十津川警部「幻覚」
目次 主な登場人物
第1章 カウンセラー
第2章 慰謝料
第3章 二人目の死
第4章 別所温泉
第5章 声優
第6章 想像の中で
最終章 追いつめる

ISBN978-4-04-152780-1

平成21年9月25日初版
角川文庫に 4-79
514円(税引)
247ページ
心理カウンセラー・小暮
中山憲之
中山の先輩・池谷俊光
相川由紀子、三浦治美、池永加代
週刊トゥディ・小西記者、神木編集長、吉田記者
別所温泉桜旅館おかみ
高木真紀・野口はるみ・立花かおる
元財務大臣・小早川

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事
神奈川県警捜査一課田沼警部
実業家の中山は、謎めいた脅迫電話に悩まされていた。三人の女性から、「責任を取って欲しい」という内容の電話が連日かかってくるのだが、 中山には全く身に覚えがないのだ。そして、脅迫電話をかけてきたと思しき女性が新宿で死体として発見される。 十津川警部と亀井刑事が事件の解決に乗り出すが、捜査は遅々として進まない。一方、中山は自らの空白の記憶を辿り、長野県・上田の別所温泉に向かう。 中山と十津川がそれぞれに事件を調べるうちに、次第に恐るべき陰謀が明らかになり…。十津川警部、信州上田に馳せる!傑作ミステリー。
(裏表紙文参照)

平成18年11月、カドカワ・エンタテイメントとして刊行された作品を、文庫化したものです。
カウンセリングを受ける中山ですが、いつも同じ夢を見るシーンが出てきます。長い階段があって、それを上がっていくと、白い霧の ようなものが遮る。それでも上に上がらなくてはという夢だそうです。
ちなみに、私は高所恐怖症なのにも関わらず、高いビルの上のブランコにのり、 しかも、ビルの上からわざと飛び降りるという夢を何度か見ます。あれは、なんなんでしょうか?
そしてもう1つ、夢で出てきたある景色に、 旅先で初めていった場所が、その光景と似ている時があるという。これもなんなんでしょうか?
中山の場合、ある犯罪に起因しているようでして・・・

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)  あの夢は、現実なのか?