祖谷・淡路殺意の旅
目次 主な登場人物
第1章 雨の祖谷かずら橋
第2章 東京の夜
第3章 解明への旅
第4章 会員たち
第5章 罠をかける
第6章 ビジネスホテル701号
第7章 淡路洲本温泉
ISBN4-10-128509-8
平成7年/12/1発行
平成16年/1/10、12刷
新潮文庫
438円(税引)
281ページ
十津川の元部下、探偵・橋本豊
岸田由美・神埼功
S電気管理部長・小池保男
神田、小田邦彦
M興業社長・長谷部
レイコ、加代子、みほ
山崎製菓社長・山崎豊
政務次官・野上憲太郎
美容整形院長・細野
フリーライター・浦西
ホステス・竹内恵

本多捜査一課長・三上刑事部長
徳島県池田署の刑事
警視庁総務部浜野警部
かつて十津川の部下だった私立探偵・橋本は奇妙な依頼を受けた。 祖谷のホテルで、女性に現金五百万円を手渡せというのだ。だが、翌日その女が殺害され、彼女の身元を洗う橋本も何者かに襲われる。 十津川の調べで、事件の鍵を握る妖しげな「秘密クラブ」の存在が浮上する。 SM、クスリ、バクチなどあらゆる快楽を追求する会員たち。十津川の捜査の手は、組織を操る巨悪にまで及ぶ。 (表紙うらのページ参考)

平成6年7月新潮社より新書版として刊行された
この事件で特記すべき事は、ある仕掛けで十津川警部が捜査ができない状態となった時、相棒の亀さんが 人生初の変装をします。曲がった事大嫌いな印象がある亀さんですが、身を隠してまでも、捜査をしたいその内容とは?
祖谷は、大歩危・小歩危のもう少し北の場所にあり、四国でも山深い場所。歴史的には、屋島の合戦で敗れた平一族が、 逃れてきた場所らしい。交通の便も悪かった場所らしく、昔ながらの形で残されている「祖谷かずら橋」など有名だそうです。 行ってみたいものです。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)