目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 「ひかり62号」 第2章 貸金庫 第3章 マニラ 第4章 捜査会議 第5章 疑惑 第6章 検証 第7章 再検討 第8章 最後の賭け |
ISBN978-4-10-128505-4 平成2年/1/25発行 平成17年/5/20第26刷 新潮文庫 400円(税別) 210ページ |
宮本信介 和田祐一郎、中原みどり 質店主人・本田徳太郎 江上利夫、江上の別れた妻・冴子 江上の妹・加藤美矢子 捜査陣 十津川警部・ 亀井刑事・西本刑事 清水刑事・三上刑事部長 岡山県警三沢刑事 マニラ警察・ロドリゲス刑事 鹿児島県警原田刑事 | |
銀座の宝石店から二億五千万円相当の宝石を奪った強盗の片割れ宮本信介が東京に護送される途中、 「ひかり62号」の車内で何者かに射殺された! 十津川警部は、彼の最後の言葉から主犯の江上の割り出しに成功。 しかし江上は逃亡先のフィリッピンで、顔を潰され、指を焼かれた射殺死体で発見された。 十津川警部は急遽マニラに飛ぶが・・・。国際的スケールのトラベルミステリー(裏表紙文参照) 「小説新潮」昭和62年4月号に連載。同年6月新潮社より刊行 |
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TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第14作、海を渡った愛と殺意、 「海を渡った愛と殺意」と「ひかり62号の殺意」の2つが原作。初回放送、1997年12月29日 |
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この本は以前に読んだものでした。確か単行本ではなく、新刊の方だった気がします。 この当時はおそらくまだ0系健在期で、表紙にも描かれたようですね。 強盗事件の容疑者の片割れ・宮本が岡山で捕まり、護送へと向かった亀さんと西本。 しかし、護送中に西本と共に撃たれてしまいます。その後、もう一方の容疑者・江上はマニラへ逃亡した模様。 西本の容体はいかに!それと事件は単純に江上と宮本の犯行なのか? 現在の時刻表では、ひかり62号は存在しない模様です。のぞみの62号は姫路発の朝の便。 護送される宮本の「昼めしをゆっくり食ってからにして」の条件を捜査側がのんだ事から当時の岡山発14時12分ひかり62号 となった訳ですが、現在ならば、14時14分発ののぞみ30号ですが、この列車は始発電車ではないんです。 始発でいうと、1時間おきに26分に発車するひかりがありますが、岡山〜京都間は各駅に止まる事から、ちょっと設定には 無理があるかと・・・。強いていえば、「のぞみ30号の殺意」なのでしょうか? 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) ひかりと言えば、0系ですね。 |