郎さんをよく知っている方にとっては、ヒントのやりすぎかもしれませんね(笑)。

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)