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旅行が終わって


  イタリアへの手紙 

「ジョバンニ教会でデシカメを保管してくれていたおばあさんに、もっときちんとお礼が言いたかった。」という思いが、自宅に戻っても頭から離れませんでした。

時間がなかったとはいえ、慌ただしく教会を出てきてしまったし、何と言ってもカメラには旅行の思い出となる大切な写真がすべて入っていたのですから。
もし、おばあさんが気づいて下さらなかったら、まず間違いなく誰かに持ち去られていたと思います。

私はおばあさんに礼状を書きました。うっかりお名前を伺わなかったので、その無礼も詫びながら、ジョバンニ教会宛てに「売店の女性に渡して下さい」と書いて投函しました。

そして12月には、飛行機のショーペロの時に大変お世話になったホテル・アルレッキーノのステファノさんと教会のおばあさんに、感謝の気持ちを込めてクリスマスカードを送りました。 

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  イタリアからの手紙 

お2人からはクリスマスに返事が届きました。

ステファノさんはメッセージを添えたオルゴール付きのカードを送ってくださり、それには、奥様からも一筆添え書きがありました。

おばあさんからの返事にはご自分の紹介や現在の街の様子などが丁寧に綴られており、最後に「またヴェネツィアに来る時は、是非ジョバンニ教会に寄ってね。」と結ばれていました。 
お2人からの手紙は、私がイタリア語を勉強し続ける大きなモチベーションになっています。

ヴェネツィアからの手紙1 ヴェネツィアからの手紙2
ヴェネツィアからの手紙(2002年) ヴェネツィアからの手紙(2004年)

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  旅行保険の請求 

ショーペロで急遽利用した列車とリムジンバスの代金は、旅行保険の対象となりました。
陸路の移動にかかった費用は69.16ユーロでした。内訳は

 ヴェネツィア → ミラノ間のIC 1等車座席指定(26.08×2人)と予約料金(3.0×2人)
 ミラノ中央駅 → マルペンサ空港シャトルバス(5.5×2人)

当時のレートは 1ユーロ=123円だったので、日本円では8,506円使った計算になります。保険会社からは、それぞれの口座に4,221円ずつ振り込まれましたから合計で8,442円。ほぼ全額がカバーされたということです。

 保険請求の手順
旅行会社にショーペロの証明書を用意してもらい、チケット、パスポートのコピー、保険の請求申請の書類を保険会社に郵送します。保険会社に書類を提出してから約1週間後に支払いがありました。
保険会社に提出した書類は次のとおりです。

・列車とバスのチケット
・ショーペロの証明書 (旅行会社を通じてアリタリア航空に作成してもらいました)
・パスポートのコピー (出入国のページ)
・保険の請求申請用紙

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  旅行を振り返って 

今回の旅行は、ロスト・バゲージあり、カメラの置き忘れあり、ショーペロによる飛行機の運休ありと、本当に大変な旅になりました。よく乗り切れたモノだと自分でも感心しています。

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数々のハプニングから私たちを救ってくれたのは、親切なイタリア人たちでした。この場をかりて、改めてお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。イタリア人のホスピタリティと陽気さが、ますます好きになりました。

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それから、イタリア語を少しでも理解できたことで、想像以上の収穫がありました。正直言って、1年間の独学では挨拶やレストランの注文くらいしかできないのではないかと思っていました。でもハプニングにあった時などは意外に役立ち、また、多少なりとも会話が成立することで旅行の楽しさは倍増しました。

イタリア語の文法は、英語に比べると少し複雑です。だから1人で勉強するのはちょっと大変でした。でもイタリア語を勉強して本当に良かったというのが、現在の感想です。