クローバー・ハンターズ | |
毎年9月6日はクローバーの日制定同盟 |
ご 案 内 |
牧場の牧草地のメインといえば当然牧草です。牧草色々あるけれど、クローバーで知られるシロツメクサとムラサキツメクサについてと牧草地とは違いますが、田や畑を豊かにしてくれるレンゲソウについて自分の意外な趣味?!特技をからめて紹介いたします。 |
和名 シロツメクサ(マメ科)[白詰草] | |
シロツメクサはクローバーとして有名です。 クローバーが日本に伝わったのは江戸時代でオランダから送られてくる荷物のクッション材として干したクローバーが詰め物として使われていたのが最初です。クローバーのことを詰め草というのはそのためです。 名前の由来は壊れ物を輸入する時に詰め物にされていたので詰草で、白い花が咲くから白詰草と呼ばれます。 |
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別名 クローバー(英名から) 欧州 三つ葉(葉が三枚ゆえ) 科名 マメ科 学名Trifolium repens L . 英名 White Clover 中国名 白花三葉草(学名の Trifolium は三枚葉のこと)白花苜蓿(苜蓿はウマゴヤシを指すことが多い)幸運四葉草(四つ葉のクローバーを意味するらしい) |
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花期:3-10月 分布:帰化植物で日本全国 | |
ヨーロッパ原産の帰化植物で、本格的に繁殖したのは明治時代に北海道を中心に栄養価の高い牧草として導入され、その種子が全国に伝播して現在に至る。 牧草であるが、野生化して日本全土いたるところに生えている。 江戸時代(弘化3年)にオランダからガラス器を箱に入れて持ってくるときこの草を詰め物として使った。冠や首飾りなどの花飾りを作って遊ぶのも楽しい。茎は地を這って長くのびる。シロツメクサは絨毯のように地を這って広がります、茎は地を這う性質です。葉は3小葉まれに4小葉(四つ葉のクローバー)がある。 |
和名 ムラサキツメクサ(マメ科)[紫詰草] | |
別名 アカツメクサ (通称が有名) 欧州 科名 マメ科 学名Trifolium pratense L . 英名 Red Clover |
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牧草として明治初期(1868 年前後)に渡来し、全国に広がっている。シロツメクサが主に平地に繁殖しているのに対し、こちらは北日本では道端に生えるが、どちらかというと牧場や高原地帯に多い。花が紅紫色で茎は直立して高さ30〜60センチとシロツメクサより大きく、花も大きい。花序のすぐ下に葉が1対つく。葉にはV字型の斑紋があるものが多い。 花期:5-8月 分布:帰化植物で日本全国 |
シロツメクサとムラサキツメクサの違い | |
シロツメクサ | ムラサキツメクサ |
・ 茎は地を這う(匍匐茎) ・ 茎や葉に毛がない ・ 花は茎から葉とは別に独立して咲く |
・ 茎が立ち上がる ・ 茎や葉に毛が生えている ・ 花のすぐ下の茎にも葉がある |
クローバーだけに限りませんがマメ科の植物は根に根粒菌といって窒素を固定する細菌が寄生し根にこぶができます。植物の生長にはリンや窒素などの有機化合物が必要なのですが、植物自体には人間で言う必須アミノ酸同様体内では合成できません。 マメ科の植物に限っては窒素分の少ない荒れた土壌でも、根粒菌のおかげで窒素を合成してもらうことで生育が可能です。ついでに植物の体内に蓄積した窒素分が枯死したあと肥料として土壌を豊かにしてくれます。 このことに着目した農業技術としてマメ科の植物を畑で栽培し、土壌を豊かにして別の作物を育てると言うシステムが輪作といえます。 マメ科の植物において肥料として利用されることの多い植物がレンゲソウです。クローバーも決して悪くはないのですが、いかんせん今日では雑草扱いであり、研究者がほとんどいない。 もったいないことに蜜源としての利用がほとんどされていない。レンゲソウの方が蜜源としては最高峰といえる植物であるせいかもしれません。 |
クローバーの品種について | |
学名として 「Trifolium」がつくものだけでも全世界で約250〜300種類存在します。 日本では「シロツメクサ」と「ムラサキツメクサ」が有名ですが「シロツメクサ」や「ムラサキツメクサ」のなかの園芸品種として特定の形質が遺伝的に固定されている品種内品種(シロツメクサの品種参考)は別として。 約250〜300種類ものクローバの仲間が世界にはあります。 |
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その他の品種の緊急調査結果 | |
モモイロツメクサ(桃色詰草)とインターネットなどで呼称されているピンクの花のクローバーについて確定的な情報が分かりましたので報告いたします。 | |
普通のシロクローバーの草原に匍匐茎で生えているクローバーで、ピンク色から赤みのかかった花が咲いているクローバーは、シロクローバーの花の色の遺伝のピンクのものです。 遺伝的にあまり安定していないようですが、このピンク色のもの同士を交配させることができれば一つの品種として完全に固定できると農学部の研究者に確認いたしました。 以前にアルサイク・クローバーとして紹介しましたが、問い合わせがあり、確認しましたところ。 匍匐茎の状態からシロクローバーの花の色の変異種とアルサイク・クローバーが混合されていろいろなサイトで紹介されていることも判明しました。 学名もありTrifolium repens L. f. roseum Petermann . 学名の間にfの記号(form)で表記されているように、シロツメクサの中のひとつの品種という位置付けになります。 これが正しいモモイロツメクサになります。茎はシロツメクサ同様匍匐茎です。 ここでお詫びです アムランもきちんとしたアルサイク・クローバーの特徴とシロクローバーの群落の中に生えているピンクの花の個体の状態をきちんと表記せず、記事を掲載し。 訪問者の皆様の誤解と混乱を招いた事をお詫びして正確な表記に更新させていただきました。 申し訳ございません。画像は入手出来次第掲載したいと考えています。 |
学名と和名など参考資料 | ||
日本に人為的に移入もしくは何らかの理由で帰化したクローバーの資料を以下掲載いたします。
学名はラテン語2単語で表現されるが、花の色の違いなどの派生種は f や var 等の表記がなされる。 学名の最後には命名者の名前が来るが、大文字の L は植物の分類学者のリンネである事を示します。 日本に入ってきたおおよその年代と原産地も併記。アムランが実物や画像確認しているものです。 画像については入手と掲載許可があり次第掲載予定です。以下全てマメ科の植物。 |
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アルサイク・クローバー (学名:Trifolium hybridum L .) 明治時代 欧州〜西アジア 和名 タチオランダゲンゲ アルサイク・クローバーはムラサキツメクサ(アカクローバー)と同様に茎が立ち上がって花が咲きます。 ピンクの花が特徴のアルサイク・クローバーは、シロツメクサに近い遺伝形質があるのですが、かつて植物学者のリンネが分類するとき。 シロツメクサとアカツメクサの雑種として分類してしまったという笑えないエピソードがあります。 種苗会社に問い合わせれば種子の入手が可能です。 |
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クリムゾン・クローバー (学名:Trifolium incarnatum L .) 明治時代 欧州 和名 ベニバナツメクサ 別名 ストロベリートーチ 本当に真っ赤な真紅の花のクローバーで、れっきとした学名持ちの品種で、こちらもムラサキツメクサ(アカクローバー)と同様に茎が立ち上がって花が咲きます。 |
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フウセンツメクサ (和名) (学名:Trifolium tomentosum L. ) 1995年頃 地中海沿岸 別名 ウーリー クローバー (Woolly Clover) |
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ビロードアカツメクサ (和名) (学名:Trifolium hirtum All. ) 1970年頃 欧州 ローズクローバー(Rose Clover)と欧米では称されている。 日本には人為的に移入されていないといわれているが、三重県鈴鹿市での観察記録がある。このクローバーもムラサキツメクサと同じく茎が立ち上がって花が咲きます。 |
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コメツブツメクサ (和名) (学名:Trifolium dubium Sibth.) 明治時代 欧州〜西アジア 別名サックリング クローバー (Suckling Clover) |
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シャグマハギ (和名) (学名:Trifolium arvense L. ) 1950年代 欧州 別名ヘアーズ フット クローバー (Hare's Foot Clover) |
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トガリバツメクサ (和名) (学名:Trifolium angustifolium L.) 1953年 地中海沿岸 別名ナローリーフ クローバー (Narrow-leaf Clover) |
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クスダマツメクサ (和名) (学名:Trifolium campestre Schrea.) 1943年 欧州 別名ホップ クローバー (Hop Clover) ビールの材料でもあるホップのような形状の花が咲きます。 |
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クロバツメクサ (和名) (学名: Trifolium repens L. var. nigricans G. Don ) 移入時期不明 欧州 葉が黒っぽい色で、四葉の出やすい品種です。四葉発生率は一株に付き60〜80パーセントで五葉も希に出ます。日本では岩手県一関市に優れた形状の株を生産する農家があります。 |
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ツメクサダマシ (和名) (学名:Trifolium fragiferum L. ) 1941年頃 欧州 別名 ストロベリークローバー |
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ダンゴツメクサ (和名) (学名:Trifolium glomeratum L. ) 1954年 欧州〜北アフリカ |
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ヤマブキツメクサ (和名) (学名:Trifolium fucatum Lindl. ) 1995年頃 |
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テマリツメクサ (和名) (学名:Trifolium aureum Pollich ) 移入時期不明 欧州 |
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クシバツメクサ (和名) (学名:Trifolium angulatum Waldst. et Kit. ) 1999年 欧州東部 |
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チゴツメクサ (和名) (学名:Trifolium carolinianum Michx. ) 1959年頃 北米 |
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クスダマツメクサ (和名) (学名:Trifolium campestre Schreb. ) 1943年 欧州 |
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オオバノアカツメクサ (和名) (学名:Trifolium medium L. ) 1902年 欧州 |
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ミツバツメクサ (和名) (学名:Trifolium tridentatum Lindl. ) 移入時期不明 北米 |
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トックリツメクサ (和名) (学名:Trifolium vesiculosum Savi ) 1999年 欧州 |
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ジモグリツメクサ (和名) (学名:Trifolium subterraneum L. ) 1962年 欧州 |
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ハクモウアカツメクサ (和名) (学名:Trifolium striatum L. ) 1992年 欧州・中近東・北アフリカ |
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コバナヒナツメクサ (和名) (学名:Trifolium(Willd.) Dinsm. resupinatum L. var. suaveolens ) 1995年頃 地中海沿岸 |
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オオヒナツメクサ (和名) (学名:Trifolium resupinatum L. var. majus Boiss.) 1994年頃 欧州 |
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ヒナツメクサ (和名) (学名: Trifolium resupinatum L. var. resupinatum ) 1952年 欧州 |
調査中 資料と情報の提供をお待ちしています。 | |
・ | セッカツメクサ Trifolium pratense L. f. albiflorum Alef. ムラサキツメクサの白い花の変異種を「雪花詰草」と呼称するようです。 これらしき画像も見てはいますが、和名が複数(シロバナアカツメクサその他)あるようなので確認調査中です。 |
・ | シロバナシャグマハギ Trifolium arvense L. f. albiflorum Sylven シャグマハギの白い花の変異種らしいのですが、文献資料だけなので調査中です。 |
・ | ショウジョウツメクサ Trifolium pratense L. f. sanguineum Asai ムラサキツメクサの赤い花の変異種らしいのですが、文献資料だけなので調査中です。 |
・ | オオシロツメクサ Trifolium repens L. f. giganteum Lagreze-Fossat シロツメクサの大型バージョンらしいのですが、園芸品種の大型タイプのカリフォルニアラジノやキタオオハのことなのか不明のため調査中です。 |
表記方法について |
クローバー・ハンターズのコンテンツにおいて、「クローバー」と「クローバ」の2種類の表記が混在しています。 一般的には事典などの表記では「クローバー」と語尾を伸ばす表記が多いです。 学術的な論文や牧草の研究を行う「草地学」においては「クローバ」と伸ばさず表記する事が正式となっておりますので、両方の表記が混在する事をおことわりしておきます。 |
毎年9月6日はクローバーの日制定同盟 |
「四つ葉のクローバー研究&栽培日記」管理人様から 9月6日をクローバーの日として ・牛さんの飼料として食されたり、子供達やアムランのような研究者達にむしられるクローバー達の供養 ・クローバーとはこんな植物ですという紹介 以上の目的を行う日を制定できたらいいねという提案がありました。 アムランとしては大賛成ですので、クローバー・ハンターズに毎年9月6日はクローバーの日制定同盟なるコーナーを設けました。 賛同される方の参加と広く社会の皆様にアッピールしてくださる方々を募集いたします。 ある程度人数が集まりましたら、活動方針や事務局を担当してくださる方をお願いしたいと思います。 皆様の暖かいご協力とご支援をお願いいたします。 |
謹 告 |
2006年9月6日に秋篠宮悠仁様が御誕生になりました、お祝い申し上げます。 偶然ですが、畏れ多いことに未来の天皇陛下のお誕生日になる可能性が高い日となりました。 こうなるとクローバーの研究を一段と進めて、めでたい多葉のクローバーが生える株を献上したいものです。 クローバーの日についても是非に皆様の応援を賜りたく存じます。 |
もう一つ 4月28日はよつばの日もいいですよね。 |
クローバー四方山話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クローバーハンターのタイトルの由来はアムランこと牧場主が四つ葉のクローバー探しの達人であるからです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
四つ葉クローバー | 五つ葉クローバー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まずは実績紹介です 標本のある画像はクローバーギャラリーにあります | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日本記録&余 談 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年7月1付けで確認しましたが、四葉のクローバー採集記録では4年間で1万本。1日の最高記録180本という記録持ちの方が岩手県におられます。 8月20日付けで30分で182本採取ということがわかりました。この180本の記録は2回目の記録ですので、おそらく世界的に見てもトップクラスいえナンバーワンのクローバーハンターだと言えます。さらに30分で45本採取という方がもう1人岩手県におられました。アムランも今年の自己最多採取記録は30分で27本ですので判っている限りでは日本ランキング3位ですね。それにしても単位時間(30分)あたりの四葉のクローバー採取記録ってのは、ほかでは見たことがないので、このサイトに掲載している三人の記録が四葉のクローバー採取ランキングかもしれません。クローバーの論文を書いた小原さんといい、岩手県人侮りがたしというところです。 |
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世界記録&余 談 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1999年版のギネスブックには、ジョージ・カミンスキー氏がアメリカ合衆国ペンシルベニア州サマーセットの2ヘクタールの特定の牧草地において。1995年5月から4ヶ月の間の採取記録として以下の数字がある。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
四葉 13,382 本 五葉 1,336 本 六葉 78 本 七葉 6 本 |
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ただし、この記録も四葉の数を4ヶ月を120日として計算した場合。 1日に約112本になるために、30分あたりに換算すると2本になってしまいます。 岩手県の方々には及ばないと言えるかもしれません。 |
四葉のクローバーの研究 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
四つ葉のクローバーは、自然界では10万分の1の確率でしか発見できないために、幸運をもたらすシンボルと言われます。 この10万分の1の確率というのは、インターネット上に存在する四葉のクローバーに関する情報が掲載されているサイトやブログの合計106をチェックした中で11件。 出典が不明ながら、引用されている数字を元にしております。 他には一億分の1の確率であるとか1000分の1という相当ばらつきのある数値が幾つか存在しています。 ここでは、掲載情報が信頼できると判断できるサイト様の多くが用いている「10万分の1の確率」を前提にアムランのクローバーハンターぶりを紹介いたします。 10万分の1の確率というと見つけるのは至難の技です。 ところがアムランに限ってはクローバーの草原に行けば5分あれば四つ葉は見つける自信があります。 1時間における最高採取数は32本が自己最多記録です。次いで30分間に27本が続きますが、現実にはもっと見つけています。 実はある一定の大きさ以上でないと採取しないという自主規制を設けているのです。 幸福は分かち合うものと思っています。 だから多分1時間あたり40〜50本は見つけていると思います。 |
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なんでそんなに見つけられるかっていうと秘密があります。 別にアムランが運が良いからではありません。 よかったら今ごろ宝くじ大当たりとか人生エンジョイしてますね(苦笑)。 冗談はともかく、クローバーと一般的に呼ばれるシロツメクサは、研究者がギネス記録持ちで四葉のクローバー研究で博士号をとられた小原博士以外はいないようです。 そこで小原博士の論文の研究からまとめると、クローバーの株は以下の3タイプの分類ができます。 |
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(1)3つ葉だけ生えるタイプ (2)4葉以上の葉が過半数を占めるタイプ (3)3つ葉に2葉か1葉のものが交じるタイプ |
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・一株中の多葉の割合は季節によって変動し、5月下旬から6月上旬にかけて最も増える。 (※地域による時期のズレ込みはあります) ・株が多葉性となる要因の7割は遺伝であり、3割は土壌中の養分や水分など環境要因である。 |
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以上が小原博士の研究論文からの情報の概略です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アムランの研究観察では、葉の形状の特徴として大きくわけて2種類に分類しています。 実は四つ葉が生えやすいタイプのシロツメクサと絶対的に生えないタイプのシロツメクサがあるのです。 それとここ10年くらいで確認したのですが、中間タイプのものが大都市周辺を中心に増加していますので、最近は3種類に分類しなおしました。 |
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中間タイプのものは四つ葉が不規則な確率で出ます。 あくまでも経験則なのですが、どうやら四つ葉が出るための遺伝子は、葉の形状からの観察の経験則からも劣性遺伝子のようです。 また、四つ葉の出やすいタイプのシロツメクサと全くでないタイプのシロツメクサと中間型シロツメクサそれぞれに、葉の形の遺伝もふくめると葉の形だけでも5〜7種類の特徴的なパターンが見られます。 全体で約20パターンは形状の違いが固定的に出現していると考えられますが、現実にはかなりのバリエーションが日本各地で見られます。 葉の形状については土壌の質も関わっているのではないかと思われる観察からの経験則もあります。 小原博士の研究をふまえて植物の研究者の方に本格的に研究して欲しいと思っています。 |
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以下3種類のタイプの画像を掲載しておきますが、四つ葉の出やすいタイプのシロツメクサの中にもさらに四つ葉とその上の数の葉の出やすい葉の形が存在します。 まあこれはアムランの企業秘密ということにしておきます。 |
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注 意 上記3種類の画像の説明の ・ 四つ葉非出現型シロツメクサ(斑紋明瞭型) ・ 中間型シロツメクサ(斑紋不鮮明型) ・ 四つ葉出現型シロツメクサ(無斑紋型・多葉型) の呼称はクローバー・ハンターズのコンテンツにおいて便宜的にアムランが命名して使用している用語です。 |
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アムランが実際に調べた地域 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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解 説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
首都圏は四つ葉の出やすいタイプのシロツメクサが少ない傾向です。奈良県と岩手県が比較的四つ葉のでやすいタイプのシロツメクサが多い傾向があります。次いで千葉県と長野県が比較的あるという印象です。全国的には中間型のタイプのシロツメクサが多いというのが実感です。 北海道の場合は、繁殖面積の広さで四つ葉の発現率が高くなっているような気がします。四葉の出やすいタイプのシロツメクサと出にくいタイプのシロツメクサが半々かなという感じでしたが、近年中間型タイプのシロツメクサが多くなってきています。 |
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自然の状態で一株の葉が100パーセント四つ葉だけしかでない株は存在します。場所は教えませんが、四葉を見つけた場所には継続して四つ葉が見つかりやすいために今も存在しています。ついでに一株の葉が100パーセント五つ葉だけしか出ない株と一株の葉が100パーセント六つ葉しか出ない株も見つけています。周辺にいくつか株がありましたので繁殖しています。 人工的にというか農業的に一株の葉が100パーセント四つ葉だけしかでない株の栽培生産は可能ですが、かなり難しいです。四葉の出やすい株どうしをかけあわせていけば、かなりの確率で四つ葉の発現しやすい個体は継続的に栽培可能です。実際に何人かは挑戦されている方がおられます。五つ葉に限っては種苗登録されている品種がひとつあります。四葉にはまだ品種として登録されたものはありません。 |
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2010年9月20日付けで確認 ついにギネスブックに公認されました56枚葉のクローバー! 2009年5月10日の快挙がダントツで世界一認定です! |
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小原博士御逝去のお知らせ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010年5月4日に小原博士が逝去されました、謹んで御冥福をお祈りいたします。 小原博士の論文の電子化版の配布は2009年度をもって休止させて頂いておりましたが、著作権の許諾関係が現在確認できませんので、配布再開の要望は多々ございますが、当面休止を継続させていただきます。 |
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四葉のクローバの研究者で特に有名な方はギネスブックにも掲載されている18葉を交配して作出の成功者で日本の岩手県におられます小原博士です。研究論文では遺伝的に多葉の出やすい形質があり。土壌と水分の影響が、やはり環境要因としてあるということです。 ちなみにアムランも経験的に感じていたことも実証されました。春先から主に、6月から7月にかけてが生えやすいというのも正しかったようです。真夏などの気温が暑くなると生えにくくなります。涼しい方が生えますので、気温が下がり始める8月下旬から9月も採取のチャンスの時期です。 |
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多葉クローバー情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009年5月10日付けで確認 ついに出ました56枚葉のクローバー!ダントツで世界一です やっぱり小原先生はすごい! 実のところ5月3日に33枚葉のクローバーが出たので。 ギネスブックに申請するという連絡情報は新聞発表前に牧場主の所には入っていました。 しかし、1週間で倍近い記録更新は魂消ました!流石です。 今までの20枚台や30枚台が子供ですね。 もっとも、10枚台だって大変な事ですから、20枚30枚は56枚から見たら子供かもしれませんが、誇りある数字だと思います。 ちなみに花言葉ですが、カバラとルーンと東洋の数秘学を参考にしてつけてみました。 21葉 「幸福の絶頂」 「世界が私を愛してくれる」 22葉 「長寿」 「家庭円満」 27葉 「熟練の技」 「奥義を極める」 33葉 「尽きぬ財運」 「秘宝が我が物となる」 56葉 「神々の寵愛」 「栄光への旅立ち」 |
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2006年7月1付けで確認しましたが、非公式記録では、静岡の方が20葉のクローバーを栽培成功されたということです。現在ギネス記録の申請中とのこと。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年4月の時点では22葉と23葉のさらには25葉のクローバーが見つかったという非公式の情報が入ってきています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ついにここまで来ました | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008年6月3日付けの岩手日報で小原先生が21葉のクローバー発見というニュースが掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤフーニュースなどにもカラー写真が掲載されるなど、メディアを賑わせています。18葉でもスゴイのですが21葉ですか…非公式には27葉まであったとのことです。さすが小原先生です。 ここで裏話をしますが、この情報はアムランは、ある事情で5月13日の時点で知っていました。小原先生のクローバーの研究論文の原本は北海道大学農学部にありますが、電子化版はアムランが制作して管理しています。電子化版が欲しい場合は小原先生に論文複写の許可をもらって、その許可の写しをアムラン宛に送るという手続きが必要です。 ※ 2009年3月現在、電子化版の配布は中止させていただいております。 一人栃木県の方がクローバーの研究に意欲的に取り組みたいということで、小原先生の論文複写の許可の手紙のコピーをアムランに送ってくれました。 実はその小原先生の手紙のコピーの文章のなかに小原先生自身が栽培しているクローバの中から、20葉超え30葉近い葉のクローバを見つけて驚いたという文章があったのです。 ああ流石小原先生と思いましたが、情報源は小原先生と栃木県の方の私信です。アムランにとっては電子化版の論文の提供に関する許可の審査が目的の手紙のコピーですから、この20葉以上30葉以下のクローバ発見の情報は公表できません、目的外利用ですから。 ということで、今回メディアに21葉の写真が公開されましたので、こんな裏話の公表です。 |
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後はギネスブックの記録の認定ですね。ぜひ小原先生の偉業が全世界に知れ渡り後世に残るメモリアルになってほしいものです。 2008.06.06 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
四葉の出現率の参考資料 シロツメクサの四つ葉クローバ発現率計算資料 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長年シロツメクサの四つ葉のクローバは、自然界では10万分の1の確率でしか発見できないという数値に疑問をもっていました。 アムランが独自に行っていた調査がやっとまとまりましたので報告します。 |
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※単位面積あたりのクローバの繁殖本数(株ではなく葉の数)の平均値を以下の手法で求めた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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北海道・関東・関西の6〜8月期における30地域。 100地点300ヶ所の単位面積を設定しての調査集計結果は、最小値が2341本最大値が5764本あった。 平均値が計算上は4052,5本となる。 実際には3000から4000本が単位面積あたりの繁殖数分布としては多かった。 |
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牧草地では密集して繁殖する傾向があるが、イネ科の植物に生育が阻まれて。 単位面積あたりで4000本を割り込むケースが多く見受けられ。 河川敷などでは、調査対象ヶ所ではないが、単位面積あたり2000以下の繁殖の所も数ヶ所見受けられた。 |
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計算値では単位面積あたり4000本の葉が出ている計算になるが、分布密度を考慮すると、単位面積あたり3000本が算出基準値として妥当ではないかと考えられる。 分かりやすくすると、5センチ四方あたり7,5本生えている計算になる。 |
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以上の数値を利用して計算すると、8畳間が約3メートル四方強になり、約9uになるので。 9×3000本で8畳間一間の広さだとクローバは約2万7千本生えている計算になる。 |
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・ 中間型のクローバの分布場所の17ヶ所における8畳間を単位面積として捜索範囲としたときの四つ葉の採取実績の平均値は4,5本であり。 分布場所の17ヶ所の総数459000本を77本で割ると発現率が約6000分の1であり、2u探せば1本見つけられる計算である。 |
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・ 四つ葉多発系統のクローバの分布場所8ヶ所における8畳間を単位面積として捜索範囲としたときの四つ葉の採取実績の平均値は9,5本であった。 分布場所8ヶ所の総数216000本を76本で割ると発現率は約2800分の1であり。 1u探せば1本見つけられる計算である。 |
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・ 白い筋がはっきり出ている四葉非発現系のクローバの分布場所では、31ヶ所における8畳間を単位面積として捜索範囲としたときの全ての採取合計は4本という結果なので、計算上は31ヶ所×2万7千本の81万7千本になる。 これを4本で割って発現率を求めると20万分の1と相当少なくなる。 |
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以上の計算値は30年間の採取経験における経験則上の結果とほぼ一致するので。若干の誤差はあるとは思われるが、四つ葉のクローバの平均の発現率を計算すると。四葉の採取のために調査した56ヶ所の総合計の1092000本を157本で割ると約7000分の1になるのでそうそう見つけられないものでもないと考えられるものである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
インターネットの情報や実際に四つ葉のクローバを採取する名人などに訊くと、採取にそれほど苦労していないという報告を受けることが多いので。 10万分の1という確率は少なすぎるのではないかと考えるものである。 現実に30分間に180本以上という採取記録の持ち主が存在している。 |
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一年の期間としては気温が高くなり、クローバがバテる8月は出現率が0になる場所が存在する可能性はあります。この点も考慮して3〜10月のクローバのシーズンを通しての四葉の出現率は、数値を補正して1万分の1というのが妥当な数値ではないかと考えられるものである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
補足として、発現率の悪いタイプのクローバについては見つけ辛いというのは、数値からも確認できたと考えられるものである。 また、異常に偏って四葉のクローバが生えている場所も存在するために、偏って生えている場所は除外した。 1uあたり40〜50パーセント四葉という場所が極々少数ながら存在します。 本数にして1200〜1500本も生えているわけで、このような場所で四葉のクローバーを採取しても自慢にならないわけです。 やろうと思えば30分間に1000本くらい採取することは可能だと思います。 アムランの場合は研究が目的であって、四葉のクローバで商売する気は全くありません。 商売人らしき方からこういった場所を教えろという傍若無人な内容のメールをよくいただきますが、全てお断りしております。 |
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四葉の採取条件についての補足説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・中間型17ヶ所 ・四つ葉多発系統のクローバ分布場所8ヶ所 ・四葉非発現系のクローバの分布場所では31ヶ所 |
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以上56ヶ所は調査した300ヶ所のうち中間型や四つ葉多発系統や四葉非発現系のクローバが単位面積あたり90〜100パーセントになるような地点での四葉の採取数である。 条件を均一にするために300地点のうち56地点と少なくなっている。 他の地点は3種類あるいは2種類が混合するために四葉の採取は存在しても行わなかった。 混合地点での四葉発現率はランダムであり。安定しないこともあり、資料として採用をしない事とし、平均値も算出しなかった。 |
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以上がアムランの個人的な調査による結果です。 統計学的に正規なやり方といえるかは厳しいと思いますが、単位あたりの面積に占めるおおよそのクローバの繁殖数を割り出し、30年間における四つ葉やそれ以上の多葉の採取実績から導き出した数値です。 厳密に言えば同じ日に一斉に300地点を調査し。 四つ葉あるいは多葉のクローバーも探索するという手法をとらないといけないと思いますが、いかんせん個人でやっていることなので、これが限界ですが、参考資料として報告いたします。 |
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アムラン式単位面積あたりのクローバーカウント方法図解 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用するもの ・ 2メートルの糸 ( 絹糸 or 凧糸など ) ※ 固定用具に結ぶ分やや長めにする ・ 直角三角定規 ・ 固定用具 ( ゴルフのティーや釘が便利 ) |
これはちょっと違うのでは… | |
四つ葉のクローバーいわゆるシロツメクサではないけれども、一応四つ葉として栽培され販売もされている別の植物達が存在します。区別のために資料を掲載します。 | |
クロバツメクサ | ブラッククローバーとも呼ばれて四つ葉の出現率は非常に高い(80パーセント)ですが、花は同じとはいえ、純粋なシロツメクサとは異なります。 マメ科で学名Trifolium repens var. nigricans G. Don となっておりますが、突然変異種であり。 クローバーに属する、立派な独立した別の品種と言えます。 理解して楽しむ分には購入されるのもよいと思います。ただ、真正の四葉のクローバーとして売りつけるような販売をすることは感心できないと思います。きちんと四葉が出やすい独特の品種のクローバーであるということを理解していただければよいと思います。 |
※ 最近は品質が悪いのに高価な鉢植えが出回るようになりました。 品質の優れたタイプのクロバツメクサの生産農家は岩手県の一関市に存在しますので、生産者を確認された上で購入されることをお勧めします。 |
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オキザリス | カタバミ科の植物で四葉のものと三葉のものがあります。四葉のものでオキザリス・デッペイと呼ばれる品種が四葉のクローバーと偽って販売されているケースが見受けられます。これはあくまでもカタバミ科の植物であってクローバーではありません。 |
デンジソウ | 田字草(ウォータークローバー)デンジソウ科の植物。地下茎と胞子で増えます。これはクローバーではありません。四葉の形が非常に綺麗な植物ですので、クローバーでないことを理解して購入されて鑑賞する分には楽しいと思います。 |
食用にできます |
シロツメクサとムラサキツメクサそしてレンゲソウは食べる事ができるのか? |
シロツメクサとムラサキツメクサは家畜の飼料として、レンゲは緑肥として利用される植物です。あまり食用にする方はいないと思いますが、毒はありませんので食べる事が可能です。レシピを調べてみましたので、興味のある方は試してみてください。 |
シロツメクサ 季節的には春から秋までの新しい若い葉と花を選びます。 ・葉は中鍋に塩をひとつまみ入れて熱湯でさっと湯通しして水にさらし下ごしらえする。 ・辛し和え、胡麻和え、3杯酢などの和え物にする。 ・油炒め(バター・オリーブ) ・花は炒め物にするとおいしい。 ・葉と茎を刻んで先に炒めてチャーハンの具にしてもいけます。 ・花を生のまま焼酎に漬けて花酒にしてもおいしい。 ・花と葉をよく洗ってから、生のまま衣にまぜ、天ぷらやかき揚げにしてもおいしい。 ※(参考) ヨーロッパで行われている民間療法における薬用としての処方例 薬効は 去痰・風邪・鎮静・おできや通風などの体質改善とに効果があるといわれています。 開花前のつぼみを採取して、花穂のまま日干しにする。1日の量として5〜10gを水300ccで3分の1の量で煎じて、数回に分けて服用する方法です。(薬事法がありますので、絶対効果があるとは書けませんので、実際には覚悟の上試してみてください。あくまでも民間療法です) |
ムラサキツメクサ 葉はさっと湯通ししてシロツメクサ同様に和え物。 辛し和え、胡麻和え、3杯酢など 花は甘酢漬けや炒め物で食べられる。 |
レンゲソウ 花の咲く直前のツルの先10センチを食用にする。 葉は和え物で食用できる。 さっと熱湯で湯通しして甘酢のおひたし。 花も同様に熱湯で湯通しして砂糖をまぶしても美味しい。 |
シロツメクサの品種 | |||
シロツメクサにはアムランが独自に研究している上記の分類とは別に一応品種名が確認できましたので掲載します。シロツメクサというかクローバに品種があることを知っている人はほとんどいなくて、2006年6月になりまして、「四つ葉のクローバー研究&栽培日記」(旧名 ワンルーム★ガーデニング栽培日記 )サイトの管理人様からの情報で「日本草地畜産種子協会」様のサイトで品種を確認いたしました。現在12品種の名称と大まかな事を確認しました。順次調査して紹介してまいります。 |
品種名 | 特 徴 | 繁殖範囲 | 備考 (育成場所) |
カリフォルニアラジノ | 冷涼な気候から温暖地まで広く適応する。大葉型品種 | 全国 | 米国 |
キタオオハ | 大葉型品種 | 北海道 | |
ソーニャ | 冷涼な気候に適応する。中葉型品種 | 北海道 | スウェーデン |
タホラ | 小葉型品種 | 北海道 | ニュージーランド |
ノースホワイト | 冷涼な気候から温暖地まで広く適応する。小葉型品種 | 東北以西 | 独立行政法人 農業技術研究機構東北農業研究センター (旧 農林水産省東北農業試験場) |
ケントワイルド | 小葉型品種 | 北海道 | |
フィア | 冷涼な気候から温暖地まで広く適応する。中葉型品種 | 全国 | ニュージーランド |
マキバシロ | 冷涼な気候から温暖地まで広く適応する。中葉型品種。中葉型の中では大型の品種 | 全国 | 独立行政法人 農業技術研究機構東北農業研究センター (旧 農林水産省東北農業試験場) |
ミネオオハ | 冷涼な気候に適応する。大葉型品種 | 北海道 東北高冷地 |
独立行政法人 農業技術研究機構北海道農業研究センター (旧 農林水産省北海道農業試験場) |
ラモーナ | 冷涼な気候に適応する中葉型品種 | 北海道 | スウェーデン |
リベンデル | 冷涼な気候に適応する小葉型品種 | 北海道 | デンマーク |
ルナメイ | 冷涼な気候に適応する大葉型品種 大葉型の中では小さい | 北海道 | フランス |
その他参考品種名 |
アルサイク・クローバはテトラという品種名で販売されているものがあります。 |
花ことば | |
シロツメクサ 思い出して ・ 約束 | |
四つ葉 私のものになって・幸運 | |
五つ葉 経済的繁栄 | |
六つ葉 地位と名声 | |
七つ葉 無限の幸福 | |
ムラサキツメクサ 勤勉 ・ 善良で陽気 | |
レンゲソウ 感化 ・ 私の苦しみを和らげる | |
ミニコラム 四つ葉といえば京都のタクシー会社でクローバのマークの会社があります(ヤサカタクシー)。2000台が三つ葉の絵ですが、4台だけ四つ葉の絵になっている車があります。四つ葉の絵の車をみつけるのも京都へ旅行したときの隠れた楽しみと言えるでしょう。運良く乗車できると記念乗車証がもらえます。 |
クローバといえば四つ葉が幸福の象徴ということで、探す方もけっこういると思います。ただ、やみくもに探しても時間だけ無駄にするだけです。 四葉が絶対的に生えないタイプのシロツメクサの繁殖場所で探したって無駄なわけですね。四つ葉の生えやすいタイプのシロツメクサの繁殖場所であれば、初めて四つ葉を探す方でも1時間あれば2本や3本見つけられるでしょう。さらにコツがあるわけですけれども、コツは企業秘密とします(笑)。 長年四つ葉探しといいますか、レクリエーション感覚でクローバを観察して30年以上になりますが、いろいろと面白いクローバに出会いました。 葉の形ではまさに三菱そのものとかラッパ型にハート型にミッキーマウスの頭としか思えないものなど自然の作り出す造形というものはすばらしいものがあります。 同じシロツメクサの中にも相当様々な遺伝形質があるようです。牧草として種まきもしていますが、今では本当に雑草扱いなのでハーブや野菜などのようにあまり研究されていないと思います。農学部にいけば根粒菌の研究者はいますけれども、クローバーも、もっと小原博士のような研究者がでてきてくれればいいなと思っています。けっこう遺伝子組み替えの研究の素材なんかに安価に役立つのではないかなという気もするのですけどね。 |
シロクローバのあだな |
シロクローバには「草地をさまよう植物」というあだ名があり、普通の植物にはありえないような移動が可能なのです。これは匍匐茎で違う場所にヘビのように移動できるということなのです。 これも匍匐茎が最大3メートルにも成長することが可能だからです。 驚きですよね、数年すると最初の元の個体はなくなりますが、匍匐茎で移動した先で繁殖してさらに移動しまくるそうです。種子の飛散だけで繁殖する他の植物にはマネのできない芸当ができる植物だということには改めて驚かされます。 |
四葉の研究で博士号 |
現在はかなりの高齢ですが、小原さんという岩手県の方で、四葉のクローバを30年研究して北海道大学農学部から博士号を授与されています。 ちなみにギネスブックにも掲載されている18葉のクローバを交配で育成したという記録もお持ちです。 |
研究論文は「 Trifolium repens Lにおける多葉性形質の研究 」という研究タイトルで1981年に論文審査で博士号を北海道大学農学部より授与されています。 |
この論文は、163ページに及ぶ大部です。三章にわけてシロクローバの多葉の遺伝的な事や牧草としての栄養価についての研究となっています。 論文は製本されて北海道大学農学部資料室で閲覧とコピーが可能です。 北海道大学には電子化版はありませんので小原博士に許可いただきコピーするしかありません。 ※小原博士逝去のため、コピーに関する許可は各自で北海道大学農学部資料室と相談する必要がありますので、各個人で確認をお願いいたします。 |
四葉関連リンク集 | |
四つ葉のクローバーの情報というよりも。四葉と幸せをモチーフにした夢と詩と乙女心満載の愛らしい小説が心を和ませてくれる、オアシスのようなサイトです。 | |
可愛らしいわんこのマスコットの紹介もありますが、四葉のクローバー研究と栽培情報を中心として、ハーブのガーデニング情報も詳しく、ブログサイトとは思えないほど充実しています。サイト名が「ワンルーム★ガーデニング栽培日記」から「四つ葉のクローバー研究&栽培日記」に変更になりました。 | |
四葉のクローバーだけではありませんが、様々な面白い植物の写真を掲載しておられるサイトです。特にクローバーの写真は日本で1番充実しているサイトですので必見です。 | |
地震と環境保護の部屋 | 四葉に関する記事と資料もありますが、地震に対しての事前の心構えや避難する際の非常持ち出し品リスト、地震が発生した時の対処方法、また身近にあった動植物の突然変異の事例を中心に紹介している非常時のお役立ち資料とガーデニング情報などによる心の癒しを与えてくれる個人サイト様です。 |