掲載内容 | 主な登場人物 | ||
特急「あさま」が運ぶ殺意 北への列車は殺意を乗せて SLに愛された死体 北への危険な旅 解説 縄田一男 |
ISBN978-4-334-72085-8 1995/8/20初版1版 2003/12/5第11版 光文社文庫 514円(税引) 293ページ |
小田ゆみ子、生田敬太郎・勇次郎・君子、尾花幸子 (特急「あさま」が運ぶ殺意) 工藤良治、妻・杏子 広川友子 私立探偵・小林康夫 (北への列車は殺意を乗せて) 笠井良行、森正弘、K・スーザン、スーザンの妹・ロザンナ (SLに愛された死体) 十津川の部下・戸倉刑事 細川みゆき 富永功 武井鉄次郎 十津川の友人・池内秀伍 小笠原涼子 (北への危険な旅) 三上刑事部長・北条早苗刑事 長野県警森田刑事・三浦警部 (特急「あさま」が運ぶ殺意) 宮城県本田刑事・岩下刑事・原田警部 (北への列車は殺意を乗せて) 北海道県三浦警部、新潟県警村田警部 (SLに愛された死体) 軽井沢署赤木刑事、片山捜査本部長 (北への危険な旅) | |
「この子をお願い・・・」特急「あさま」で幼児を連れた小田ゆみ子は、隣席の北条早苗刑事にそういい残して
服毒死した。一か月前に事故死したゆみ子の恋人の実業で、小諸隋一の料亭・日暮亭を訪ねる矢先だった。ところが、
日暮亭には婚約者を名乗る女性がいた!?事件を追う北条刑事。さらに十津川警部に謎の電話が・・・・。
表題作ほか三編を収録した傑作集! (巻末参照) 1992年7月カッパノベルス 光文社刊 |
|||
最初の事件(特急「あさま」が運ぶ殺意)は、巻末のあらすじの作品。まだ長野新幹線が開通する前の
話です。 「北への列車は殺意を乗せて」は、仙台に単身赴任中の工藤が、部屋にてダイナマイトにより爆死した。 捜査で、妻以外に一人の女性が浮上し、始めは女性関係のもつれとして、簡単に終わると思った事件だった。だが・・・・。 「SLに愛された死体」は、東京の幼稚園に飾られる事になったC62の釜の中に若い女性の死体が発見された。 その機関車は北海道・小樽から運ばれてきたものだった。十津川が捜査に当たり、いくら捜査しても死体の女性が誰なのか わからない。という事で、小樽の埠頭に留置してあった時に、投げ込まれたようである事から、北海道に飛ぶ。 しかし、こちらでもこの女性の身元がわからずにいた。さて、被害者はどこで殺され、誰なのか? 「北への列車は殺意を乗せて」は、十津川の部下・戸倉刑事が十津川に進められ、新宿の女易者に手相を見てもらう。 そこで、「北へ行くのは危険で行っちゃいけません」と言われる。次の日、四谷のマンションで事件が起きる。 事件は軽井沢のゴルフ場の建設に関係があるとし、亀井と戸倉を向かわせる事にした。しかし、途中で、予言通り 戸倉は列車の中で刺され命を落としてしまう。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 十津川警部ものの傑作集、第8弾 |