目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 北からの電話 第2章 東京 第3章 投書 第4章 男と女 第5章 身勝手なライバル |
ISBN978-4-09-386328-5 2012年4月30日初版第1刷 小学館 819円(税引) 186ページ(新書判) |
早川啓介 啓介の両親、早川雄介・敬子 昭和精密機械、鈴木人事部長・松田広報部長 名古屋龍光寺僧・加藤 北川愛、姉・美香 デザイン工房ジャパン社長・三村 北川愛の同僚・鈴木、愛の先輩・福田麻衣 荒木修、三崎豪、飯田景子 メゾットジャパン社長・相原、技術者・浅井 美木パノラマ館館長・美木浩 デザイン工房ジャパン三村社長の後任・山崎 北島ゆき、島田武 捜査陣 十津川警部・亀井刑事・西本刑事・日下刑事 北条早苗刑事・三田村刑事・三上刑事部長 福井県警あわら警察署広田警部 | |
東尋坊や越前岬、そして永平寺など、福井県は、自然と文化の名勝を兼ね備えた地である。 4月初め、芦原温泉の老舗旅館に投宿した一人の男がいた。男の名は早川啓介。 人型ロボットの研究開発では最先端をゆく昭和精密機械の社員であり、完成間近の新型ロボットの開発チームのリーダーでもあった。 その早川が、越前の海に水死体で浮かんだ。宿の部屋には「ダメだ、ダメだ」と書いた手紙を残していた。 地元の警察はそれを遺書とみて自殺と断定する。 息子の死を自殺だとは信じられない父親の早川雄介は、独自に調べ始めた。 相前後して、新型ロボットのデザインを請け負っていたデザイン工房ジャパンの北川愛の飛び降り死体が、浅草で発見される。 こちらにも遺書めいたメモが残されていた。捜査に乗り出した十津川チームが、聞き込み捜査を重ねるにつれ、疑問が深まっていく。 十津川の培われた捜査魂が、最先端科学の結晶人型ロボット開発競争の闇に斬り込む。 (裏表紙文参照) |
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表紙の帯には、「ロボット開発者の死は自殺なのか。」と書かれてありました。ロボットに限らず、開発をする部署は、
新技術やデザインなど、流出しないさせない為、関係者を所定の敷地より出さない様にする、というような話も聞きます。 幸い私はそのような仕事には就いていませんが、ストレスなど、結構大変なんでしょう。 ロボット開発に従事している早川啓介は、ロボット開発がひと段落したところで、福井の越前海岸に旅行にでました。ところが、宿に遺書と思われる 手紙を残し、水死体で発見されました。地元の警察では、自殺と断定。ただ、東京浅草で、早川啓介と関係する女性デザイナーがビルから 飛び降り、十津川班が担当する事に。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) ロボット開発者に何があったか? |