十津川警部の事件簿
掲載内容 主な登場人物
甘い殺意
危険な賞金
白いスキャンダル
戦慄のライフル
白い罠
死者に捧げる殺人
ISBN4-19-891524-5

2001/6/15初版
徳間文庫
552円(税引)
342ページ
太田幸江、関根パン・岡田五郎、白井パン・中島、田島真由美
(甘い殺意)
佐藤医師 看護婦・服部文子 佐藤医師の長女・中田冴子
呉服店・渡辺鉄三 スーパー店主・竹内一郎
(危険な賞金)
東南商事秘書課長・沢木功 妻・久仁子 田島美根子
(白いスキャンダル)
殺人犯・岡部史郎 加藤 M商事・二階堂社長
M商事営業部長・伊原正己
(戦慄のライフル)
矢崎 矢崎の同僚・田口、青木 高井由美子 若林課長の妻・京子
(白い罠)
長谷川進 アナウンサー・堀井清一 服部勇一 今西哲也
(死者に捧げる殺人)

捜査陣
十津川警部・ 亀井刑事・西本刑事
桜井刑事・井上刑事・西山刑事
本多捜査1課長・三上刑事部長
江本刑事(甘い殺意)
鈴木刑事(危険な賞金)
捜査4課江島警部(戦慄のライフル)
初動班島田刑事・中本刑事・横山警部(死者に捧げる殺人)
「関根パン」の製品を小売店に配達する営業員の岡田は、得意先の女主人・幸江との情事を楽しんでいた。
が、ある日、幸江の店先にライバル社のパンが積まれているのを発見。
他の男に乗りかえたことを覚った岡田は、嫌がらせのためにそのパンに下剤を仕込んだのだが、
なぜか、それを食べた幸江が毒死してしまったのだ!?「甘い殺意」等、若き日の十津川警部の活躍を描いた六篇を収録する傑作集。
(表紙うらのページ参考)
1998年12月徳間書店より刊行
この短編集は、1981年以前に週刊雑誌(問題小説、等)で、発表されたものを集めた短編集だそうです。 よって、今登場する若手刑事たちはあまり出てきません。でもやはり、十津川警部はこの頃から亀井刑事を信用していた ようですね。
表題以外の事件ですが、「危険な賞金」は殺された佐藤医師の犯人探しに、新聞で賞金を出すという広告がのります。 一体、誰が出したのか、又、その目的とは?
「白いスキャンダル」は、中心人物の沢木功が、出世街道を歩む中での 札幌で過ごした事が、起因する事件でした。さて何が原因だったのか?
「戦慄のライフル」は狙撃事件で捕まった犯人が、東京への護送中、拉致されます。さて何を企むのか?
「白い罠」は矢崎が罠に嵌ります。でも最後には、ある現象で犯人が捕まります。ヒントは題名です。
「死者に捧げる殺人」は一見、繋がりがないような3件の事件が起こります。東京、フィリピンまで広がる事件。 なんの繋がりがあるのか?あるビデオテープの存在が・・・・。
評価
☆☆☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)
この頃、亀井刑事はアンチ巨人だったのです。 ちょっと昔の頃の捜査一課です。