十津川警部 幻想の天橋立
目次 主な登場人物
第1章 ゴム風船
第2章 二つ目の風船
第3章 雨の橋立
第4章 女の位牌
第5章 火事とゴム風船
第6章 推理合戦
第7章 幻想から現実へ
解説
山前譲
ISBN978-4-08-746381-1
2008/12/20初版
集英社文庫
514円(税引)
268ページ
私立探偵・阿部純子
元十津川の部下で現私立探偵・橋本豊
中西建設社長・中西勲
佐々木香織・谷本夏美
奥寺交易社長・奥寺誠、妻・美奈子
奥寺の顧問弁護士・市橋
奥寺の運転士・川上康司
弁護士・北村
田村病院院長・田村

三田村刑事・北条早苗刑事
京都府警宮津署三木警部
京都・宮津。建設会社社長中西は、“東京の病院で監禁されているので助けて欲しい”という手紙が結ばれた風船を発見。
内容を信じた中西は、東京の探偵事務所に調査を依頼。
都内病院を探るが進展のないまま、第二の風船が天橋立の展望台で拾われ…。
やがて、疑わしい家が炎上、お抱え運転手が殺害される。この殺人と監禁の謎を解くため、十津川警部は、宮津へ。
天橋立と東京を結ぶ驚愕の連続殺人に挑む。 (表紙うらのページ参考)

2007年3月、集英社より刊行された。
風船が、東京から京都の宮津・天橋立付近に飛ぶという事。本文にはありえない事ではないというが、本当のところはどう なのでしょうね。あったとしても、途中の山々を超えていかなければならないので、かなり大きな風船ではないかと、私は想像するのですが ・・・。そして、そんな大きな風船を飛ばせる窓がある家は、どんなものなんでしょう?
ちなみに、十津川警部が京都から天橋立に移動する際に使用したのは、特急「はしだて」。私鉄ファンの私としては、北近畿タンゴ鉄道の 特急「タンゴエクスプローラ」などを登場させて頂けたらよかったななど、どうでもいい事を思ってしまいました。(笑)

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)