松山・道後十七文字の殺人
目次 主な登場人物
第1章 亀井刑事の休日
第2章 二つ目の事件
第3章 HAKUBA
第4章 ある句集
第5章 二匹の蛾
第6章 花冷えの
第7章 テープは語る
第8章 公判
第9章 疑惑の根
第10章 朧月の、最後の

ISBN978-4-10-128517-7

平成17年2月1日初版
平成22年4月25日5刷

新潮文庫に-5-17
629円(税引)
458ページ
亀井の妻・亀井公子
松山市長秘書室長・松崎健
元十津川の部下、私立探偵・橋本豊
過去の事件の被害者・小坂井要
過去の事件の容疑者、元救急隊員・福田
S大教授・山下俊吾、妻・山下容子
東京OL・鹿島さとみ
S大助教授・関根浩司
HAKUBA編集責任者・久保田匡
サラリーマン金融社長・笠原文彦
学生、野田公一・関真一郎・大石翔
    丸山かおる・安岡麻美・向井朝香
笠原の秘書・庄司弘
中央新聞社記者・田口
弁護士・水本、裁判長・増田、検事・小杉

捜査陣
十津川警部・亀井刑事・西本刑事
清水刑事・北条早苗刑事・日下刑事・三田村刑事
田中刑事・片山刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長

神奈川県警土井警部・科学警察研究所・鈴木
山梨県警長谷川刑事
松山市の俳句祭りで、「血の匂い・怨念・死ぬ」といった言葉が詠み込まれた俳句が見つかった。
殺意を秘めた不吉な響きに、十津川警部は警戒を強め、過去の事件を洗い直した…。やがて事故死とされた二つの事件が結びついた。
被害者は大学教授とOL。何ら接点が見えない二人だが、実は俳句の同人誌仲間だった―。
復讐を仄めかす俳句が詠まれ、未曽有の殺人劇が開幕する長篇ミステリー。
(裏表紙文参照)
TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第29作、松山・道後十七文字の殺人、原作。初回放送、2003年9月22日
17文字と言えば、俳句の事ですね。季語とかがあり、なかなか作るのは難しいものがあります。愛媛県松山市では、俳句ポストと 言われる俳句のポストが、市内あちらこちらに実際にあり、数か月に1度という形で、中から選出し句集に掲載、入選された方には、記念品が贈られるとの 事です。
さて、十津川班の中でも亀井刑事が入選し、「かみさん孝行」という形で、本多一課長に休暇届けを出しにいく場面から始まります。 ただ、入選しても記念品を贈るという事ですから、松山市から呼ばれるというのは・・・。という事で、不吉な俳句の存在を十津川のもとに相談します。 しかし、まだ表面上、何も起きていない事件を、忙しい十津川らが、直接捜査できない事から、橋本の登場という事になります。この先は、 お楽しみという事で。

この本を原作とし、TBS系の十津川警部シリーズで29作目として放映されました。事件の終わり方が異なっていますが、その他はほぼ原作のままと なっているようですね。

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)    亀井刑事の俳句、入賞する