神戸 愛と殺意の街
 

目次 主な登場人物
第1章 事件
第2章 神戸
第3章 身代金
第4章 愛の街
第5章 焦燥
第6章 メリケンパーク
第7章 愛と死と
ISBN978-4-10-128512-2

平成12年2月1日発行
平成23年1月25日13刷

新潮文庫 に5-12
476円(税引)
298ページ

カバー装画 中島恵可
遠藤貢一郎、顧問弁護士・青木
Rタクシー運転手・五十嵐功
VIPローン副社長・神木実
石橋和夫、小玉明、中島英治、林光彦、菅野ゆりえ、坂口みどり
NRローン社長・井之口三郎、内山秘書
芸者・夏代、冬美
菅原あずさ
K銀行・大島頭取
Mホール保安主任・服部栄、支配人・沼田、服部の妻・可奈子
吉田利夫
神木の弁護士・小野寺
広田健吾、楠木清、江本進太郎
十津川警部の妻・直子

三田村刑事・北条早苗刑事
三上本部長
兵庫県警土井警部、吉田刑事
「神戸の悪党」と名乗る人間から、ビール会社、銀行などに送られた脅迫状。それに続く巧妙な現金強奪事件。
十津川警部は事件の鍵を求め、神戸に向かった。捜査の中で浮かび上がった男は、さまざまな作戦を使い、十津川と互角に渡り合う。
強敵の出現に闘志を燃やす捜査陣。男は「夢の計画」を実現するために、十津川に最後の戦いを挑んだが―。港の街神戸をめぐる傑作長編ミステリー。
(裏表紙文参照)

この作品は平成10年3月新潮社より刊行されました。
 冒頭、1月17日午前5時46分、十津川警部は休暇をとって、京都にホテルにいた。この時、阪神淡路大震災が起きた。 しかし、カメラが落ちたぐらいの揺れだったので、8時ごろまで眠ってしまったらしく、再び起きて、テレビを見た時の衝撃な思いが、 2年後におきるこの事件に、大きな影響をもたらします。
 現実、事件の舞台になる長田区は、特に火災による延焼が起こり、当時、報道でもその被害の大きさを映していた記憶があります。
 いつもなら、犯行に怒りをぶつける十津川警部も、どことなく、犯人を捕まえる事にもう一つ気持ちが入らない様子でした。


評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)   阪神淡路大震災の2年後の事件です。
神木実(株価暴落にて、
負債が溜まり、結局自殺した
特になし 阪神淡路大震災にて大きな被害を受けた神戸長田地区に、
ケミカル工場を建てる資金作り