寝台特急「サンライズ出雲」の殺意
目次 主な登場人物
第1章 夜の殺人
第2章 二つの証言
第3章 総理大臣
第4章 次の標的
第5章 消えた目撃者
第6章 狙う者、狙われる者
第7章 老いの冠
ISBN978-4-10-334427-8

2012/1/20初版

新潮社
800円(税別)
168ページ(新書)
加藤武
岡本敬一郎・木下晴美
総理大臣・大河内正
ガソリンスタンド店員・中島進
広田麻衣
サンライズ出雲車掌・伊坂
中央新聞記者・田島
官房長官・及川信一郎
首相秘書・田中仁、佐伯
堀越麻紀
及川の秘書・岡田信人

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事・日下刑事
北条早苗刑事・三田村刑事・三上刑事部長

京都府警捜査一課中条警部
出雲へ向けて疾走する寝台特急で、未明に発生した爆破事件。だが、狙われた男は途中下車し、行方を晦ましていた。
その数時間前に起きた銀座のママ殺し、続発する狙撃事件。しかし狙撃者は追跡を巧みに逃れて、姿を消した…。
真の標的は誰なのか?深まる謎の渦中で、十津川警部が突き止めた犯人の正体と驚愕の動機とは。(裏表紙文参照)

この作品は、「小説新潮」(平成23年6月号〜12月号)に「サンライズ出雲殺人事件」のタイトルで連載されました。
今や東京発では、ブルー色の寝台車が消え、このサンンライズのみとなってしまいました。
昔は寝台車といえば、寝台ばかりが並んだ列車でしたが、このサンライズは、雑魚寝タイプのものから、コンパートメントタイプのものが、 用意されているようで、利用してみたいと思っております。
冒頭からスナイパーが登場し、なにやら不気味な雰囲気で始まり、そのスナイパーさえも襲われるという内容で、なかなかおもしろかった のですが、終盤あっさり終わってしまうというのは、連載ものだったせいなのか?。もう少し、黒幕のずうずうしさがあればな、なんて 思ってしまいました。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) サンライズ、爆破する!