特急さくら殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 消える
第2章 女の周辺
第3章 女弁護士
第4章 謎が増えた
第5章 誘拐
第6章 第ニの犠牲者
第7章 過去の秘密
第8章 セノハチ越え
第9章 最後の壁
第10章 終局へ

解説 山前譲(ミステリー研究家)
ISBN978-4-334-72759-8

2012/9/30初刷

光文社文庫 に1-64
514円(税引)
306ページ

(敬称略)
カバーデザイン・亀海昌次
カバー写真・真島満秀
日下刑事の兄・日下正幸、姉・直子
タレント・佐々木由紀、マネージャー・木見潤
運輸政務次官・西尾伸一郎、秘書・君島次郎
サンプロダクション社長・菊池
歌手・東田ゆり、若月伍郎
弁護士・結城多加子
中央ローン副社長・青柳源一、妻・静子
西尾伸一郎の秘書・君島次郎
日本食堂・林卓郎
滝口フミ・島崎文代
広島駅駅長、瀬野駅長・加藤
小高哲夫、寺田徹
広島駅駅長、瀬野駅長・加藤

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・日下刑事・本多捜査一課長
静岡県警前田警部
広島県警小野寺警部
東京と長崎とをつなぐ寝台特急「さくら」。
その列車に博多から乗った警視庁の日下刑事は、深夜の洗面所で倒れている女性を発見した直後、何者かに頭を殴られた。
そして、意識が戻ってみると、女性の“死体”は列車から消えていた。
いったいどんなトリックが…?犯人を追う十津川警部の前に、時間の壁が立ちふさがった!トラベル・ミステリー会心作。
(裏表紙文参照)
1984年11月<講談社文庫>講談社刊
冒頭、博多で兄・正幸の葬儀を終え、博多から帰る日下刑事のシーンから始まります。そして、事件に遭遇する訳ですが、 兄が関わっていたとは、この時、日下は知りませんでした。女性が消えたトリックは、セノハチ越えにヒントがあります。 又、あるアリバイを持った被疑者のアリバイ崩しも、当時ならはでの、ある変更事項がありました。ヒントは、「海上空港」。


評価   ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)  東の箱根、西のセノハチ。