南紀白浜殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 残酷な季節
第2章 通報者
第3章 一人の女の顔
第4章 円月島
第5章 動機隠し
第6章 事件の裏側
第7章 幻の遺書

ISBN978-4-7584-3276-4

2007/2/18初版
ハルキ文庫
533円(税引)
275ページ
十津川の妻・十津川直子
直子の友人・木島多恵
多恵の同僚・広田ユカ
区役所所員・近藤真一
弁護士・島崎功一郎
多恵の父親・久保田誠
前田と名乗る男、政治家・小野実行

北条早苗刑事・三田村刑事
三上刑事部長
白浜警察署吉田刑事・三浦刑事・検視官中村
建設会社のOL・広田ユカが消息不明となった。
彼女は「貴方の死期が近づいていることをお知らせするのは残念ですが、事実です」という
不気味な”死の予告状”を失踪直前に受け取っていたのだという。
同僚の木島多恵が、ユカの悩みを十津川警部の妻・直子に相談し、助けを求めていた矢先の事だった
一方、東京で起きた殺人事件の被害者・近藤真一は、ゆすりの代筆業という副業をもっていたが、
”死の予告状”が近藤の筆跡と一致してしまう。十津川警部の推理は果たして・・・。(裏表紙文)

1999年10月、徳間文庫を底本とし、刊行。
この作品は、原作として、フジテレビ系の金曜エンターテイメントの中で、 「十津川警部夫人の旅情殺人推理」のシリーズ第1弾のものとして、放映されました。
十津川の妻・直子役に万田久子さんが演じ、ドラマの中で十津川警部自身は登場せず、その代りというのかわかりませんが、 直子の父役として、藤岡琢也さん演じる石神井東警察の元刑事という役柄で登場し、ストーリーを成り立たせていました。
このドラマですが、見てたようなないような印象があって・・・。
フジテレビ系のものは、こういう間接的なものが多いというのが、印象ですね。
事件の方は、直子の友達の同僚・ユカが行方不明になり、そもそも探偵好きな直子が南紀白浜に行くストーリーとなります。 こういう展開の場合、だいたいの犯人は・・・。そういう風になったかは、読んでみてのお楽しみという事で(笑)。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)