目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 英雄の出現か 第2章 称讃と疑問 第3章 栄光と疑惑 第4章 波乱の兆しあり 第5章 告発された天草四郎 第6章 少年の思い出 第7章 何の罪を犯したか? |
ISBN978-4-12-501019-9 2008/2/25初版 中央公論新社 819円(税別) 203ページ新書 |
天草四郎、四郎の母・典子 戸田圭介・小西慎二 日本ジュエリー社員、青木雅史・渡辺康之 小池自動車社長・小池清一郎 尾崎健二・合田肇 小松原外務大臣、前総理、大垣 三枝法律事務所、三枝弁護士 中央新聞社社会部・田島記者 合気道道場主・沢田一心、棒術家・谷田公誠 三浦勝・宇田川弁護士・藤本検事 北条早苗刑事・三田村刑事 三上刑事部長・本多捜査一課長 捜査二課柳田警部 島原の派出所巡査部長・篠塚 | |
新宿でアベックから現金を奪い逃走する2人組。その前に一人の男が現れ、杖一本で強盗犯を打ち伏せてしまう。 天草四郎と名乗った男は、ひと月後にも4人組の宝石強盗を杖一本で撃退する! この武勇伝により、天草四郎は一躍国民的英雄となった。 さらに凶悪犯退治は続き人気は沸騰するが、一切自分の身許を語らない天草四郎に、 十津川の友人で新聞記者の田島が疑惑の目を向ける…。「正義の味方」の正体に十津川は迫れるのか―。(裏表紙文参照) 初出 「Web小説中公」'07年6月〜12月号 |
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いつもの事件とちょっと変わった事件でした。ほとんどの事件では、殺人事件が発生し、十津川班が出動する形なのですが、
今回はやや違った感じでの登場です。捜査一課というと、殺人事件という印象ですが、傷害事件での出動もあるので、まあ納得なのですが。
私的には、歴史の勉強は不得手でして、坂本竜馬が活躍する幕末の頃は興味があるのですが、島原の乱は・・・。 よくドラマで刑事でもないある主人公が、たまたま殺人事件に出くわす番組があるのですが、普通の人はそんなにというか、あまり遭わない 訳でして、つまりは主人公自身が連続殺人犯と思われても仕方がないですよね。そんな事を思いながら、見ているのは私だけかな(笑)。 最後に「何の罪を犯したか?」という事ですが、私的にはその為と言えそこまでやったらと思うので、有罪です。さて、皆さんは? 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) やっぱり殺人事件じゃないと迫力が・・・。でも一風変わった事件でした。 |