目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 県人会 第2章 澤穂希のアシスト 第3章 関西空港 第4章 一番GK海堀です 第5章 必死の駆け引き 第6章 奪回成功? 第7章 最後のペナルティキック あとがき 西村京太郎 |
ISBN978-4-16-381940-2 2013/2/15第1刷 文藝春秋 819円(税引) 219ページ(新書サイズ) 装丁 城井文平 |
なでしこ 後藤由紀、澤穂希、熊谷紗希、阪口夢穂、福元美穂 田中明日菜、近賀ゆかり、安藤梢、鮫島彩、宮間あや、川澄奈穂美 岩清水梓、宇津木瑠美、海堀あゆみ、丸山桂里奈、佐々木監督 岡山県人会、事務局長・石黒信一郎 雑誌「ジャパンスポーツ」記者・田中恵美子 澤の母・澤満壽子、日本サッカー協会・五十嵐役員 企業コンサルタント・古橋剛 女性記者・橋詰やよい、カメラマン・井原敬 フレンド社長・木下晋、A&KCO社長・平松 十津川の元部下・橋本豊 別荘持ち主・近藤修 十津川の妻・十津川直子 捜査陣 十津川警部・亀井刑事・西本刑事・日下刑事 北条早苗刑事 三田村刑事・片山刑事・本多捜査一課長・三上刑事部長 大阪府警松本警部、群馬県警有田警部 | |
女子ワールドカップに優勝し、国民的な人気を得た女子日本代表サッカーチーム。 そのメンバー二十二名が、五輪の直前に誘拐された。身代金はなんと百億円。十津川警部は一人誘拐を免れた澤穂希選手に捜査協力を依頼。 プレー同様頭脳明晰な澤選手と十津川の夢の2トップが事件解決に向け動き出す。 一九七六年の作品『消えた巨人軍』で、新幹線に乗った巨人軍選手が誘拐される超絶トリックをしかけた著者が、今回も驚天動地の結末に読者を導く。 (裏表紙文参照) |
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「消えた巨人軍」は、確か読んだ事があったと思うのですが、残念ながら、十津川警部シリーズではなく、私立探偵左文時進シリーズ
の方なんですよね。テレビでは、あの仮面ライダーで有名な藤岡弘さんが、原作とは違い、矢部警部の部下として登場し、矢部警部の次女(こちらも
原作とは違うとの事)の史子と、新婚旅行に行く新幹線の中、選手たちが居なくなるという事件に、遭遇するといった内容でした。 今回は、女子サッカーの「なでしこ」が誘拐されるという内容。出てくる選手の方も、ほとんどが実名で登場しているようです。 その中、澤選手が、十津川警部と捜査に参加するといった感じで、活躍します。とりあえず、事件が解決し、オリンピックに出場。そして、 こちらでは、見事、優勝するという西村京太郎さんの作品の中では、まさかのハッピーエンドでした(笑)。 あとがきでは、京太郎さんが、取材に 「なでしこ」の選手らと、会った時の事が書かれてあります。取材までしたのですから、ハッピーエンドは当たり前かな?。このあとがきの中、 「監督を犯人にしてくださあーい」と選手らが言ったと、書かれてあり、それもあり?と京太郎さんが思ったか思わなかったのかは、わかりません。 あしからず。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) こちらでは、「なでしこ、五輪で優勝する」でした。 |